こだわりのいっぴん

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両刃鋸のページ

幻の「名工の両刃鋸」をご紹介します。

                         20/04/03 伊之助系の深沢達次に特別サイズ品をアップしました。
                         20/05/17 伊三郎9寸が新入荷、尺1も余分に在庫になりました。
                         20/09/06 山口介左衛門8寸、9寸が新入荷しました。
                         21/05/15 山口介左衛門9寸が未だありますし、大場正一郎8寸、9寸、尺1が在庫になっています。
三条には目立て職人さかんがおられます。
再目立てをご希望の場合は2100円でさせて頂きます。
(返送時の送料は代金合計5250円以上なら当社負担です)
鋸お買上時の本目立ては1575円でさせて頂きます。


日本古来の永い歴史のある両刃鋸が見向きもされない現状をとても残念に感じていました。
ある時、アメリカで日本の工法で建築関係の仕事をしておられるアメリカ人の大工さんから、大鉋のご注文を頂いた折、一緒に両刃鋸の8、9、尺、尺1を各一枚づつご注文頂きました。
今までも、両刃鋸を使っておられて、自分で目立をしているとのことでした。

左の写真は昨年、鉋台打ち屋さんの猪本さんがアメリカへ行かれた折に、撮って来られた彼の写真です。(写真をクリックすると拡大写真をご覧頂けます)

両刃鋸が、却って、アメリカ人の大工さんに珍重されている姿を見て、感動を覚えた次第です。
昔の両刃鋸は、確かに合板などを切れば、切れ味は刃先を硬くした替刃式にかないませんが、在来工法の木造建築なら大工さんも、主に天然の木材で仕事をされるはづですから、もっと、日本で独自の発達を遂げた両刃鋸が使われても良いのではないかと、何時も思っていました。

縁あって、入手した両刃鋸をこのページにご紹介したところ、沢山の方々からお問い合わせを頂き、またお買い上げを頂いており、意を同じくする大工さんがおられることに喜んでいます。



三条の両刃鋸
私は、昭和30年代の初め頃に会社に入りましたが、当時、三条の鍛冶屋さんの中で一大勢力を成していたのが両刃鋸の職人さん達でした。

その鋸鍛冶の中では深沢伊之助が一番有名で、なにしろ七代続く名門ですから、恐らく鋸業界では一番伝統のある家系ではないかと想像しています。 まだ、両刃鋸が全盛の昭和40年代には深沢を名乗る一族だけでも定次、源次、清吉、寅次郎、勝次、達次などの著名工がおられ、深沢一族ではなくても弟子筋で人気のある方では渋木貞五郎、渋木貞助、永桶深水などの他沢山の方々がおられました。
ただ、この一派は伊之助を頂点としていたために、宗家の伊之助より高い価格を超えることはなく、あくまでも伊之助が大親方ですから、常に伊之助が一番高い価格を設定しておられたようです。

三条鋸の1、伊之助系列の鋸
ここでは、中屋伊之助を頂点とする深沢系列の方々の作品をご紹介します。(他の作品も順次ご紹介します)

次の写真をクリックすると各鋸の説明と拡大写真を御覧頂けます。
中屋伊之助両刃鋸
全サイズ
中元定次両刃鋸
尺1
中川源次両刃鋸
尺・尺1
深沢清吉両刃鋸
快速9寸
深沢達次両刃鋸
全サイズ

中屋深水両刃鋸
全サイズ
中屋米三郎両刃鋸
売り切れ
深沢勝次両刃鋸
売り切れ


三条の鋸の2、伊之助系以外の高級鋸
伊之助系が全盛を極めていた時に、伊之助より高い値を付けておられた別の系統の職人さんが私の知る限り4人おられました。 それが山口介左衛門、五十嵐万吉、大場正一郎、佐藤長一郎でした。

次は、この四人の方の作品です。

次の写真をクリックすると全鋸の説明と拡大写真を御覧頂けます。
佐藤長一郎両刃鋸
9寸・尺・尺1
中屋万吉両刃鋸
9寸・尺
大場正一郎両刃鋸
8寸・尺・尺1
山口介左衛門両刃鋸
9寸


伊之助系以外のその他の高級鋸
上の四人の他にも別の伝統ある系列の職人さんがおられますのでここでご紹介します。

三代鉄心両刃鋸
9寸・尺・尺1
中屋伊三郎両刃鋸
9寸・尺1


越後の三条以外の、主に脇の町と小千谷の鋸・
新潟には鋸の産地として三条以外に柏崎、小千谷、脇の町などがありましたが、私が店に入った頃には脇の町に沢山の職人さんがおられましたが、他では、小千谷の中屋力蔵さんだけだったようです。

それらの作品を次にご紹介します。

次の写真をクリックすると各鋸の説明と拡大写真を御覧頂けます。
中屋庄兵衛両刃鋸
尺・尺1
中屋庄五郎両刃鋸
全サイズ
中屋竹二郎両刃鋸
尺1
中屋力蔵両刃鋸
9寸・尺・尺1
中屋庄三郎
売り切れ


信州の諏訪鋸
全国的に知られた鋸の産地は新潟の三条、兵庫の三木が有名でしたが、他にも新潟の脇野町、長野の諏訪などがありました。
長野県茅野市を中心にした鋸が諏訪鋸として知られていました。
次ぎは茅野市が鋸を特産品として紹介しているページです。最盛期には沢山の鋸職人さんがおられたことが解ります。こちらからお入り下さい。

鋸の材料は長い間、日立製作所で鋸専用に造られた安来鋼「黄鋸」が最良と思われていましたが、後に、「白紙2号」の方が、鑢付がよく、粘りがあって良いことが知られるようになります。
順次、白紙が使われるようになりますが、諏訪では逸早く白紙を使ったこと、使いやすい良い目立てをして出荷したことで人気を得ていたようです。

三条と三木は産地問屋が沢山あったことから全国に宣伝が行き渡って、有名品は値段が高くなっていましたが、脇野町、諏訪の製品は流通面で後手に廻ったせいもあり、品質の割りに値段が安かったように感じています。
技術的には、チャック研磨機の導入、自動目立て機の導入などは変わりなく、却って脇野町、諏訪の方が先行したところがあったようです。

当時は、鍛冶屋目の鋸を街の目立て屋さんが本目立てをして販売していましたので、新品で良い目立てをしてあることが販売店で人気を得るのですが、その点でも諏訪鋸が先行したように思います。
(当時の三条の職人は鋸を入念に作ることに注力しましたが、目立ては目立て職人に下請けさせるだけで品質については責任を持たなかったものです)

諏訪鋸の外観上の特徴は、板に火色を付けない白板のままであること、恐らく工程を合理化するためと思いますが早くから銘をスクリーン印刷にしていたこと、銘は三条の中屋とか、播州の宮野などの定形がなく、普通の姓を使っていることです。

産業文化史「鋸」(平沢一雄著)に諏訪の鋸鍛冶の名簿と系譜がありましたので引用させて頂きます。
そこに昭和4年現在の「諏訪特産鋸製造人名簿」があり、その筆頭に長田伊勢吉が載っています。この写真は古いので破れていて見難いのですが、ここからご覧頂けます。
次ぎは、これを清書して見易くしたページで伊勢吉、春永など名前が載っています。ここからお入り下さい。

次の商品はいずれも新品未使用品で販売出来ます。

次の写真をクリックすると各鋸の説明ページを御覧頂けます。
伊勢吉両刃鋸
売り切れ
五味春永
売り切れ

次の商品は枚数が少ないので価格などを直接表示しました。
桐か全籐巻きかの柄をお付けしますのでご希望をお申し付け下さい。

クリックすると拡大写真をご覧になれます。
富士製鋸両刃鋸
8寸・9寸
久保田由乃里両刃鋸
9寸
4200円
伊藤與八両刃鋸
9寸
6300円
真藤勝雄両刃鋸
9寸
6300円


播州三木の両刃鋸
三木は三条と並ぶ大工道具の産地ですが、私の出張先が昔から関西でしたので三木製品を売る訳にはいかず、三条製品を主に販売して来ました。
両刃鋸の売れ残りを探していたところ、販売店さんは両方を販売しておられましたので、三木の両刃鋸もいろいろと仕入れることになりました。
銘柄は沢山ありますので順次アップして行く予定です。
次の商品はいずれも新品未使用品で、道具専門だった小売店さん、問屋さんから仕入れしたものです。
今造ったらとてもこの価格には出来ませんので、いずれも在庫があるだけです。

次の写真をクリックすると説明ページを御覧頂けます。
小山鶴吉両刃鋸
無銘尺
広田仲蔵両刃鋸
9寸・尺
村上信太郎両刃鋸
9寸
吉岡房光両刃鋸
尺1
渋谷昌男
売り切れ
宮野平次郎
売り切れ
光川順太郎
売り切れ


特別奉価格両刃鋸
次の商品はいずれも新品未使用品で問屋さんから購入したものです。
全て特別価格で販売致します。
サイズによっては枚数がありますので、ご希望の品、ご希望の数量をお問い合わせ下さい。
今造ったらとてもこの価格には出来ませんので、いずれも在庫があるだけです。

次の写真をクリックすると各鋸の説明ページを御覧頂けます。
中屋政之助両刃鋸
尺1
中屋利春両刃鋸
8寸
中屋利光両刃鋸
8寸・9寸・尺1
近藤義光両刃鋸
9寸・尺・尺1

文殊四郎兼定両刃鋸
9寸両横
中屋藤助両刃鋸
8寸・9寸・尺
中屋英吉両刃鋸
8寸・9寸
中屋哲造両刃鋸
売り切れ
鷲北竜次郎
8寸


両刃鋸その2 特別奉価格期間限定しばらく続けます。
前にご紹介したことがありますが、三条のある大手の問屋さんに「お宅は昔、大工道具の専門問屋さんだったんですが、昔の大工用の両刃鋸をお持ちではありませんか?」とお尋ねしたら、「ありますよ。」と言われて、後に奥様から各サイズ200枚くらいはあるとご返事がありました。

それを全て購入させて頂きました。

この問屋さんは販売店さんへの卸はもちろんですが、地方の問屋さんへも大卸をしておられましたので、お得意さんのご指定の銘を切って販売しておられたため、銘を切らないで在庫をしておられた品が多く、購入した中にも無銘の鋸がたくさんありました。
包装した新聞紙の日付は昭和46、47年あたりが一番多く、配達でお出でになった社員の方は、私が35年勤続ですから会社では一番古いんですが、両刃鋸はあんまり売った覚えがない、と言っておられました。

製作した職人さんの名前をお尋ねしましたが、何しろ昔のことなので解らないとのでした。ただ、全て本職用として製作された製品です。

次ぎが当社の倉庫の包装したままの無銘の両刃鋸の一部です。この手前に8寸、9寸があります。
この度、それらを特別価格で販売します。
替刃式の両刃鋸と比較しても価値のある価格に設定した積りです。
商品は未使用品ですが、わずかな錆がある場合があります。

値段は次ぎのようです。
サイズ 販売価格
8寸   2310円
9寸   2100円
尺    2100円
尺一  2100円
全て桐柄をお付けします。
本目立てになっていませんのでご希望でしたら1575円で本目立てを致します。
ご希望でしたら、+150円でご希望の銘を切らせて頂きます。
なお、送料は840円掛りますが、合計金額が5250円以上なら当社で負担します。
代引きをご希望の場合は1万未満+315円、1〜3万まで+420円、3〜10万まで+630円です。

次ぎは本目立の拡大写真です。横引きで上が8寸、下が尺1で大体同じ縮尺です。鑢で擦った返りが解ると思います。

大工さんから買い戻した1丁物目立て済み古鋸

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