三河高浜 おまんと祭り  
   

  10月第一土曜日曜に「おまんと祭り」という秋祭りが行われます。
約200年の伝統をもつと言われている駆け馬奉納行事です。
 
円周約100mの柵の中(馬場)を馬が走り、
疾走する馬に若衆が掴まり、共に走るのです。
似たようなお祭りは周辺地域に幾つもあり、
由来についても諸説ありますが、
高浜では
「雨乞いの為に神社に奉納する」と、いうのが一般的なようです。
実際、二日間のうち、どちらかで雨が降る事も多いですね。
 
「馬と一緒に走る」
走ってる馬を手の届く場所で見たことがありますか?
速い馬は1周を10秒切って走る。
つまり時速約40kmで駆けているのです。
毎年、捻挫や骨折する人は、当たり前の様に出て、時には意識を失う人もある…
神社の駐車場には常に救急車が待機。 (下の動画は2004年10月 雨)
そんな危険なお祭りでもあります。  (動画T WindowsMediaPlayer   (動画U WindowsMediaPlayer
       (ちょっと重い動画V WindowsMediaPlayer   (重い動画W WindowsMediaPlayer再生開始までに少し時間が掛かります
    
乗馬ズボン(白)に、「どんぶり」と呼ばれる前掛け、
神馬は走りません。
市内にある7町内が、順番に神馬を引き受けます。
神馬を受ける町内が祭りの総責任取締り方。
とても大変ですが、名誉であり、晴れ舞台です。
法被に、手拭い鉢巻、地下足袋に草鞋。
独特のお祭り姿になった若衆、子供達は、みんなカッコいい。
 
原則として、女性は参加できませんが、
最近、小学生に限って、女の子も馬場に入り、
祭りに参加する事が許されるようになりました。
 
 
大人が相手をする馬達の中には
元競馬馬だったヤツもいて、恐ろしく速い。
しかし、より速い馬に掴まることが、彼らの血を沸き立たせるようです。
柵に登って観ている側も、馬の跳ね上げる土で、泥まみれ土まみれになることも。

 
子供達の相手は「ポニー」
でも子供にしてみたら、自分が必死に走って、
丁度いい相手なのです。
しかし「ポニー」侮ってはいけません。
足を踏まれる事もあります。
足袋なので、爪が割れることも。
 
出番を待つ馬たち。二十頭ほどいます
少年の部も小学生高学年は、
大人のサポートなしで、
少し速い馬に掴まります。
 
 
 

  お囃子は「ちゃらぽこ」(WindowsMediaPlayer 音のみといいます。
「チャラポコ、チャラポコ、チャンチャンチャラポコ♪」
「魔よけ」なのだそうです。 ・神楽殿では、巫女さんも舞います。
神社は二つあって、「八剣社」「春日神社」
その為にお祭りも2日間行なわれ、お囃子も二つあります。
 
朝、神社に入ってきたところ。
 最初の鳥居をくぐり、次の鳥居までの参道を
 子供達が一斉に走る町内も。
お祭りの始まりは、朝一番の「出(で)」。
神主を先頭に
「お囃子」「神馬」と続き、各町内ごとに数頭の馬と、
祭りに参加する若衆、子供達が
「下(しも)」と呼ばれる旧八剣社跡から、
4Kmほどの道のりを歩いて、
祭りの行なわれる神社に入ります。
各町内ごとに神社内にテントを張り、陣営を組み、
いよいよ祭りが始まります。
 
沸き立つ祭りは1日中続き…
 
日も落ちた頃、終焉を迎えます。
「で」と同じように、
「お囃子」「神馬」そして、
各町内ごとに馬と祭り人達が神社をあとにします。
 
これを「ひけ」といい
「ひけのうた(歌詞)」を大声で唄いながら
「下の神社」(旧八剣社)を目指します。
もう、大人達はすっかり酔っ払って、
大人も子供も肩を組み合い、
お互いの健闘を称えあっているかのようです。
「ひけ」(WindowsMediaPlayer 音のみ
 
祭りの後の、もの悲しい気分になってしまう時間です。
 
 

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