銃の基礎知識

※最終更新日・2004年6月15日


※以下の文章は「GUNSLINGER GIRL(以下ガンスリ)は好きだが、銃に関する知識はほとんど無い」とゆう方の為に、「ガンスリ

を読むようになってから銃の事を調べた銃初心者」の当HP管理人(苦笑)が銃についての基礎知識を書いた文章です。そのため、自

分が理解しきれていない事柄(下記の「銃の分類」はかなり大雑把なものになっております)やガンスリを読む上で必要ないと思われ

る知識(リロード弾・アンビセイフティ・シングルカーラムとダブルカーラム等。必要ないと思ったので「オートマチック拳銃は、スライドを

引くと撃鉄が起きる」とゆう基本的な事すら一切説明してません)については触れておりませんので、あしからずご了承下さい。

項目

その1・銃の種類

その2・弾薬とオートマチック拳銃について

その3・弾薬のサイズ

その4・ホローポイント弾

その5・ショットガンの弾薬


その1・銃の種類について

大きく分けると、銃には「リボルバー拳銃」「オートマチック拳銃」「マシンガン」「ショットガン」「ライフル銃」の五種類があります。


リボルバー拳銃は日本語で「輪胴式拳銃」もしくは「回転式拳銃」と呼ばれている銃で、「輪胴」(cylinder)と呼ばれる円筒形の部品

の中に弾をこめて使用します(ガンスリでは、単行本第2巻・99ページ1コマ目に登場しています)。リボルバー拳銃は、サイレンサー

(消音装置/silencer)を付ける事ができないため、社会福祉公社のような諜報機関で使用される事はなく、ガンスリでは一番登場頻

度の少ない銃です。


オートマチック拳銃は、弾丸を発射すると自動的に給弾と排莢(どちらも後述)を行い、連続して射撃を行う事ができる銃です。(シン

グルアクションとゆう形式のリボルバー拳銃は、引き金を引く以外に撃鉄とゆう部品を操作せねば弾丸を発射することができず、古い

ライフル銃は、給弾や排莢を自分で行わなければ弾丸を発射できない)。リボルバーとは逆にガンスリで最も多く使用される銃です。

※そのため、次の項目ではオートマチック拳銃の仕組みを説明しております。マシンガンもショットガンもライフル銃も、おおよそ(※あ

くまで『おおよそ
』)オートマチック拳銃と同じ仕組みで動いているので、オートマチック拳銃の仕組みが理解できれば、ガンスリを読

むのに不自由はしないと思います。どうか次の項目もご覧になって下さい。


マシンガンは日本語で「機関銃」と呼ばれており、フル・オートマチックで連射できる銃の事を指します。一発撃つごとに一回ずつ引き

金を引かねばならないオートマチック拳銃とは違い、マシンガンは引き金を引き続けているだけで、自動的に弾を発射し続けてくれる

威力の高い銃です。機関銃には重機関銃(heavy machine gun。車両や航空機に搭載したり、陣地に設置して、2〜3人で使用

する。使用する弾丸はライフル弾)、軽機関銃(light machine gun。1人でも使用可能な機関銃。使用する弾丸はライフル弾)、短

機関銃(sub machine gun。軽機関銃よりも小型で、小さなものは「大きな拳銃」と同じ程度の大きさしかない。使用する弾丸は

拳銃弾)の三種類がありますが、ガンスリで一番使用率が高いのは短機関銃です。※重、軽、短、以外にも「多用途(汎用)機関銃」

とゆう分類があるが、これは文字通り「多数の用途に使用できる機関銃」の意味であって、先の3つの分類とは直接関係はない。

ガンスリでは第1話でヘンリエッタが短機関銃を使用しており、その威力の高さをまざまざと見せつけてくれます。


ショットガンは日本語で「散弾銃」と呼ばれており、散弾と呼ばれる鉛の玉を一度に複数発射する事ができます(鹿撃ち用の散弾の

場合、9.14mmの散弾なら8〜10発、6.10mmなら27〜34発)。散弾はクラッカーのような感じで発射されるため命中率は高

いのですが、射程が短いため長距離射撃には向かず、至近距離で威力を発揮する銃です。ガンスリではトリエラがショットガンを使

用しています(2004年6月現在、発砲したのは第15話のみ)。


ライフル銃は非常に長い銃身(弾丸が発射される筒。詳しくは下図を参照)を持った銃で、この5種類の分類の中では最も威力と命

中率の高い銃です(銃身が長ければ @旋条を他の銃より長く彫ることができる(旋条/rifling=弾丸に直進性を与えるため、銃身

内に斜めに彫られた直線の溝) A他の銃に比べ、使用する弾薬の薬莢を長く太くできるため、発射薬の量を増やせる(=威力を増

やせる。弾薬、薬莢、発射薬については後述)。しかし、大きくてかさばるため隠密行動には向かず、ガンスリでは主に狙撃の際に

使われます。


その2・弾薬とオートマチック拳銃について

銃の出てくるドラマや漫画では「タマが足に当たった」とか「タマがきれた」などといいますが、一般的に「タマ」と呼ばれるモノは

詳しく説明すると、以下のような構造をしています。

雷管は衝撃を受けると爆発するようになっており、その爆発により発射薬が燃焼、その燃焼により発生したガスの圧力で弾丸が飛

び、当たった相手を傷つける事ができます。

弾丸を発射するためには、まず「弾倉」(magazine・単行本第一巻表紙、ヘンリエッタの左脇の下にあるものがそうです)に弾薬を

込め、それを「グリップ」(銃の取っ手の部分。銃把/grip)内に挿入しなければなりません。

その状態で「スライド」(遊底/slide)を後ろに引くと、弾薬が弾倉内のバネにより上に押し上げられるので、引っ張ったスライドを元の

位置に戻せば
(リコイルスプリングの力により、スライドは自動的に元の位置に戻ります)弾薬は自動的に「薬室」(chamber)に「給

弾」(feed)されます。
その状態で「トリガー」(引き金/trigger)を引くと、「撃鉄」(hammer)が「撃針」(firing pin)を打ち、さらにそ

の撃針が弾薬の雷管を打ち、弾丸が発射されるのです。



※なお、ストライカー方式の銃(グロック、ワルサーP99等)の場合は、ストライカー(striker)というスライド内部に組み込まれた金属

棒が撃鉄と撃針の機能を果たすため、撃鉄はありません。


弾丸を発射した後は「発射の反動の制御」(弾丸を射出したのと同等の力が逆方向にもかかる)「空の薬莢の排出」「弾薬の補給」

が問題になりますが、まず、発射の反動はスライドを後ろに引っぱる力に利用する事でこれを相殺します。そして後ろに引っ張られた

スライドは、空薬莢を排莢口(単行本第一巻67ページ、5コマ目のスライドに開いている穴がそうです)から排出し、さらに弾倉から

押し上げられた弾薬を再び薬室に装填します。こうした仕掛けにより、オートマチック拳銃は弾薬が弾倉にある限り、弾丸を発射し続

ける事ができるのです。

その3・弾薬のサイズ

第四話で「砕けた9mmの弾片が〜」とゆう台詞が出てきますが、軍用の弾薬は「口径(銃口の直径)×薬莢の長さ」で種類を表し

ます。拳銃の口径は


0.22インチ(5.56mm)  0.25インチ(6.35mm)   0.30インチ(7.62mm)  0.32インチ(7.65mm)


0.357インチ(※9mmだが、通常はmmで表示しない)  0.38インチ(9mm)      0.40インチ(10mm) 


0.41インチ(※10mmだが、通常はmmで表示しない)  0.44インチ(11.7mm)  0.45インチ(11.43mm)


0.454インチ(※11.53mmだが、通常はmmで表示しない) 0.50インチ(12.7mm)


等の種類があり、日本語では「二十二口径」「二十五口径」と表現したりします。

ちなみに、一部の口径のインチとmmが一致してませんが(0.38インチは9.65mm、0.32インチは8.12mm等)これは拳銃

弾とライフル弾の混同を避けるため、わざとこうしてあるそうです。


その4・ホローポイント弾

弾丸の形状はラウンドノーズ(roundnose)と呼ばれる、先端が丸いものが一般的ですが、それ以外にはホローポイント(hollow-

point)と呼ばれる形状のものがあります。ホローポイント弾の先端は凹型ないし、くさび型にえぐられた形をしており、人体に入ると

押し潰され、むいたバナナの皮のように広がるため、筋肉や神経組織に大きな痛手を与える事ができます。しかし、当然ながら他

の弾丸より貫通力が劣るので、状況に応じて使い分けが必要です。公社の人間は、防弾チョッキを着込んで重武装したテロリストを

相手にする機会はあまりないでしょうから、ホローポイント弾の使用率はかなり高いと思われます。


その5・ショットガンの弾薬

「銃の種類について」の項目で「ショットガンは散弾と呼ばれる鉛の弾を一度に複数発射する」と書きましたが、ショットガンの弾薬の

構造は下の図のようになっています。(なお、薬莢の上部の先端は内側に折り曲げられており、内側から衝撃を加えられない限り外

側に開く事はありません)

撃針が雷管を撃つと、発射薬の燃焼エネルギーがワッズに圧力をかけ、ワッズの中に入っている散弾は外に押し出されます。その

後で散弾が広範囲に飛び散り敵を撃つ仕組みになっています。なお、散弾の拡散の度合いは、銃身をどれだけ絞る(choke)かで決

定できるので、用途に応じて絞り具合を変える事が必要です。



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