| Wed-7th-Sept-2005 「Water」 とっても油断していたところにいきなり断水が来た。しばらくきてなかったからなぁ、かなり堪えたよ。最近は、草原でぞうさんが水浴びをするがごとく、仕事からかえっちゃバシャバシャ、寝る前にバシャバシャ、朝起きたらバシャバシャと行水を繰り返していたのに、バシャバシャがベタベタへと変わった。慣れとは怖いもんだね。頻繁に断水してた時期は、「またか」くらいにしか思わなかったけど、ま、今もそうなんだけど、しばらく順調に出てると水が出ているのが当たり前みたいになってしまうんだな。で、止まった時何がつらいって、「今夜あたりおそらく復活するだろ」「いや、また一週間くらい止まってたら最悪」という未来に対する恐怖と戦うことです。あ、因みに、水洗トイレはいちいちタンクに水貯めて流すよりも、バケツから直接流したほうが随分節水できます。コツをつかめばなお少量ですむ。豆知識まで。 Thu-8th-Sept-2005 「読書」 最近、ジャマイカももう遊び尽くしたからというわけでもないが、読書にハマっている。ドミに上がるたびに何冊も借りてきては、また返すので、首都に行く時の俺の鞄は毎回重い。ミステリーとか推理小説以外の本は読み終わる度に「ほぅ」「なるほど」とかいちいち感心している。感想文すら書きたい勢いである。感想文で思い出したが、サラリーマン時代、上司が、昇進試験の為に指定の本を読んで感想文を書かなければならないが、本に対する文句しか浮かばんと嘆いていた。仕事では厳しいがざっくばらんな方で、「どうすりゃいい?」と僕に聞かれたので、生意気にも感想文の書き方を講釈した記憶がある。簡単なんです。とにかく本や筆者を褒めて褒めて褒め倒すんです。でも「ここがすばらしい」とか「こういう考え方は僕にはできない」とかじゃなくて、なんでそう思うかとか、自分のエピソードを引っ張り出してきてそれと比較したときにすばらしいとか、一端軽く否定しておいて最後で持ち上げるとか。。とにかくそんな感じ。小説の最後の「解説」とか見てるとさすがだね。俺も小学校の時に知ってりゃ8月31日あんなに苦労しなかったのに・・・ 先日、ジャマイカの労働党による、公共料金値上げに反対するデモが全国で行われた。危険回避の為に我々は丸一日外出禁止だったので、俺は朝から晩まで尻が痛くなるのも忘れて本を読み漁っていた。一度読み出したら止まんなくなるんだよな、学術書以外は。そこで、この読書に対する集中力を利用しない手は無いと、ついでに英語の勉強もしてしまおうと、禁断の英語小説へと導かれていった訳である。なんで禁断なのかというと、これでも文系のはしくれですから、過去に幾度と無く英語の小説に手を伸ばしたわけです。(あくまで小説までで、論文なんぞ読んだことはない)しかし、その度に10ページも進まぬ時点で匙を投げ、反省無きまままた新たな本を買うという愚かな行為を繰り返して今日に至る。やさしそうだと手にした「グリム童話」でさえその愚行の犠牲となった。だが、今回は俺にも攻略の為の秘策がある。 秘策その1、会話文の多い本を選ぶ。 これなら英文が難解ではないし、会話自体も実生活で役に立つ。これを元に今回セレクトしたのはバットマン・ビギンズ(原書)。旬でしょ!?映画はまだ見てないけど。 秘策その2、読む時には絶対辞書を使わない。 今までの敗因はここにある。いちいち辞書を使うと面倒で読むのを止めてしまうのだ。今までもなるべく辞書は使わないようにしてきたのだが、それはそれで本の内容がわからなくなって結局読めん。ただ、今回は意気込みが違う。諦めとも言うべきか。知らない単語は知らないままに、意味の通じない英文は通じないままにとにかく通読しようと決意している。最終的に本の内容がわからんという時には何度でも通読すればいい。かくして俺と英書の戦いが始まり、早一週間が過ぎたのであるが、栞は4ページ目から動く気配は無い。 あぁバットマンよ、お前はどうしてバットマンなのか。映画見ちまうか・・・ ![]() Fri-9th-Sept-2005 「食うか」 久しぶりにフェイおばさんとこに立寄った。マイアミに住む娘さんの所から帰ってきてすぐに転んで足骨折しちゃってるんで、お見舞いも兼ねて。クラッカーにバター塗って食ってた。「出歩けなくて暇でしょ、毎日何してんの?」って聞いたら、TV見て、寝て、たまに下降りて店番して・・・って「食べて」が抜けてるぞ。「See me, See me」と言っては(Look at meだろという文法的解釈はジャマイカじゃ無きに等しいから)でっぷりした腹をさすっているが、気にしている割には行くといつも何か食べている。今回の療養でウェイトオーバーは必至ですから。そろそろ本気で健康のことを考えたほうがいいよ。 Sun-11th-Sept-2005 「プライド考」 生きていく上で、安っぽいプライドなど屁の役にも立たない。安穏とした学生時代を経て社会に出た時、僕等はそれを嫌というほど叩きつぶされたことによって、一番目をそらしたかった自分と真摯に向き合い、初めて純粋に目標を追うことができるようになったのだ。でも、それもまた十分ではなかったのかも知れないと思い始めている。グローバル化と言われながら、それでも日々は日本という狭い戦場を舞台として流れていく。その舞台の上でしか、プライドを壊しきれていなかったんじゃないだろうかと。日本を出た時から少しづつ、それに気付き始めていた。日本に比べたらちっぽけな国土、人口、経済力しかない国に来ただけなのに、なんだか世界と言う舞台の上で、まだ安っぽいプライドをぶら下げている自分を発見したような気がする。「僕は僕だ」確固たる自分を持つことは大切なことではあるが、少なからずそこにはプライドが存在して、自我に固執する自分に正当な理由をつけては自分の弱き部分を隠そうとする行為の手助けをしているのである。そこで、僕はまたこのプライドを壊す作業をしなければならなくなった。初めて社会に出たときは、社会がそれをしてくれたわけだが、おそらくそういう風土が日本にはできているのだろう。日本から出てしまえば、どこにもそれをしてくれる環境はない。ここで僕はプライドを人生においてマイナスの要素として捉えており、プラスになるプライドというものは、僕の中には存在しない。ただ、生きているとどうしても自分に固執しなければいけない場面が間々あることも事実。それを助けるものは、プライドではない。「意地」である。「意地でも」僕の好きな言葉の一つである。 と、真面目なこと書いてみたんだけど、そんなこととは全然関係無しに、今日サーカス見てきました。我が街モンテゴベイにサーカスの一団が来ていて、海岸沿いの広場にテント張っていた。大混雑だったんでこりゃ見るしかないだろうと。俺の記憶が確かならばサーカス見るのはこれが生まれて初めてではなかろうかと。いやーめちゃくちゃ面白かったよ。ピエロと観客の寸劇とか曲芸とか、ホワイトタイガーも見るの初めてだったし。奮発してリングサイド席取ったのが良かった。目の前でタイガーくんがう○こしておりましたが・・・ ![]() Tue-13th-Sept-2005 「学校」 久しぶりの出張修理です。今回は迎えもすっぽかされずにきっちり9時にオフィスを出発できた。だいぶパソコンほったらかしにしていたようで、7台あるうちすべて動かないという状況。その場で修理できたのは1台、後は部品待ちと持ち帰り。小学1年生のクラスに行ったらみんなかわいいのなぁ。こっちは9月から学校スタートだから入学したてなんだろう。黒板に宿題が書いてありました。 My father working. さあ、下線に何入れましょう?まあ上に「is」って答え書いてあったんだけどもね。一年生だから、書き方の練習かね。 ![]() Sat-17th-Sept-2005 「痛い」 マーケットに行った。やっぱり土曜の街は活気付いていていい。歩いているだけで楽しい。果物買いに行ったんだけど、「シーズン過ぎたら食えないなぁ、しかも二度と食えないかも」と思うと、あれもこれもって買い漁ってしまうんだわ。アボガドもいい果肉を付けている。パパイヤと見紛う程である。締めにスーパーでラム酒を買おうとしたんだけどね、防犯対策で小分けにしてた現金J$1,000(約2,000円)がないんだよね。落としたっぽい。かなりへこむ。無くしたのもショックだが、せっかく小さく折って隠すようにポケットに入れたのに俺からも隠れやがった。防犯の意味ない。 ![]() Tue-20th-Sept-2005 「Pear」 Pearというとジャマイカではアボガドのことを指します。じゃ、洋ナシはなんて言うんだろ?ま、とにかく、このPearが美味いわけで、食いしん坊の俺でも2回に分けないと一個食べられないくらい大きい。マーケットでは100円くらいで買える。うちの貴重な練りわさびももっぱらこれと豆腐を食うのに使われている。と、冷蔵庫の練りわさびを眺めていると、その横に未だ使われていないチューブの品が、寂しげな視線を僕に送っているのに気付いた。「練り梅」です。はて、こいつはどうやって使うのか?和えるのか?何と?山芋くらいしか思いつかないが、ジャマイカにある山芋風味の白ヤム芋を、生で食う自信はまだない。 話は変わって、午後Mr.ラドックと来週に迫ったワークショップの打ち合わせをした。着々と話は進んでいるのだが、話ばかり進むのがこの国の常なのか、準備が追いついていない。会場、ヤバイじゃん、他のワークショップとバッティングしてんじゃん!講師依頼する先生、え?まだ話通してないの?行こう、今すぐ話しに行こう!ってな感じで、急に(やっぱり)バタバタしてしまっている。結局現地の人に運営任せるっつっても細かいところは俺が動かないとならないんだなぁ。みんなメインの仕事別に持っているから、どうしても動きが鈍る。っつーかそもそもそこには給料に対する責任や義務が伴わないから。やっぱり専属のテクニシャンが必要だよ。そしたら一緒に仕事して技術移転らしきこともできていくだろう。俺帰ったらまた元に戻っちゃうよ。そういうこともあって、今ワークショップとは別に、このワークショップしたり修理したりする専属のスタッフを確保する手段をネチネチと考えております。 Tue-23th-Sept-2005 「水にまつわる小話」 人物:Mr.ハミルトン=うちの大学のお抱え修理人 以前、俺の部屋のシャワーの蛇口が老朽化していて、水が垂れ流しになっていることを書いたと思うが、実はめでたく本日それが直ったのである。足掛け一年、今まではバケツにたまった水を手桶で浴びていたのだが、やっと快適なシャワーを浴びる日が来た。ここまで延びたのは、Mr.ハミルトンのおやじの怠惰(頼んでも来ない)と俺の怠惰(ま、いいか。水道代払ってないし)のなせる業であろう。しかし残り半年くらいはちゃんとシャワー使いたいとも思って重い腰を上げたのである。 どうせ頼んでも来ないので、自分で直すつもりで動いていたのだが、おやじが明日なら来れると言うので、午前中ずぅーっと待ってた。「やっぱり来ないか・・・」さほど期待もしてなかったわけだが、家を出るときセキュリティと話していたら「ハミルトン、食堂の裏にいるかもよ」情報を得る。まさか、来てたら俺んとこ来るだろと半信半疑で行ってみたら、いた。魚買ってた。学食用に売りに来てた魚屋から魚買ってた。「こら、ジジィ、何してんだこんなとこで?おまけに散々待たせやがて!」もはや呆れてぽけっとしてる俺を知ってか知らずか「これ2匹買うから、捌いといて。また戻ってくるから」魚屋と交渉しているおやじ・・・魚は新鮮さが命だけどさ、アポも忘れないでね。来る気あったのかなぁ?ってな感じで、その後ようやく直してもらい、めでたくちゃんとシャワーが出始めたというわけであります。が、また水が滴り出している音がするんです。今度はキッチンの蛇口から・・・。 Thur-29th-Sept-2005 「ワークショップ2」 なんとか第2回ワークショップにこぎつけました。始まっちゃうとなんとかなるんだけどね、今回も準備の段階でいろいろ反省点はあった。段取り通りにいかないのはこの国の常かな、当日までが一番疲れます。しかも風邪が流行っているようで、二日目の今日はカウンターパート2人とも欠席・・・講師と俺と、見学に来てくれていた店長(あ、これニックネームで、7月に他支局にコンピュータ隊員として赴任された新隊員の方です)でサポートする。技術移転する対象の二人がいなくてどーすんのさ!ってがっくりしてたんだけども、参加した先生方に救われました。女性が多かったにもかかわらずすごい熱心に取り組んでくれた。熱が入りすぎてスケジュールが追いつかないなんて時もあったくらい。俺もちょっと熱くなって少し自分の思いなども語ってしまいましたが。各学校に帰ったら、ワークショップを思い出して是非ともコンピュータ直して下さい。自分の為に、学校の為に、ジャマイカのIT推進の為に、そして何より、子供達の為に。 ![]() |
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