「イラクの人々の声にこたえ、自衛隊の即時撤退を求める国会請願署名」連絡会ニュース 第1号(2005.4.16発行)より
請願署名1万筆(第1次集約分)を国会に提出しました!
■占領がもたらすイラク情勢の泥沼化と日本の戦争国家化
私たちは、自衛隊派遣延長が閣議決定された昨年12月より、イラクからの自衛隊撤退を求める国会請願署名を集めてきました。その間、イラクでは、国民議会選挙が行われ、、シーア派とクルドの同盟を軸とした「移行政府」発足に向けた動きが進んでいますが、依然として治安状況は最悪のままです。今年に入ってからだけでも1300人以上のイラク人および約250人の米兵を中心とした占領軍兵士が命を落としています。
一方、陸上自衛隊はすでに第5次派遣隊までイラクに送られ、この派兵によって敷かれた道に沿って、憲法改悪への準備が着々と進められています。
■わずか3ヶ月で1万筆!
こうした状況に抗して、わずかでも国会のなかで自衛隊撤退の機運をつくっていきたいという思いで、第一次集約した署名を去る3月11日に提出してきました。提出といっても、紹介議員を通してなので、実際に受理されるのは議員によってタイムラグが生じますが、計9604筆を民主党および社民党の紹介議員20人に手渡してきました。さらに3月末にも、追加分として、396筆を共産党の吉川春子議員を通じて提出し、計1万筆の署名を国会に届けました。
年末年始をはさんでの、決して署名を集めやすいとはいえない時期にこれだけの署名を集めることができたのはひとえに、イラクと日本の平和を望む皆さんの協力のおかげと考えています。
■署名提出行動の意義と課題
21人の紹介議員のほとんどは秘書を通じて手渡すかたちだったのですが、何人かの議員とは直接話をすることもできました。民主党の近藤昭一議員は、自分自身は、自衛隊の即時撤退を求める立場だが、そういう議員は、民主党のなかでも半分いくかどうかで、「(テロリストの)脅しに屈して、自衛隊を撤退させるのはいかがなものか」という声もかなり強いとのことでした。また、比例区大阪の辻恵議員は3月19日の大阪平和人権センターによる反戦集会(扇町公園)で国政状況報告をするとのことで、今回の署名運動についても激励していただきました。
今回の提出行動は、署名提出そのものの意義に加え、多くの議員に関わってもらったことで、ロビーイング活動としての意味も大きかったように思います。その点、各議員に渡す資料をほとんど準備できていなかったことなどは、今後の改善点かと思いました。また、署名自体は全国各地から集まっていたのですが、割合的には大阪で集められたものが多かったため、必ずしも紹介議員の選挙区と一致しない地域で集められた署名を渡すことになっていました。署名運動を今後より広範囲に広げていくことも今後の課題です。
■さらなる署名への協力を!
今回の署名運動を始めるきっかけとなったイラク・女性の意志委員会による「自衛隊を含めたすべての占領軍の撤退を求める署名」については、同委員会代表のハナ・イブラヒームさんから、「イラクではかなりの数の署名が集まっているが、セキュリティ対策で今すぐに日本に送ることができない」との連絡が3月上旬に入りました。イラクでは、知識人や教師などが身代金目的や宗教的な敵意を背景に誘拐されたり殺害される事件が増えています。そうしたなかで、女性グループが署名活動のような目立った政治的・社会的活動を行うことの大変さは、並大抵のことではないと思われます。イラクから新たな情報が入り次第、次のニュースでお知らせしますので、ご理解いただければと思います。
第2次集約は5月15日です。今国会での再度提出をするためのギリギリの日取りです。このときに、イラク側からの署名が送られてくれば、一緒に提出したいと思います。さらなる署名集めへの協力をぜひよろしくおねがいします!