| 2001年春、私と妹の2人でギリシア旅行に行って来ました。ただの個人観光旅行だったので、ギリシアの何を知ったわけでもないけれど、一応、食に注目して観察してきました。本当は家庭に入って、家庭料理を味わいたかったのだけど、実現せず、残念でした。でも、ギリシア人は、伝統料理を大切にするそうで、家庭でもここに書かれているようなものを食べてるらしいです。ギリシア料理の特徴は、南欧とトルコ料理の影響を受けてるらしく、オリーブ油、羊の肉、挽肉、フェタチーズ、トマト、キュウリをよく使い、レモンをしぼって食べる、というのが私のギリシア料理のイメージでした。 |
Eat Mials Sweets Drinks Breads Foods |
| ギリシアには『タベルナ』という、庶民的な大衆食堂がある。町でも村でも島でも、たくさんある。ありすぎて、どこがおいしいのかよく分からない位!!それに、観光地(アテネ・ミコノス島=観光地の王道)に行ったので、観光客が多くて、地元にの人に人気なのか観光客に人気なのか、よくわからなかった。だからどこのタベルナで食事をするかは本当に迷った。呼び込みをしているお店もあったけど、呼び込みは法律で禁止されてるらしいし、悪徳タベルナにひっかかる可能性もあるらしいので注意した。 店頭には、氷をしいたショーケースに魚を並べている店もあり、その魚も自分で選んで調理してもらえる。でも、値段を確認しないと、ぼられることもあるらしい。1回、この用法でやってみたら、「いちばん大きい魚、これがいいよ」と言われて値段を聞くと、25000ドラクマ(7500円くらい)だったので、「もっと小さいの・・・」と頼み、小さい魚6匹で4000ドラクマ(1200円くらい)と言われたので、3000ドラクマ(900円くらい)に値切りました。きちんと値段は確認しないと!と思いました。相手も商売だし、いくら値切っても損はしないよね、という考えから、外国では値切りまくります。 実際の中身は、まず、シーフードが結構美味しい!!(自分の舌に自信はないけど・・・。)メニューは、前菜、肉料理、魚料理、(ギリシア料理)デザート、飲み物、アルコールのように分かれて書かれていて(観光地だったからか、英語でも表記されていた!)、オーダーすると、まずパンが運ばれてくる。そして、飲み物、前菜・・・と続く。メインだけ頼んだら、ちょっとやな顔をされたこともあったけど、メインだけで量的には充分でした。大勢で色々頼むのが1番イイと思った。郷土料理のようなものはほとんどなくて、どこに行っても同じようなものを食べることができるらしい。レストランという名の食堂もあるけれど、それはタベルナよりはちょっと高級らしく、値段も高い。テーブルクロスがかかっている。ちなみにタベルナは紙のテーブルクロスのことが多いらしい。(1度レストランに入ったら、室内の照明が落としてあって、静かな雰囲気だった。そして高級!)ほとんどのタベルナは、オープンエアーも併せもってる。 ギリシア人がタベルナに行くのは21:00頃と遅いらしい。でも観光客を相手にしてるタベルナは朝からやってるみたい。でも人はあんまり入ってなかったり、カフェみたいになってたりで、入りにくかった。なんで、こんなに遅いのかっていうと、ギリシャの習慣に「シエスタ」という、お昼寝タイムがあるかららしい。お店も13:00くらいからポツポツ閉まり始めます。そして17:00くらいになると、また開店。曜日によっては夕方からは開店しない店もあるし。ちょっとびっくり。銀行とかキヨスクとか、観光地アテネのプラカ地区とか、大きいスーパーは、1日中開いているけど。観光地ミコノス島でもお店は閉まってたし。働いてる時間が短いなぁ、って思うけど、そういうお国柄なのね。反対にキヨスクとかは、朝6:00くらいからやってるし夜も22:00くらいまでやってる。キヨスクの人はシエスタの時間をとらないいのかな?おもしろい。 見たわけじゃないから分からないけど、ギリシア人の食事の基本は、朝は軽くコーヒー程度、通勤途中にクルーリ、昼食は1時くらいで、1日でいちばん手の込んだ料理を食べる。夜は9時以降で、平日なら昼食の残りなどを食べ、休日の夜はタベルナなどで、家族や友人達と過ごすらしい。 |
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サガナキ | チーズを揚げたもの。 『ミコノスの港のタベルナにて。チーズは白っぽいさっぱりチーズ。衣は黄色っぽくて、天ぷらみたいでやわらかい。チーズがさっぱり系なので揚げてもしつこくない。チーズをただ揚げただけなのにおいしいから不思議。』 |
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オクトポディ | タコのマリネ。焼いたタコ・オリーブオイル・酢で味付けしたもの。お酒のおつまみっぽい。 『ミコノスのマルコポーロ(タベルナ)で。焼いたタコっていうのがポイント。軽く焼いてあって吸盤がちょっとかたくていい感じ。タコはミコノス島で釣ってるおじさんを発見したから?新鮮そう。やわらかくておいしい。味付けもお酢だから日本人好み。でもタコの酢の物とは全然違う。オリーブオイルが酢をまろやかにしてるのかも。あと酢もなんか違って、つーんとしてない。だから食べやすい。ハーブもほのかに香って、優雅な感じ。味つけは薄め。』 |
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ドルマデス | 挽肉入りのピラフをブドウの葉で包み、スープで煮込んだもの。アブゴレモンという卵とレモンのクリーム色のソースがかかっている。ブドウの葉をキャベツにするとドルマデス・メ・ラハノとなる。前菜となっているがボリュームがある。缶詰もあるのでおみやげにもできる。 『アテネ・プラカの「ouzeri koukilis」にて。ブドウの葉っていうのが自分にとっては新鮮。結構しっかりした葉。中の挽肉がまた食べたことのないの味で、何かスパイスが入ってるの様子。ソースがレモン風味でさっぱりしてる。レモンのソースは初めてだからそれだけで新たな味でした。全体的には、癖があるので、苦手な人は苦手かな。』 |
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グリーク・サラダ | トマト・キュウリ・ピーマン・タマネギなどを塩・コショウ・酢・オレガノ・オリーブオイルで味をつけ、フェタチーズ・オリーブのみを飾ったもの。 『ギリシャのトマトとキュウリはおいしい。と私は思ったのでサラダはもちろんおいしい。タマネギは赤タマネギが多いみたい。ドレッシング?も日本のように濃い味じゃなくて、野菜を引き立てるぐらいの存在。野菜がおいしいし、フェタチーズも塩味が強いからこれでいける。』 |
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タラモサラタ | たらこに似た魚の卵・タマネギのみじん切り・レモン汁・オリーブオイルを混ぜたもの。パンにつけることが多い。 『私はスーパーで売ってた、250g475ドラクマ(140円くらい)を食べたけど、タベルナでは800ドラクマくらいだった。(240円くらい)市場でも売ってて、色がいろいろあった。卵の量が違うのかなぁ。イメージはたらこマヨネーズ。おいしくて食べすぎた。』 |
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スブラキ | 串に刺してグリルしたものの総称。魚・牛・豚・羊の肉を串に刺し、塩・オレガノで味をつけ炭火で焼く。ピタというパンにトマトなどと一緒に挟んで食べることが多い。 『ミコノスの港の前のタベルナで。バーベキューみたいな感じ。フライドポテトがのってることが多いみたいで、すごいボリューム。ドカーンとお皿にのっててそのおおざっぱな感じが好き。』 |
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ムサカ | ジャガイモ・揚げたなす・ミートソースを交互に重ね、ベシャメルソースと粉チーズをかけてオーブンで焼いたグラタン。マカロニが入ることもある。 『私が食べたのはアテネのキダシネオン通りにある「byzantino」(タベルナ)そこのムサカのミートソースは牛肉。なんか、普通の挽肉の味じゃないと思ったら、ここの店はどうか分からないけど、シナモンが入るらしい。グラタンっぽい。ミートソースの独特な味がギリシアっぽい。私のイメージするミートソースより、まろやかな味。1100ドラクマ(330円くらい)だったけど結構ボリュームがあるし、おいしい。』 |
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ケバブ | 羊の肉のミンチ・イワシのすり身を串焼きにして焼いたもの。 『「NEON」という、アテネにあるファミレスっぽい(気軽に入れるチェーン店。詳しくは)タベルナで。羊の肉団子といった感じ。串には刺さってなかった。多分、中にハーブが入っていたので、独特の風味。フライドポテトとトマト、ピタ、サジキーが一緒にのってた。1500ドラクマくらい(450円くらい)でした。』 |
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カラマーリャ・ティガニタ | ホタルイカのようなイカ又はイカを輪切りにして、油で揚げた天ぷら。お皿仁山盛りにしてレモンをしぼって食べる。 『カラマーリャがイカというギリシャ語。アテネ・キダシネオン通り「byzantino」にて。1900ドラクマ。(570円くらい)食べたのは小さなイカの方。新鮮だったのか、すごくおいしい。さっぱりしてる。シンプルだからイカの味がそのまま楽しめる。衣もすごくパリパリしてておいしかった。』 |
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ギロ・ピタ | ギロ・タマネギ・トマト・キュウリ・ソースなどと一緒にピタというパンに挟んで食べる。 『すごくおいしい!!ピタはインドのナンをやわらかくした感じ。ギロの焼き目?とかお肉の味とかと、ギリシアの野菜と、ソース(多分サジキー)が、合ってる。このソースが多分ポイント。』 |
| ギロ | 豚・羊の肉のかたまりをぐるぐる回しながら焼いたもの。注文に応じて削いでくれる。 『お店の外から見えることが多い。お店の近くを通るだけでいい香りが漂ってくる。当たり前だけど、はじめは生で、お肉のかたまりがドカーンと棒に刺さってる姿は勇ましかった。それがぐるぐる回って、いつの間に焼けてた。なんかすごい。』 |
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クルーリ | 街角やパン屋で売られているドーナツ形のパン。表面はゴマがタップリかかっていて香ばしい。 『売ってる雰囲気がすごく好き。買う時は写真のような紙の袋をもらう。自分で好きなクルーリを選んで、自分で入れる人が多いみたい。おじさんが街角で売ってる。他にもパンとかドーナツパンみたいなのも売ってる店もあるけどクルーリがいちばん売れてる感じ。特に朝は、歩きながら食べてる人がいっぱい。味は、ゴマ。ゴマの香ばしさが口中に広がる。バリッって感じでかたい。大きさによって50ドラクマ〜100ドラクマくらい(15円〜30円くらい)。安い!!』 |
| ケフテーデス | 牛肉の挽肉・タマネギ・パセリ・柔らかくしたパン・卵などを加え小さく丸めて油で焼いたもの。 |
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| スティファード | 牛肉・ウサギの肉を小タマネギと一緒に赤ワイン・トマト・スパイス類を加えてじっくり煮込んだシチュー。 |
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| パスティツィオ | マカロニとミートソースを交互に重ねた上にホワイトソースと粉チーズをかけてオーブンで焼いたもの。 |
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| イェミスタ | トマト(トマーテス イェミスタ)やピーマン(ビペリエース イェミスタ)の中に、お米・挽肉・タマネギ・パセリ・トマトの中身などを一緒に炒めて煮たものを詰め、へたでふたをしてオーブンで焼いた料理。温かくしても冷たくしてもおいしい。 |
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| サジキー | キュウリをヨーグルトであえ、塩・コショウ・ガーリッックで味付けしたもの。パンにつけることが多い。 『(ピタに入っていたのがサジキーだと想定して)タルタルソースっぽい食感。味はマヨネーズっぽい。でも、もっとさっぱりしてて、しっとりしてて。すごくおいしい、ギリシャの味って感じがする。』 |
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| ピタ | @チーズ・ハム・野菜などを挟んでオーブンで焼くパイ料理の総称。 Aギロ・スブラキ・トマトキュウリなどを挟んで食べるクレープ状のパンのこともこういう。 |
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| Sweets ギリシアのお菓子屋さん(ザハロプラスティオ)は、下にあるようなギリシアの伝統菓子の他に、キャンディー、チョコレート、アルコール類やハチミツもおいてあることが多いように感じた。いわゆる生菓子(ケーキ)をおいてあるお店はこのお菓子屋とは別のことが多いみたい。(日本でいう、和菓子屋と、洋菓子屋の違い?)ケーキ屋さんの方にはエクレア・サヴァラン・チョコレートスプレーのかかったケーキが必ずあった。ケーキの種類は多くなく、大きくて甘そうなでどの店にも同じようなのケーキが置くいてあった。「フランス菓子専門」とかそいういう感じの店はアテネでもほとんど見かけなかったけど、1件だけ見つけた。 ギリシア菓子?はトルコの影響を受けてるらしく、スパイスを使ったものが多い感じがする。それから国内でとれるハチミツ、アーモンドなどナッツを使ったものも多いみたいだ。なぜか、粉砂糖がかかったお菓子が多い。食感はねっとりとしたものが多い。 |
| パンおいしい!!パン屋がカッコイイ!!と思った。ギリシアの1番のお気に入りはパン。パン屋さんは、朝早くからオープンしているみたいで、ミコノスのパン屋さんは6時開店だった。パン屋さんの近くを通るといい香り。その香りは多分、イーストの香りじゃなくて、スパイスの香りで、日本のパン屋さんの香りとはまた違ったもの。朝からお客さんがパンを買いに来る。(朝食に食べるのか?)写真のパン屋さんはお昼をすぎると、売り切れのパンも続出してた。 パン屋さんの中の様子も素敵で、パンは大体量り売り。でっかいかごに入ってたり、黒い使い込まれた鉄板のままおいてあったりする。パイはガラスケースの中に入ってることも。紙袋をもらって自分のお好みのパンやクッキーやデニッシュを入れる。この選ぶ時が何となく楽しい。紙袋も素朴で可愛い。お店の雰囲気は窓もなくて、暗いんだけど、店全体が粉っぽい感じで、いかにもパン屋さん。逆にいえば、ただ薄汚れてるだけなんだけど。日本にこういう店があっても、流行らないかもしれないけど、私は好き。 私が気に入ったミコノスのパン屋さんは、作ってるところが見えてて、作りながらフラッペ飲んでたり、たばこ吸ってたり、日本だったら、幻滅するけど、ギリシャなら許される?!。おいしいし、楽しそうに作ってるからいいか、ってなんだか、おおらかになれる雰囲気。お店のおばさんやおじさんもいい人で、私達が戸惑ってると話しかけてくれて、色々教えてくれた。パン屋さんはすごくいいから、本当におすすめ。 《アテネではパン屋さんを見なかったのが、ちょっと疑問。小さいミコノスタウン内でも3件もあったのに。スーパーにオーブンがあって焼きたてパンがおいてあったりはしたけど、パン屋は裏道の方とかにあったのかなぁ。行きたかった。》 |
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参考文献
『ギリシア』 西村太良監修 新潮社
『個人旅行33 ギリシア』 昭文社
『地球の歩き方43 ギリシアとエーゲ海の島々&キプロス』 ダイヤモンド・ビッグ社
『ヨーロッパ・カルチャーガイド8 ギリシア』 トラベルジャーナル