時の支配者   監督: ルネ・ラルー  1980年製作/フランスアニメ


 あやしい惑星「北半球の第73区ペルディド星」を疾走する一台のマシン?

   いろんな意味でイカシテマス。

私はこのオープニングで、「ヨッシャー気合入れて観よう!」と思いました。

マシンに乗ってるのはかわいいピエール坊やと、その親父なのですが、さっそくアクシデント勃発!!
あわやマシンはわけのわからん障害物にぶつかり事故ってしまいます。

 父親は最後の力をふりしぼって、唯一の頼りの仲間、ジャファールに交信します。そして息子のピエールにマイクを渡し、「これがお前をなんとかしてくれる。」と言い残し死んでしまいます。幼いピエール坊やには父親が死んだという実感がありません。マイクを抱えたまま孤独なピエール坊や。

 ← ピエール坊や    ← マイク (デカイです)
 そして舞台は宇宙へ・・・・

 ← 宇宙船。中にはあやしいキャラクター達が・・・

 唯一の頼りの友、ジャファールは仲間のベルとマトン王子を連れて宇宙を巡回中に、ピエールの父親の死を知ります。彼はピエールとの交信をとるためマイクに話しかけ、ベルと共にピエールを安全な場所に導こうと計画します。始めは半信半疑だったピエールも、ジャファールの切実さと、ベルの母性にうちとけ、マイクを大切に抱きしめて眠ります。

 ← ジャファール   ← ベル (♀)

 そして、ジャファールとベルがすっかり安心したころ、悪役始動!!!

   ← マトン王子: 君の瞳とピアスがチャーミング。
  
 それにしても、このネーミング・・・、キャラづら・・・、そしてこのピアス・・・、まいったなーもぅ。

そんなマトン王子は、ピエールと交信する2人の隙をみてマイクを掴みピエールを危険地帯へ導こうとします。

ピエール坊やの運命やいかに・・・・

 っとまあこんな感じなのですが、実はこの映画。テーマとしてはかなり深いものがありました。
あえてネタばれにならないようこの後の展開は割合しますが、内容的には手塚治虫の火の鳥にも通じるものがあり、人間の深層心理にある「望郷」や「ノスタルジー」が淡々とした時間のなかであたたかく表現されています。

 そして何よりこの映画がすばらしいのは、ピエール坊やの純粋な視点です。きっと大人には見れないすばらしい世界がこの惑星にはあったのでしょう。この映画を見ていると自分が幼かったとき遊んだ風景を思い出しました。それがたとえ小さな森だったとしても、子供にとってそれはジャングルの大秘境のように魅力的な世界です。

  ← シルバード: 「望郷」と「子供」を忘れないファンキーなじいさん。


 そんな「時の支配者」は一部のマニアでけでなく、家族や多くの子供達にお勧めできる映画です。あまりレンタル屋には置かれていませんが、見つけたら即借りましょう。


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