■名前
クラウディウス・イギィエム


■あだ名
 閣下
 父親がランドニクス大法官、しかもその長男である上に
 占領統治下の村の反乱分子の処断に過酷ともいえるほどの刑を科し
 冷酷だの、残虐だのと非難されても、全てを涼しい顔で聞き流す
 あまりにも超然とした態度から
 さすが、イギィエム家の男児、と、ほんのわずか、嫌悪のこもった
 ある独特のニュアンスをこめて呼ばれている。


■性別
 男


■職業
 ランドニクス若獅子騎士団の、若手の精鋭の一人。
 常時五十人以上の騎士を率いる、小隊長。
 戦時には二百人規模の実戦の指揮を任されることもあった。
 三十前という年齢を考えれば、出世はかなり早いと言っても過言ではない。 


■年齢
 28


■話し方
 少しかさついた、聞き取りにくい、しゃがれ声。
 部隊に号令をかけるなどの、仕事上の特殊な場合を除いては、
 可聴音域ぎりぎり、という程度の小声でしか喋らないので
 ますます聞き取りにくい。
 他人の名を呼ぶことはまずない。
 会話をする場合でも、相手の顔を見て用件だけを切り出す。
 しかも、単語だけをぽつぽつと語る程度なので、用件伝達以外の会話は
 まずなりたたない。


■性格
 神経質、潔癖、完璧主義と、三拍子そろっている。
 自分の気持ちなど話したところで、どうせ誰にも正確に
 わかってなどもらえないのだから、会話など無意味、と考えている。
 極端に内向的、というよりも、自分の世界のまわりにがっちりと塀を巡らし
 心の中には誰もいれない、という孤立主義者。
 仕事に関しては決断力、実行力ともに豊かで
 持ち前の完璧主義から、兵站や武器の補充などの後方支援系の
 事務仕事をやらせても、奇襲をさせても、そこそこのラインまではこなすが
 一番得意なのは、軍略にのっとった綺麗な布陣をしいての
 腕と力の勝負、ともいうべき、正当な原野戦。
 部下には愛されはしなかったが
 その戦い方の手堅さと、部下の扱いの公平さ、責任感の強さから
 この人についていけば間違いない、という特殊な信頼で結ばれている。


■好きなこと、嫌いなこと、得意なことなど
 誰にも覗かせない心の中は、意外に繊細で芸術家肌。
 趣味は読書と詩作、詩に関してだけは誰かに聞いてほしくて
 極秘のペンネームを使って公開し、一部の熱狂的な読者を得たことがある。
 一般貴族のたしなみの域を軽く越えるリュートの名手でもあり、シャコンヌやサラバンドのような
 上品だが軽い舞曲をあっさりとひきこなす。
 宮廷舞踏も名人の域ではあるが、ほんの時折、公式の場で
 どうしても踊らなくてはならない時以外は、まず踊ることはない。

■外見
 プラチナブロンド(銀髪)の淡い巻き毛に、ダークグリーンのすみきった瞳。
 髪は冑をかぶるのに邪魔でないように、うなじあたりで切りそろえてあるが
 ほんのわずかな拍子に鮮やかなほどに日を照り返して輝くことがある。

 やや細めの神経質そうな切れ長の瞳、考え込むと軽く目を閉じる癖がある
 鼻梁のとおった、いかにも貴族的で品のよい顔立ち
 控えめだが穏やかで優美な物腰に、武官らしい姿勢の良さと、
 いかにも礼法の教科書的な、一目で大法官の一族とわかるような
 堅苦しいいかめしさを備えている。 

 体格は中肉中背、人間の男性の標準型ではあるが
 おそらく人には見せない武術の鍛錬で鍛え上げてあるらしく
 実用的な筋肉のはりつめた、ひとひらの贅肉もない騎士らしい体である

■身につけるのはどんな装飾品ですか?
 つけません。
 理由は、それをつけさせる相手の意図が読めないから。
 付け耳や、付け角、仮面はいざというとき、剣を抜いて敵と戦う時
 外しにくくて行動の自由を奪いますし
 なにより、なんらかの魔法の道具であり、これをなんらかのきっかけにして
 敵が自分に魔法をかける可能性がなきにしもあらずです。
 君子危うきに近寄らず、決して身にはつけません。