■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  公務員試験大始末記No.05  「間違いだらけの役所選び」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 今回は、締切直前(笑)に書いたものなので、表現がおかしい ところがあるかもしれないことを、あらかじめお断りします。 「これは変じゃない?」というところがありましたら、メールで お知らせいただけると助かります。 ●対象決定の実際 私は、受験対象を決定する際、正直言って「出題科目」で選んで しまったと言っていいでしょう。これが、あとあとになって 非常に影響することになりました。 国家二種の他、地方上級を2種類(東京都特別区、横浜市)、衆議院、 参議院の5つの試験を選びましたが、出題される科目が似通って いるのです。 実際、出題科目を比較して受験対象を選んでしまう人は、けっこう 多いのではないかと推測します。 そうでなければ、勉強の計画が立てられないという側面もあります。 たとえば地方上級全国型を受けるのに、社会学・経営学を課される 東京都などを併願するのは、勉強範囲が増える、ということもあり ます。 やはり、ここでも重要なのは、繰り返し申し上げているように、 「何をやるために公務員になるのか」です。 勉強する範囲が増えようと、ほんとうにそれぞれの出願対象に 「行きたい」という気持ちがあるならば、苦にはならないと 思います。 ●全方位出願は不利か? 私の出願対象を見て、なんだか一貫性がないな、と感じられる 方もいらっしゃるかもしれません。 まさにそのとおりで、出願した時点ではそう「何をやるのか」と 深い考えはありませんでした。 だからこそ、面接試験で不採用になっていくことになるのです。 面接では、決まって併願状況を聞かれます。 そのときに正直に言っていいかどうか、ということで、けっこう 悩むことになります。 私は、正直に言えばいいと考えています。 それが、たとえ一貫性のない出願先であっても、です。 「一本に絞って受けていると言った方が、心証がいいのでは?」 「併願した試験の種類で、あまりに違う業務をやっていては、  志望動機が疑われないだろうか?」 と悩みました。 しかし、倍率が数倍〜数十倍あるのに、一本で受けるのはリスクが 大きすぎます。 最悪を状態を想定して、保険をかけておくような(ちょっと嫌な 言い方ですが)考え方が、社会人には求められるのです。 これは、内定式のあとで人事担当者の方との雑談になり、 就職活動に話題が及んだときに言われました。 後者については私の推測ですが、ふつう、一人の人にとって、 「やりたいこと」はひとつではありません。いくつもあるのが 当たり前です。 だから、むしろさまざまのことに興味があると判断してくれる 可能性が高いです。 私は、横浜市役所の面接で、ひとつのことしかやりたくない、 と受け取られてしまうような発言をしてしまいました。 そんな人材は、使うがわにとって、ひじょうに使いにくいです。 やりたいことを見つけておきましょう。 いくつもあるのが当たり前です。 やりたいことがいくつもあるなら、どんな役所でも受けられる はずです。 ●でっちあげの危険 私は、出願の際にはっきりと決めておかなかったから、出願対象を 決めてから、それに合う志望動機を考えようとしてしまいました。 発想の順番が逆なのです。 そんなことをするから、志望動機がでっちあげの苦しいものに ならざるを得ません。 たとえ自分のやりたいことがあったとしても、役所に入りたいが ためにそれを押し殺して、あるいは「役所好み」の志望動機に 修正してしゃべると、どうしても無理が出ます。 それは、役所に媚びている、ということなのです。 就職したら、その仕事を30年以上続けるのです。 でっちあげの志望動機で、続けて行ける自信がありますか? 私にとって、「何をやりたいか」を考えることは、つきつめれば、 「何をしてきたか」を思い出すことでした。 今までやってきたことは、「やりたいからやってきた」ことだから、 今後続けて行けるであろう、と思ったからです。 とくに大学時代にやってきた交通問題の研究(と言うと偉そうですが、 鉄道研究会のことです)から、地方上級、国家二種ともそういう方向 での就職を考えていました。 それ以外に、コンピュータを使って情報発信を行なうのが好きな ことから、広報活動を考えました。 そして、高校時代に遡ってみると、心理学、社会学の本をよく 読んでいて、大学もその方面への進学を考えたことがあったので、 その興味が行かせる職場も考えました。 こうした「自分の興味」は、自分で考えているだけではなかなか つかみとれません。友人や親と、とことんまで話し合って みましょう。私はこれを欠いたから、面接試験の突破ができ なかったのです。 自分の心の中にたゆたっている「やりたいこと」の断片を、的確な 言葉で表すことの、なんと難しいことでしょうか。 私は面接を受けるまで、正確に言い表すことができず、また面接を 受けるまで、上記のようなことを思い出すことはできませんでした。 早めに思い出しておくことは、面接対策にも役に立ちます。 次回は、まだこれと決めていないのですが、面接試験のことを 書いてみたいと思っています。 あわせて、面接対策本のレビューもしてみます。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 公務員試験大始末記 Written and Published by "フィル" マガジンID:0000018909 ・購読,解除手続きとバックナンバーはこちらです →http://www.freepage.total.co.jp/phil/ ・ご意見,ご感想,ご質問等はこちらへ →philphil@mcn.ne.jp  このメールマガジンは,インターネットの本屋さん  「まぐまぐ」のご協力で配信されております。 →http://www.mag2.com/ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆