5月10日 午前4時45分出発→9時30分玉川着。→R4→R46→R341 走行距離260km
今回はゲルソン療法に従い、大量の野菜ジュースを持ち込む。腐りはしないか心配だったが12日間何とかもってくれた。次回以降は暖かくもなるし心配であるが気晴らしに花輪に買出しに行けば済むことだし問題はないだろう。R341を八幡平・鹿角方面へ走ると左手に美しいエメラルドグリーンの秋扇湖が見える。いつもこの湖には見入ってしまう。ちょっとミステリアスな感じの湖だ。家を出てから4時間45分、ようやく玉川温泉着。
この時期の玉川温泉は2度目ではあるが、前回は初めてだったこともあり自然を楽しむ余裕などなかった。今回は湯治の主目的である源泉入浴、岩盤浴は勿論の事、この雄大な玉川の大自然も堪能したいと思う。
5月の玉川はニオイコブシの花(枝に良い香りがあり、田虫葉とも呼ばれる)が見頃で、本当に甘〜い香りがした。

【部屋】
3時頃まで大噴前で岩盤浴をしていよいよ自炊部大部屋(通称 竹の子部屋)への入室のときがやってきた。どんな感じの人たちがいるんだろう?!いつもドキドキ不安な瞬間だ。竹の子部屋は18人部屋と12人部屋があるが、今回は12人の方だった。1人当たりのスペースは布団一間敷かるだけで、小さなテーブルが置いてあるだけだ。隣との間隔はほとんどない。皆さん親子かそれ以上年が離れた方々だ。とても気さく良い人ばかり。
【食事】
今回は食事療法を徹底した。玄米、1日3回の野菜ジュース、肉・魚などの動物性蛋白質カット、蛋白質は大豆製品(納豆や豆腐)での摂取。にんにくは毎日岩盤で1個は食べ、間食はバナナか果物で。ゲルソン療法のように完全塩断ちしたいところだったが、今回は極力減塩食をしようと思う。玄米をセットし狭い調理場で料理を作る。
若い男が自炊するの大変だろうって、おばさんたちがあれ食えこれ食えと色々と差し入れを勧めてくれるのは有り難いが今回は玄米菜食、動物性蛋白質は一切カットを心に決めていただけに全て丁重に断った。当初、「生意気な」って感じで接されたこともあったが、3日目位からは僕の必死の思いが伝わったのか皆理解を示し協力してくれた。秋刀魚を勧勧められたり・・・何度も誘惑に負けそうになったがグット堪えた。食事療法は癌患者としては当然のことではあるのだが、何せ今までが滅茶苦茶な食事だっただけに、12日間徹底出来たことにとても満足しているし自信もついた。甘〜い物も禁止にしてたので頂き物を何度かそっとゴミ箱にポイッなんてこともしてしまいましたが、ごめんなさい!!
【竹の子取り】
愛媛から来たKさんと竹の子取りをした。この辺りで取れる竹の子は『根曲がり竹の子』と言われる熊笹の細い竹の子だ。前日は小熊が神社の裏で確認されており少々恐かったが、もしも熊と遭遇したら面白いだろうなぁと一応デジカメも持って山に入ったが結局熊さんは現れなかった。竹藪を低姿勢で目を凝らしながら進んで行く。「あった〜、あったぞぉ」
二人で結構な量(1kg程か)取れた。取ったはいいが皮むきが面倒くさい。おばちゃん達にも手伝ってもらう。お楽しみの料理は『酢味噌和え』と『煮しめ』、そしてオーソドックスに岩盤で蒸かして食べた。甘くて柔らかくてとっても旨かった!

【湯治:岩盤浴】
今回は12日中雨の日が5日と天候には恵まれなかったものの、晴れた日には大噴、雨の日には新玉川で主にやった。
今回から強いラジウムが放射されていると言われる神社の鳥居前での岩盤浴もはじめた。ここは暖かくはない(この時期少々肌寒い)のだが、いつも順番待ちの人気スポットである。強ラジウムの影響で長時間は禁物らしい。20〜30分が適当と教わったが、1時間居たら頭がクラクラしてきた。(気のせいか?)岩盤浴、源泉浴何れにせよ無理は禁物ということだろう。
今回から枇杷の葉を患部(肺)に当てて岩盤浴する。枇杷の木は煎じて飲んでも良い。いっぱい欲しい〜よ〜!!
【湯治:入浴】
ある程度の時間源泉に浸かるための注意点はやはり温度であろう。熱い湯のときは絶対無理は禁物である。それと初日は決して無理しないこと。長旅の疲れもあるし、僕も初日は危うかった。フラフラになり倒れるかもと思った。源泉は3日目あたりからブツブツが出始めた。8日目くらいからは痛くて痛くて我慢の連続だった。でも苦しいと思えば思うほど辛く感じるので、いつものようにお気に入りの歌を口ずさみながら楽しいイメージで頑張った。
今回から初心に戻り、蒸気浴(サウナ)もやることにした。前回から源泉オンリーだったが、僕の元々の病巣は上咽頭、今は肺である。やはり蒸気吸入も効果有りと思う。
【風景】
今回も2日間は最高の好天に恵まれ、新緑の5月の玉川を十二分に堪能してきた。玉川湯治のメリットは、『岩盤や源泉浴』だけではない。
この大自然の日本一のマイナスイオン、青い空、白い雲、満点の星、そして素晴らしい出会い・・・
どれもこれも日常では得ることの出来ないものばかりである。免疫力向上も間違いない。これが玉川の魅力でもある。いつかは焼山山頂に登りたいと思っていて今回登山道を15分くらい歩いたが、1人だったこと、熊が確認されていたこともあり、恐くて引き返した。今秋までの間に絶対登りたいと思う。
焼山登山道から玉川温泉を見下ろす
【出会い:再会編】
☆2日目にバス・ドリルのひさゆきさんとの再会・・・食堂でビールで乾杯し、薬膳麺を食べ再会を祝した。
☆岩手Yさんとの再会・・・相変わらず元気そうであった。
☆神奈川Yさんとの再会・・・岩盤でバッタリ会う。元気そうで何より
【新しい出会い】
竹の子部屋では同室の19名(8名入れ替わり)の他、隣室の方とも仲良くさせて頂き、また玉川での湯治仲間が増えた。岩盤、お風呂でもいろいろな方と話したり、話し掛けられたりした。住んでるところも年も違うのにこうして出会うということは運命なのだろう!!
皆に「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と優しくして頂きとても充実した玉川ライフを送ることができた。
★愛媛のKさんご夫妻・・・朝の蒸気浴、竹の子取り、とっても明るく楽しいKさん。またいつか会いたい人NO.1
★青森のDさん・・・4年前大変厳しい状況から回復された方。この方もとっても明るく楽しい方で、食事など色々教わった。
★神奈川のAさん・・・ご自身の病気についてかなり詳しく知り尽くした方で、食事についてはかなり勉強されていて参考になった。
【出発のとき】
車はビジターセンターに置いていたのだが、朝9時にならないと入り口のチェーンが開かないのだ。8時には出発したかったのだが、結局9時10分の出発になる。(前の日に車移動を忘れていた)
自炊部前に車を移動し、荷物を積んでいたら部屋の皆が手伝ってくれた。しかも外で8人もの人たちに見送って頂き、見えなくなるまで手を振ってもらった。思わず目頭が熱くなってしまった。毎回玉川では素敵な出会いがあるが今回も最高の玉川仲間にめぐり合えたことに感謝である。
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