二人歩きのドタバタヨーロッパその2・パリ編


第3日目
(前半)

パリ北駅〜タリスでブリュッセルへ〜グランプラス周辺〜今度こそ、あの少女に〜
ハロウィン気分いっぱいのギャルリー・サンチュベール〜ワッフル〜王の家〜そしてムール貝




国境を越えた遠足



記者らんママ

朝7時過ぎのパリ 観光2日目は、朝5時30分に起床。今日は、2年前に行って大好きになったブリュッセルまで、国境を越えて遠足だ(2年前の様子については、「ベネルクス旅行記」をご覧くださいね♪)。予約した列車が7時55分発のため、今日はホテルの朝食はパスして7時に出発した。ホテルから一歩外に出てみると、外は真っ暗。誰も歩いていない道路で、大きな音を出して動いているのは、道路の清掃車。パリの早朝の顔なんだ・・・。それにしても、暗いなあ。9月の朝の7時なんよ〜。日本やったら、5時でももうちょっと明るい。やっぱりパリは緯度が高いんやなあ・・・。

ルプルティエ駅 今日は、ホテルから歩いて5〜6分のところにある、7号線の「ル・プルティエ」駅へ。そこから3つ目の東駅で4号線に乗り換え、次の駅北駅で下車。メトロの駅から地上駅まで移動した(たしか、エスカレーターを上るとホームに向かって右端のあたりに出てきたと思うんだけど、寝ぼけていたのか、どうやって移動したのかあんまり覚えていない)。


パリ北駅

 パリ北駅は、1846年に建てられ、駅舎正面の屋根の上にはパリ、ロンドン、フランクフルト、ブリュッセル、ワルシャワ・・・など8都市の女神の彫像が飾られたとても立派な駅だ。私たちがついたときはまだ外が暗かったので駅舎の外側を見ることはできなかったけど、その分、構内の雰囲気がすばらしかった。まだ薄暗いホームには、丸い白熱灯の明かりが何列も並んでいる。そして、その合い間合い間にある線路に、タリスやユーロスターなどの国際列車や、フランス北部へ向かう列車が次々と入ってくる。とってもノスタルジックで、ぜんぜん場所は違うんだけど、私が子供の頃、お盆に家族で田舎のお墓参りに行くために薄暗い京都駅で朝一番の汽車を待っていて、ボーって汽笛の音が鳴っている、そんな朝のことを思い出した。

パリ北駅  
大きな写真は、 
こちら で

 駅についたのがちょっと早かったので、階段を上って2階からホームの情景を見下ろしたり、タリスの中で食べる朝食を買ったりして過ごした。朝食は、駅舎内にあるパン屋さんのスタンドで購入。サンドイッチとリンゴの入った菓子パン、それにリプトンのアイスティーを買った。このスタンド、ガラスのショーケースにいろいろなパンが並んでいて、その向こうに立っているオジサンに注文するごく普通のスタンドなんだけど、ケースがやたらに背が高くて、小柄な私たちはケース越しに商品を受け取ることができなかった。結局オジサンがパンを持って出てきてくれて、大笑いした。

そういえば、私は前にヨーロッパを旅行した時も、アイスクリームの冷凍ケースが大きすぎて
商品に手が届かず、へりによじ登ったらケースの中に落ちそうになったよ・・・
そうそう、それからこの後、ガイドブックに列車に乗る前にホームの検印機で自分で検印しておかないと切符が無効になると書いてあったので、他の人の真似をして、ホームにあった機械でガシャン!と切符に穴をあけておきました。結局正しかったのかどうかは不明なんですけど。

タリスが来ない?!
国際列車、タリス そろそろ出発の時間が近づいてきたので指定されたホームに移動。ところが、なぜか私たちの乗るはずのタリスが来ていない。あれれ、何で?と思って切符売り場の駅員さんに聞いても、「俺達にはわからない!」みたいなことを身振りで言われ、ますます不安になってしまう。別のホームにもう一台タリスがいたので、ホーム変更かな、と思って見に行ったけど、どうやら違う時間に出発する便らしい。7時55分発なのに8時を回ってもタリスは現れず、とても不安だったけど、他のお客さんもザワザワ言いながらホームに集まっていたので、ひとまず一緒に待つことにした。やがて、だいぶ遅れてちょっと薄汚れたタリスが入ってきた。約20分遅れ、8時13分に出発。

ブリュッセル北駅に到着
 何とか指定の席を見つけてほっとしたけど、遅れてきて整理する時間がなかったのか、それともいつもこうなのか、なぜか座席が進行方向と逆を向いたままで出発。しかも、窓も薄汚れていて外がはっきり見えない。前にアムステルダムで乗ったときは、もっときれいだったんだけど。まあそれはともかく、タリスは駅を出てしばらくの間街の中を走り、やがて朝もやの平原の中をものすごいスピードで進んでいった。
 私たちは、最初こそ、「あ、飛行場や!」とかいいながら外を見ていたのだが、しばらくたったころから、後ろ向きの座席がニガテなエミがちょっと乗り物酔いに。朝食のサンドイッチも少ししか食べられず、かわいそうなスタートになってしまった(それでも、約1時間30分後にブリュッセルに着いた頃には元気が出てきて、よかった)。



まあ、よく考えたら新幹線くらいのスピードがあるのにじっと外を見てたから当然かも(^^ゞ

2年ぶりのグランプラス!
 今回私たちが下りたのは、ブリュッセル北駅。前回ベルギーにきた時も利用した駅なので気が楽だが、この駅からメトロに乗るのは初めてだったので少し手間取ってしまった。それでも何とか切符を買い、市内へ。目的地はもちろん、グランプラス!!最寄駅のブール駅に着いてからは、2人とも、ずーっと前から知っている街みたいに移動できた。

「ここ、ここ!!」
「この角を曲がったら・・・」

 ウワ〜、見えた!市庁舎や!懐かしい〜!!


    
グランプラスの様子(左から王の家、メゾンドシーニュのあたり、市庁舎。花市をやっている)


 私たちが到着したのは10時台だったけど、広場の雰囲気は日本だったら7時〜8時くらい?お店の人が椅子を積み上げてお掃除していたり、トラックを停めて業者の人が荷物を搬入していたり。そして、広場ではテントがずらりと並び、花市が開かれていた。お花が大好きな私、どんな変わったお花があるのかな〜、とさっそく見学・・・。

「え?葉ボタンがある」
「あれ?キクがいっぱい」

 なんのことはない、私の家の近くのお店と一緒だ。なんと、地域性がなくなったというか、国境がないというか、本当にびっくりした。見るからに西洋人(当たり前や)の主婦が、白い手提げのビニール袋に菊の鉢とボケの木を入れているのを目の当たりにして、もう花の世界は万国共通なんや、と感心させられた。

グランプラスのお菓子屋さん、テメルマン 広場の真ん中でふと気がつくと、そうや、この広場、こんなに明るい日の光の中で見るの初めて。2年前に来た時は夕方のグランプラスしか見ていなかったのだ。改めて360度グルッと見回した。今回は、建物が朝の光に輝いている。中世そのままみたいな街並みがキラキラして、本当に美しい。広場はまだ早朝の雰囲気だけど、すでに観光客がそこかしこにかたまって、ガイドの説明を聞いている。また、地元の小学生くらいの子どもたちが2〜3人ずつのグループになり、盛んに観光客に話し掛けている。エミも話しかけれていたので後で聞いてみたら、学校の授業でどこの国から観光客が来ているか調べているらしい。どこの国でも同じようなことするんやなぁ〜。

セルクラースと小便小僧
 さて、次はおきまりの、セルクラースと小便小僧にごあいさつ。広場に面した「星の家」の下にあるセルクラースの像は、14世紀、セルクラースの像ブラバン公国の征服を狙うフランス配下のフランドル伯に対抗して町を守ったブリュッセルの英雄の像で、この像とその足元にいる犬の像に触れると幸せになるといわれている。前回来たときも私たちはベタベタと厚かましく触りまくったのだが、エミは「またここに来られますように・・・」と願掛けをしていたらしく、願いがかなったので「ちゃんとお礼をいわな!」と張り切っていた。ところが、行ってみると、ドイツ系(たぶん)のオッチャンオバチャンが団体でゴシゴシと触っていて、近づくことすらできない。小便小僧の前も、今度はインド系の団体客で溢れ返っていて、まさにインド人もビックリの混みよう。仕方がないので、この2つは後回しにすることにして、2年前に会えず心残りだった、あの少女を探すことにした。



とうとう、あの少女に!


記者えみりん
 その少女は、とても幼いにもかかわらず、この辺りで一番治安が悪いとされるイロ・サクレ地区にいるという。前回彼女を訪れた時は、もう日が暮れかけていたので家に帰ってしまっていたのか、土産物屋さんに場所を聞いて、周辺をくまなく探し回ったにもかかわらず、とうとう会うことができなかった。今回は昼間だし、詳しい地図で場所も確認してきたし、きっと見つけ出すぞ〜!と気合を入れ、小便小僧前を出発。

 グランプラスを横切り、大きな道路を一本渡り、さらにしばらく路地を北西の方向に進むと、そこがイロ・サクレ地区。地区の中心、ブーシェ通りには名物のムール貝やシーフードの盛り合わせを売り物にしたレストランがひしめきあっている。前に来たときはちょうど夕食時で通りに人があふれており、またここはボッタクリやスリが多いと聞いていたので緊張してしまい、ゆっくりと彼女を探すことができなかったけど、今日はまだどの店も開店準備中で人通りもまばらだ。上記の路地を歩いているとやがてムール貝専門店のシェ・レオンにぶつかるので、そこを左に曲がってブーシェ通りに入る。通りをぶらぶらと歩いているとすぐ、前回はたぶんお店の椅子に塞がれていて見えなかった、とても狭い路地が右手に伸びているのを発見。そして、その曲がり角には確かに彼女の名が・・・。


    
昼間のブーシェ通り(左) 彼女の名がかかれたサイン(中央) 彼女のいる通り(右)


 はやる心を押さえながら、この行き止まりの横丁を20メートルほど歩くと・・・、居た!厳重に鍵のかかった真っ赤な鉄柵の中で、確かに彼女は「しゃがんでいた」。そう、彼女の名は「ジャンネケ・ピス」。小便少女ちゃんである。

ジャンネケ・ピス

  
ジャンネケ・ピス(小便少女)


ジャンネケちゃんを激写するえみりん
 ジャンネケ・ピスは、1987年に誕生したブリュッセルの新名所。Denis Debouvrieという人が制作した。小便小僧のパロディだと思うけど、ものすご〜くリアルで、まあ、なんてことを〜、とついため息(^^ゞ なんというか、へなへなと力が抜けてしまう。私たちの前に、中国系の若い観光客の一団がいてみんなジャンネケちゃんの写真を撮っていたけど、小便小僧前の観光客達と違ってなんか微妙な表情をしていた(たぶん私たちもそんな顔だったのだろう)。女の子より、男の子の方が恥ずかしそうにしているのがおもしろかった。一緒になって眺めていたら、記念写真に誘ってくれたので、見ず知らずの彼らと一緒にピース。そのまま住所も言わずにバイバイしたので出来上がった写真は見ていないけど、きっとものすごく気の抜けた笑顔だったと思う。

 とはいえ、2年間も恋焦がれた彼女に会ったのだから・・・、と、彼らが帰ったあとも私たちはしばらく留まってジャンネケちゃんを激写(笑)。小便小僧の写真を撮っている時と違って、どことなく後ろめたい気がするのが珠に瑕だけど、思いがかなってとっても満足なひとときだった。



こんな風に微妙な評価のジャンネケちゃんだけど、彼女のポストカードやレコード(がでてるらしい)は、
エイズ患者のために使われているんだって(なんのさんのHPより)。健気な子や・・・(T-T)

ハロウィン気分いっぱいのギャルリー・サンチュベール
ギャルリーサンチュベール ジャンネケちゃんにバイバイを言って、再びブーシェ通りに出、今度はそのままギャルリー・サンチュベールへ。ギャルリー・サンチュベールは王・女王・王子と名付けられた3つの美しい通りからなる、ヨーロッパで最古のギャルリー(ショッピング・アーケード)のひとつ。2年前に来たときはもう日が暮れていて、文字通りウィンドウショッピングしかできなかったけれど、今回はまだお昼前、どのお店も開いている。しかもとってもいいお天気だったので、ガラスでできた天井から日が降り注いで、本当に美しい!ギャルリーは、淡いピンク色と白を基調にしていて、ところどころギリシャ・ローマ風?の彫刻もあり、そこにガラスを通した柔らかい日が当たるのを見ていると、本当にうっとりとしてしまう・・・。

駄菓子菓子!

 気をつけなくてはいけない。こんな宮殿のように美しいギャルリーだが、足元にはばっちりとワンちゃんの落し物が・・・。上ばっかり見ていると、えらい目に遭うのだ!


実は、こんなん言ってるエミが一番危なかったんだよねぇ・・・
ほんと、危機一髪でした!

ギャルリーサンチュベール それはともかく、ギャルリーサンチュベールのお店はショーウィンドウの飾り付けが本当に凝っていて、見て回るだけでも充分楽しい。完璧にコーディネートされたテーブルセッティングがすてきな食器店のウィンドウ、かわいいモビールが吊り下げられたブティックのウィンドウ、繊細なクリスタルガラスやリモージュボックスが並べられたウィンドウ・・・。特に、今回は訪れたのが9月だったので、全てのお店がハロウィンを意識した飾り付けになっていて、ウキウキした気分になってくる。

ノイハウスでうっとり
 なかでも、私たちの目をひいたのが、チョコレート専門店「ノイハウス」のウィンドウだった。ジャック・オー・ランタンや木の枝、古い本などと一緒に、色とりどりのゼリー菓子や、かぼちゃ色のリボンが巻かれたチョコレートのパッケージが並んでいる。前回の旅行のとき、すっかりここのチョコのファンになっていた私たちは、来る前から「絶対に買ってかえろうね!」と言っていたのだが、このウィンドウを見てますますその思いを強くしたのでした。


 
ノイハウスのウィンドウの前で・・・♪


 店内に入ると、中もすっかりハロウィン仕様。チョコレートの他にもフロランタンやヌガーなど、魅力的なお菓子がきれいにパッケノイハウス店内でお買い物中ージされ、お揃いのリボンをつけて並んでいる。しかも、宝石みたいな量り売りのチョコレートの後ろには、魔女みたいな(失礼!)店員さんが微笑んでいて・・・。
 チョコレートが信じられないくらい安いこともあって(好きなものを25〜30個詰めてもらって、2000円でおつりが来ました)、家用、友達用、職場用・・・、とついついたくさん買い込み、ハロウィン用ラッピングまでしてもらった私たち。荷物が重くなってしまったけど、至福のひとときでした・・・(*^^*)♪

ダンドワで休憩

記者らんママ

この日のジュリアン君 さて、ギャルリーを抜けて再びグランプラスに戻ると、セルクラースの像の前にはもうだ〜れもいなくなっていた。先ほどの喧騒がウソみたい。そこで、思う存分セルクラースの像をさすり、小便小僧前へ。こちらも、すっかり人気がなくなっていたので、柵にしがみついてしっかり見学。小便小僧ジュリアン君は、世界各国から服をプレゼントされるので、世界一の衣装持ちとも言われているが、今日の衣装は暖かい国からのプレゼントだろうか?白いコットンの上下だ。ちなみに彼の衣装コレクションは、グランプラスの「王の家」という建物の中で見ることができる。私たちも、今回は王の家に行くつもりだが、その前に・・・。

  今朝は、エミが乗り物酔いで朝食を少ししか食べられなかったので、このあたりで一度お茶休憩をすることに決定!ダンドワ前(なぜか白バイがいっぱい)もちろんブリュッセルでお茶といえば、ベルギーワッフルをはずすわけにはいきません。というわけで、この日はセルクラースの像とジュリアン君の間に位置する、「ダンドワ」というお店に直行。このお店は、1829年創業の老舗の菓子店で、ワッフルやスペキュロスというベルギー名物の焼き菓子で有名。甘〜い香りの漂う1階の店舗を抜け、2階へ上がると、11時を回った中途半端な時間だからか、先客は若い女性が一組のみ。奥の窓際の席に陣取ると、ウェイターさんがにこにことメニューを持ってきてくれた。

 メニューを広げると、まああることあること、ワッフルだけでも20種類以上はありそうだ。ベルギーワッフルには、長方形のふんわりしたブリュッセルワッフルと、ごつごつした丸型でしっかりした歯ざわりのリエージュワッフル(日本のマネケンで売ってるのはこっち)があるけど、ここダンドワでは両方がメニューに載っている。せっかく二人できたんだから、両方試してみる?とか、かなり迷ったけど、結局前回食べた味が忘れられず、二人ともブリュッセルワッフルにすることにした。注文を済ませて、改めて店内を見回すと、白い壁のあちこちに人物やハート型など様々や形をした大小のスペキュロスの型がかけてある。スペキュロスは、スパイスの効いたベルギー風のクッキーで、もともとは、12月6日のサン・ニコラの日に食べるお菓子だったそうだけど、今は年中売っている。


  
ダンドワの店内(左が2階のティールーム、中央が1階のショップ)と2階の窓の外



壁にかけてあった型の人物は、サン・ニコラだったのかな。
そうみたいよ。サン・ニコラは、いい子にしていた子ども達にスペキュロスと、プレゼントを
くれるんだって。サンタクロースと語源は一緒っぽいけど、ベルギーとオランダだけの風習
なんだって。

 また、階段の隙間から見える1階には、食べ歩きをする人用に焼かれたワッフル(もちろんこれも2種類ある)やお菓子に焼く前の生地、果物、名前も知らない様々な焼き菓子が並んでいるのが見え、窓の外からは街の音。

ワッフル、ワッフル♪
 やがて、頼んだワッフルが運ばれてきた。私のはレモン果汁とアイスのワッフル、アイスクリームとレモン果汁が添えられたブリュッセルワッフル。エミは、あっさりと粉砂糖がけのブリュッセルワッフルだ。どちらも、20×15×2センチは絶対ある、大きくてしかも焼きたて!それに、背の高いグラスに入ったホットティーとホットココア。飲みものには、それぞれ小さなクッキーが添えられていた。余談だが、このホットティーで使われていた茶漉しの形がとってもおしゃれで、私は一目で気に入ってしまった。細かい穴のあいたスプーンを2つ向かい合わせにくっつけた感じ?(右の写真参照)あまり気に入ったので、旅行中に絶対同じ物を見つけて買ってかえろう!と密かに心に決めたのだった。
 それはともかく、さっそく、ひとくち・・・

  「あ〜久しぶり、会いたかった!」

お砂糖のワッフル この表面のサクサク感、それでいて中はふんわり。何でこんなに上手に焼けるんやろ〜、もう大満足!お砂糖だけかけて食べるのも生地の味がわかっておいしいし、レモン果汁もさっぱりしていて最高。大きなワッフルは、あっという間に二人のおなかに納まったのでした。ココアも、さすがチョコレートの国、とってもおいしゅうございました・・・。
 静かな店内でゆっくり休憩させてもらい、さあ、観光の続きへ。次の目的地王の家は、12時までに入館しないと昼休みに入ってしまうので、ちょっと急いでもと来た道を歩く私たちだった。

王の家
記者えみりん

王の家入口 王の家は、16世紀にスペイン王カール5世の命で建てられたのに因んでこう呼ばれているけれど、王さまが住んだことは一度もない。フランス革命の直後には「人民の家」という、ベタな名前で呼ばれたこともあるらしい。現在は、ブリュッセル市立博物館として利用されている。私たちもなんとか午前中の開館時間中に到着。入口でおじさんから券を買って中に入ると、広くはないけど重厚な、歴史を感じさせる内装で少し緊張・・・。
王の家一階の展示室
 まずは一階の受付の横にある展示室を見学。貴族の館みたいな落ちついた部屋に、タペストリーなどがかけてある。続いて、階段を上って3階、お目当ての小便小僧の衣装コレクションへ。この階段、とっても感じがよくて、特に途中の壁にエンブレムをかたどったステンドグラスが入っているのが素敵だった。何のエンブレムかよくわからなかったけど、「カタルーニャ」とか書いた文字が見えたので、ひょっとしたらこの建物の建築を命じたスペイン王ゆかりのものかもしれない。

王の家のステンドグラス 小便小僧衣装コレクションは、展示室は小さかったけどなかなか見ごたえがあった。衣装が並んでいるだけかと思っていたら、なんと各国の民族衣装を来た小便小僧のレプリカがずらり!と天井まであるガラスケースに並んでいて、壮観・・・!我が日本のはあるかな、と探すと、あったあった。桃太郎さんと鎧兜だ。桃太郎の衣装にはちゃんと犬、猿、雉のぬいぐるみもセットされていた。ここがビデオ・カメラ禁止だったのが残念です。でも、外国を旅していて、その国と日本の交流が見て取れるのってなんかすごく嬉しい。
 最後に、2階のブリュッセルの歴史資料の部屋を見て退館。この部屋ではブリュッセルの歴史が絵で解説されていて、戦争や、街が火の海になった絵などを見てこのきれいな街もいろんな大変な目に遭ってきたんだなあ、とよくわからないなりに感じることができた。

そしてムール貝
記者らんママ

 外に出るころには、すでに午後1時前になっていて、受付のおじさんもお昼休みでいなくなっていた。さあ、もうお昼だわ。さっきのワッフルは朝ごはんだし、私たちもランチだわっ。ということで、先ほどジャンネケちゃんのところへ行く時に通り過ぎた「シェ・レオン」へ。中に入り、さっそく、ムール貝の白ワイン蒸しをひとつ注文!!
 ・・・と、ウェイターさんが

「へっ?ひとつ?他は??」
「何でひとつだけやねん!」

って顔をして、離れない。で、もう一度、

「ひとつだけ!」
「他は水!!」(笑)

と言ってお引き取りいただいた。何で外人さんってあんなにようけ食べられるんやろ。周りにいる人たちも、体の大きさは私たちの倍もないのに、確実に倍は食べている。

 ところで、私たちが「シェ・レオン」へ入るのは2回目。前回は、この2年前、アントワープの大聖堂横のお店に入った(シェ・レオンはベルギーを中心に展開するチェーンのムール貝専門店です)。注文をすませて周りを見回すと、このお店は繁華街にあるだけあり、アントワープのお店に比べてざっくばらんな、食堂然とした雰囲気。心なしかお店の人もせわしなく、余裕がなさそうに見える。


    
(左)シェ・レオン外観  (中央)シェ・レオンの内装  (右)ムール貝の白ワイン蒸し


満足なえみりんの図(笑) しばらくすると、私たちのムール貝が運ばれてきた。25センチくらいのお鍋いっぱいのムール貝(重さでいうと1キロ)と20センチくらいのフランスパン、それにムール貝にはつきもののフリット(フライドポテト)が15センチくらいのボールに山盛りいっぱい。しつこいけど、これを一人で食べちゃう現地の人のおなかっていったい?私たちは二人で分けてもおなかいっぱい。しかもフランスパンは残してしまった。

 お味の方は、前回7月に食べた時より貝は小振りになっていたものの、たっぷりのセロリと白ワインが絶妙のハーモニーを醸し出していてとってもおいしかったです。だしのたっぷり溶け込んだスープまで、しっかりといただいてきました。


大満足のベルギー遠足
 帰りのタリスは、3:40分発。一時間ぐらいランチしたあと、またまたグランプラスに戻り、広場のオープンカフェでコーヒーを飲んだり、絵はがきを書いたりしながら心ゆくまで広場の雰囲気に浸った。よく考えたら今回の遠足では本当にグランプラス周辺以外どこにも行っていないけど、たまにはウロウロせず大好きな場所をじっくり楽しむというのも、贅沢でいいですよネ・・・?お天気にも恵まれ、大満足の思いを胸に2回目のブリュッセルを後にした私たちでした。


    
(左)外人さんも団体行動する (中央)カフェでコーヒー♪ (右)グランプラスのオープンカフェ


次回は、東駅・サンマルタン運河でアメリ気分です。

  

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