パリ写真集&ミニエッセイ

エクスカーション・再びブリュッセルへ

その3・小便小僧と少女

写真の中には、クリックで拡大できるものもあります。



おなじみ小便小僧ジュリアンくん(左)と最近メジャーな小便少女ジャンネケちゃん(右)


さて、ブリュッセル編最後のページは、やはりこの2人にしめてもらいましょう。


まず、日本でもお馴染みの小便小僧(マネケン・ピス)、ジュリアンくん。グランプラスのセルクラースの像のところからから2辻ほど行ったところにいます。

1619年生まれの「ブリュッセルの最長老市民」で、作者は、彫刻家のデュケノワ。でもそれ以前に、すでに「ジュリアン」という名の小便小僧がここに居たそうです。由来は諸説ありますが、有名なのは、市庁舎を爆破しようと置かれた爆弾を少年が発見し、おしっこで消し止めたのにちなんで作られたというお話です。

ジュリアンくんはとても小さくてしかも高いところに立っているので、見た人が拍子抜けしてしまう「世界3大がっかり」のひとつとか言われてしまっていますが、この小さな像が何百年もこの場所にいて、ずっとブリュッセルの人々を見つづけてきたんだ、と思うとちょっとゾクゾクしてしまいます。
今日も世界中の人に囲まれるジュリアンくん

さて、ジュリアンくんは、世界各国から衣装をプレゼントされていて、「世界一の衣装もち」といわれています。前回訪れたときは、寒空のもと、なぜかはだかでしたが、今回は真っ白なコットンの上下を着ていました。

彼に最初に衣装を送ったのは、ルイ15世。酔っ払ったフランス兵がジュリアンくんを連れ去ったことへのお詫びとして、上等の衣装を贈ったのだとか。なかなか洒落たことをしますよね。でも、それだけジュリアンくんがブリュッセル市民に愛されていて、兵士の行為が国際問題に発展しかねなかったということなんでしょうね。ちなみに日本からも、桃太郎さん(犬、雉、猿つき)等の衣装が贈られています。



右の建物に、各国の衣装を着たジュリアンくんの写真がはってあります


ジュリアンくんの衣装は、グランプラスの「王の家」に展示されています。たくさんのジュリアンくんのレプリカが並んでいて、なかなか壮観でした!


対する小便少女、ジャンネケ・ピスちゃんは、1987年。18歳のお年頃。ドゥブリエ(?Debouvrie)という人が制作しました。小便小僧のパロディということですが、「パロディにしては真面目に作られすぎている」とか「リアルすぎて笑えない」とか、評価は今イチで、ジュリアン君が世界中の人から愛されているのに比べて、なにかと日陰者っぽい扱いを受けています。

場所もちょっと判りにくいところで、ジュリアン君とグランプラスを挟んでちょうど反対側のあたり、シーフードレストランがひしめくブーシェ通りのさらに奥の路地にいます。ブーシェ通りは夜になると狭い道いっぱいにテーブルが並ぶのでジャンネケちゃんを見つけ出しにくく、私たちも二回目の訪問にしてやっと出会うことができました(詳しくは、ベネルクス旅行記パリ旅行記)。


昼間のブーシェ通り



こちらがジャンネケちゃんのいる路地。そりゃ暗くなってからでは見つけられなかったわけだわ、と思うくらい狭いけど、なかなか雰囲気のいい路地だとおもわれません?いたずら書きとかもあるけど、クラシックな雰囲気の電燈とか、いいなぁ〜と思いました。

ジャンネケちゃんは、この奥の右手の柵の中にひっそりとしゃがんでいるのですが、実はエイズ撲滅のキャンペーンで働いたりと、なかなかいい子なんですよ〜。確かに、なかなかリアルで一瞬テレ笑いしてしまうようなジャンネケちゃんですが、それならそれで、ジュリアンくんにするみたいにかわいい衣装を送ってあげたりとか、大事にしてあげてほしいな〜、と思ったのでした。
ジャンネケちゃんのいる路地

何はともあれ、2回目の訪問にしてやっと探し当てたジャンネケちゃん。
思わず「激写」してしまったえみりんでした。



しっかり鍵がかけられているジャンネケちゃん

無遠慮に激写してみる



小便小僧ジュリアン君と少女ジャンネケちゃん。
いつかまたブリュッセルに行くことになったらぜひ会いたい2人です。

その1・グランプラス周辺

その2・ギャルリー・サンチュベール

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♪「異国から」(シューマン) by T.O.さん(MIDI FILE COLLECTION)