脚本&監督をジョン・ハーツフェルドが担当。原題は『FIFTEEN MINUTES』。2001年、アメリカ映画。カラー・シネスコ。SDDS他。上映時間121分。
現代のアメリカ、ニューヨークが舞台。チェコ人のエミール(カレル・ローデン)とロシア人のオレッグ(オレッグ・タクタロフ)は、刑務所を出所し、分け前を預かっている親友が住むニューヨークにやって来た。しかし、親友が自分たちの分け前を遣い込んでいることを知ったエミールは激怒。親友とその妻を惨殺、現場に放火して立ち去ろうとする。だが、偶然その場にいたチェコ人女性ダフネ(ヴェラ・ファミーガ)に、殺害現場を見られてしまった2人は、目撃者であるダフネを追って、さらなる殺人を繰り広げていく。ニューヨーク市警察殺人課の刑事エディ・フレミング(ロバート・デ・ニーロ)は、メディアに頻繁に露出している名物警官。今日もニュース番組『トップ・ストーリー』のアンカーマン、ロバート・ホーキンス(ケルシー・グラマー)に追いかけられている。ある日、火事の現場から男女の焼死体が発見されたと聞き、現場に向かったエディ。しかし、縄張りを荒らされた消防局の放火捜査員ジョーディ・ワーソー(エドワード・バーンズ)は、それが面白くない。だが、2人が追いかけている犯人が同じだと判ると協力して捜査を開始する。火事の現場で見かけた不審な女性について、エスコート・サービスの経営者(シャーリズ・セロン)に尋ねたところ、ダフネであることが判明。エディたちはダフネの勤める美容室へと向かった。そこで、エミールたちと鉢合わせたエディたちは、2人を逮捕しようとするが、逆にエディのパートナーのリオン(エイヴリー・ブルックス)やジョーディの同僚コーフィン(ジョン・ディレスタ)が負傷するはめに……。逃げ延びたエミールたちは、アメリカでは犯罪者がヒーローになっている現実を知り、自分たちもヒーローになろうと考える。そこで、ニューヨークで一番有名な警官エディを殺害し、その模様をビデオに納めることを計画。一方、エディは恋人である女性リポーター、ニコレット(メリナ・カナカレディス)にプロポーズしようと自宅で彼女が来るのを待っていた。しかし、エディの前に現れたのは……。
観る前までは地味な印象だったが、これは面白い!!今年のレイノス映画賞洋画部門ノミネートは、ほぼ間違いないだろう。映像面では、ニューヨーク市街での銃撃戦やビル火災のシーンが思わずのけ反ってしまうほどの迫力!!さらに、それ以上に驚くことが映画の中盤で待っている(これは映画を観てのお楽しみ)!!
一応、ロバート・デ・ニーロとエドワード・バーンズが主演だが、悪役であるエミール役のカレル・ローデンとオレッグ役のオレッグ・タクタロフの2人が、完全に主演を喰って、影の主役となっている。特に監督になりきってビデオを回すオレッグ・タクタロフの怪演は見モノ!!本当の暴力と殺人に溢れたビデオを前に「これこそ、アメリカ映画だ!!」と叫ぶシーンは圧巻!!
だが、何と言っても、マスコミや犯罪者を厚遇する法律に対する皮肉たっぷりの脚本が小気味良い!!マスコミ就職志望者は『破線のマリス』や『日本の黒い夏[冤罪]』と併せて、ご覧になるのがよろしかろう。オススメ作!!
●おすすめ対象
マスコミ&法曹関係者、及び、その志望者は必見!!
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●一言で言えば……
デ・ニーロ、死す!?