■RED SHADOW 赤影
2001年8月20日 テアトル蒲田

 東映創立50周年記念作品。伝統ある東映京都撮影所が、革新的な監督&外国製VFXと組んだ意欲作。原作:横山光輝。脚本:斉藤ひろし&木村雅俊。監督:中野裕之。テーマ音楽:布袋寅泰。2001年、日本映画(製作:東映&角川書店ほか)。カラー・ビスタ。ドルビー・デジタル。上映時間108分。2001年8月11日から9月21日まで全国東映邦画系にて公開。チェーン・マスターは丸の内東映。配給:東映。興行収入成績:7億円。
 かつて、隕石から採れた未知の鉄で、無敵の鋼を造り出した部族がいた。最強の武器を手に入れた彼らは他部族の侵略を考えるが、部族の長(きたろう)は平和のために、その力を使うよう命じる。それから時は流れ、戦国時代。かの部族は「影一族」となり、忍者として戦国大名である東郷秀信(津川雅彦)に仕えていた。さて、影忍者である赤影(安藤政信)は殺し合いが苦手。ある日、トラブルに巻き込まれた少年侍を救おうと剣豪である風祭龍之介(布袋寅泰)の前に立ちはだかる。だが、生きた心地がしなかった。そんな赤影と赤影の親友である青影(村上淳)、そして、赤影の恋人である飛鳥(麻生久美子)の3人に、影一族の長老である老師(谷啓)から無敵の鋼で出来た防具と小刀が、3人の直接の師匠である白影(竹中直人)からは新たな任務が授けられる。命じられた任務は戦国大名である六角直正(風間杜夫)の城に侵入し、東郷への攻撃をしないという約定を書かせること。3人は六角の忍者である半月(吹越満)や半月の部下である三日月(中田大輔)を傷つけること無く、見事、任務を成し遂げた。次に課せられた任務は京極家の秘密兵器の調査である。しかし、京極家の城で3人を待ち構えていたのは根来弦斎(根津甚八)率いる根来忍軍の精鋭たちだった。手裏剣の使い手である乱丸(藤井フミヤ)や乱丸の弟である力丸(舞の海秀平)に苦戦する3人。そんな中、赤影のピンチを救うため、飛鳥は自ら犠牲となる。飛鳥を密かに慕っていた青影は、これが原因で忍者を辞め、按摩師の善さん(椎名桔平)の所で会った遊女おりん(篠原涼子)にハマることで、辛い過去を忘れようとしていた。そんな時、京極家で御家騒動が起こる。京極家の家老である竹之内基章(陣内孝則)は、この混乱に乗じて実権を握ろうと、京極家の姫君である琴姫(奥菜恵)と対立する。そんな京極家を狙うのはロシアから来た女盗賊オリガ(アリーナ・カバエワ)であった……。
 まず、注目なのはコスチュームのカッコ良さだろう。特に「くノ一」はスゴイ。レザー系ミニスカボディコンスーツに網タイツだ(笑)。これを着た幼い時の飛鳥は超ラブリー(萌え〜)。大人になった時は超セクシー(燃え〜)!!だが、途中で飛鳥は死に、「さよならミニスカ・モード」となる(涙)。オーマイガッ(号泣)!?忍法「油断大敵よ★」の術が、もっと観たかったのに〜(漢泣き)。ま、その分、アリーナ・カバエワが頑張っているから良いか(ぉぃぉぃ)。
 しかし、萌える(?)のは「くノ一」コスチュームだけではない。忍者らしいアクロバティックなアクションにも「燃える」こと受け合いだ。跳ぶ、翔ぶ、飛ぶ、ついでに、回る、回る、回る(笑)。『マトリックス』のスタッフがVFXに参加しているだけあってか、アクションがクール。特に乱丸の手裏剣攻撃を赤影が完全に防御するシーンは必見の出来!!
 ところで、「専守防衛」をモットーにする影一族は「日陰者」という忍者の設定からも分かるように「自衛隊」のメタファー(暗喩)ではなかろうか。そう考えて観てみると、また違った面白さを感じられるかもしれない。

●おすすめ対象
 時代劇が苦手な人でも楽しめる。

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●一言で言えば……
 アンチ勧善懲悪時代劇!?


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