■アリス
2000年4月11日 俳優座トーキーナイト(現:廃館)

 『ファンタスティック・アニメコレクション』という特集上映のうちの1本。コマ撮りアニメと実写映像の見事なる融合で、有名なおとぎ話を大胆に映像化!
 アリスは、少し想像力の豊かな女の子。小川のそばで、お姉さんと2人で座っています。本を読みふけっているお姉さんにイタズラして、叩かれてしまったアリスは、ふてくされて小石を小川に投げ入れていました……という場面を人形を使い、アリスは空想して遊んでいました。小川のかわりに紅茶の入ったティーカップに小石を投げ入れていると、ガラスケースに入れられた剥製のウサギが、突然、動き出してアリスはビックリしました。ウサギは、自分の前足を戒めていた釘を歯で器用に抜き取ると、着替えて、ガラスケースを叩き割り、時計を見ながら、走り出しました。アリスがウサギを追いかけていくと、何とも奇妙な世界に迷い込んでしまいました。
 ルイス・キャロルの有名な原作を、大胆に脚色し、スイス&西ドイツ&イギリスの三ヵ国合作で映画化。1988年に制作された。
 まず、アリス役の少女が、なんとも可愛らしい。キレイな金髪で、まるでフランス人形のようだと思っていたら、インクを飲んで小さくなる場面で、本当に人形になってしまった(笑)。おそらく、小さくなったアリスを人形で表現しているのだろう。が、一瞬、人形に変身したのかと思ってしまった。
 アリス以外は全てコマ撮りアニメで描かれており、その独特の動きは、また、何とも言えず面白い。特に、お腹が裂けて、そこから、大鋸屑(おがくず)がこぼれているウサギの動きはユーモラスだ。さらに、動物の骨と剥製の組み合わせによって作り出されている異形の動物たちが、デザイン的に、とても興味深かった。
 ところで、メキシコのクレイアニメ『ノーブラ』が本編上映前に流れる。4分ほどの作品だが、ブラックなユーモアにあふれた作品だ。これは字幕無し。2度ほど観た感想としては、THXにも対応しているようなので、音響の良い映画館で観てみたいと思った。

●おすすめ対象
 ちょっと変わった映画を観たい人にオススメ。

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●一言で言えば……
 やっぱり夢オチか?


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