■実録・安藤組外伝/餓狼の掟
2002年4月15日 新宿東映パラス2(現:廃館)

 脚本:田部俊行。監督:梶間俊一。音楽:古賀義弥。2002年、日本映画(製作:東映東京撮影所)。カラー・ビスタ。ステレオ。上映時間100分。2002年4月13日から26日まで新宿東映パラス2(現:廃館)にて単館公開。配給:東映ビデオ。
 2002年の日本、伝説のヤクザである安藤昇(安藤昇/本人役で出演)が、過去を回想する形で物語は始まる。最初は、1950年の渋谷だった。明治大学の学生である花形敬(哀川翔)は、親友の伊沢(今井雅之)と共に、安藤昇(渡辺裕之)が率いる「安藤組」の門を叩く。「狂犬」と呼ばれていた花形の加入に安藤の部下(小西博之)は難色を示した。しかし、安藤は花形を組へと迎え入れる。安藤の期待に応え、花形は「安藤組」の勢力拡大に貢献。だが、それは愛する女(大河内奈々子)から離婚を切り出されるまでのことであった。愛する女を失った花形は、伊沢の女(青田典子)の店に入り浸るようになる。当初、花形は閉店後にやって来て、おとなしく呑んでいるだけだった。しかし、そのうち営業妨害になるような行動を取り始める。花形の暴走に手を焼く伊沢のため、彼の部下たちは花形を亡き者にせんと暗躍。だが、伊沢の部下による花形暗殺は未遂に終わる。そんな矢先、会社社長殺害容疑で安藤組長が逮捕された。組長代行として「安藤組」を支える花形を敵対組織のヒットマン(本田博太郎)が狙う……。
 東映東京撮影所作品。モノクロ画面でありながら薔薇の花の部分だけ赤くしたり、スローモーション・シーンを入れたりと、同時期に公開された『白い犬とワルツを』よりは丁寧な作りであることに好感が持てた。
 しかし、ポスターなどに大きくクレジットされているにも関わらず、小西博之は殆ど「エキストラ」状態である。本田博太郎に至っては「チラッ」としか出てこない有り様であった(まじ)。これには正直言って苦笑。また、哀川翔と今井雅之の学ラン姿は、どう考えても無理がある(失笑)。『友へ/チング』の主演陣のように、顔にコラーゲン注射をしたほうが良かったのでは(苦笑)?
 ところで、「安藤組」というのは、純粋な「ヤクザ屋」というより、今でいうところの「ベンチャー企業」みたいな感じだと思った。そう言えば、若い頃、安藤組長はカッコ良かったと聞く(安藤組解散後は俳優に転身)。ジャン=クロード・ヴァン・ダムが、「兄貴」と呼ぶ「GO(ジー・オー)グループ」の大神会長に似ていたそうだ(まじ?)。

●おすすめ対象
 ヤクザ映画ファンや出演俳優のファンなら納得か?

●関連商品

●一言で言えば……
 安藤ジイさんの美しい思い出(苦笑)♪


トップメニューに戻る