■BACK STAGE バックステージ
2001年8月1日 ヤマハホール(銀座)
2001年8月30日 銀座シネパトス

 監督&脚本:香月秀之。脚本:中西健二&後藤法子。2001年、日本映画(製作:メディアプロダクション&ハームズ)。カラー・ビスタ。ステレオ。上映時間110分。2001年8月18日より銀座シネパトス他にて全国順次公開。配給:日活。
 2001年の日本、東京が舞台。俳優養成学校「HAA」に通う田沼悟(高田宏太郎)は、そこで初恋の女性である後藤さやか(京島奈央)と再会した。さやかは音楽講師(佑記奈桜&古代眞琴)の指導の下、白井亘(川崎麻世)が主宰するミュージカル『I’m a singer』のオーディションを受けると言う。さやかが歌手になるという夢に向かって大きく羽ばたこうとしている一方、悟にはエキストラ以上の役が付かないでいた。その苛立ちを悟は助監督の山下(伊藤俊彦)や同級生の浅田(國場雄大)にぶつける。そんな悟をさやかは励まし続けた。やがて、2人の間には愛が芽生えていく。ある日、アイドルタレントの星野まゆみ(星野ゆりか)に気に入られた悟は、彼女が主演する新作映画の相手役に指名された。まゆみの父親が経営する商事会社の担当者である佐藤誠(村野武範)から5億円の資金提供を受けた映画プロデューサーの橘怜子(とよた真帆)は、まゆみから悟とさやかを別れさせるよう命令される。だが、そんな矢先、さやかの父親である後藤昭二(ミッキーカーチス)は、彼女が不治の病に冒されていることを医師である藤原(布川敏和)から宣告された。昭二は自分とさやかを捨てて渡米した妻である一色舞子(仲宗根美樹)に会うことを決意する。舞子はアメリカのブロードウェイで成功した歌手。日本へは『I’m a singer』のオーディション審査員を務めるため帰国していたのだ。一方、さやかの病気を知った悟は、さやかの側に居てやりたいと思い、映画出演を辞退する。悟の降板でスポンサー失った橘は、かつての名プロデューサー北村啓輔(峰岸徹)に相談。彼から資金提供を受けることに成功する。そして、巨匠である諸岡監督(今福将雄)を口説き落とした。何とか映画制作への目処をつけた橘は映画作りを再始動させるが……。
 上記のほか、HAA代表役で梨元勝や諸岡組スタッフ役で今井雅之、悟の叔父役で中原丈雄などが出演している。さて、役をあげるという助監督の甘言にのせられて妊娠させられた女優の卵や自分で自分を売り込む女優の卵(国場亜紀)など、ショービジネス界をモチーフにしているだけあって興味深いエピソードが多かった。映画製作の裏側も垣間見ることが出来るので映画好きにはたまらないだろう。
 技術的にもステディカムを多用していて面白かった。特に、冒頭シーン。ステディカムによる8分間の長回しは注目に値するだろう。
 しかし、多種多様な歌が挿入されているにも関わらず、ドルビーやDTSなどを採用していないのは残念。全体的には、ベテランの香月監督の作品なので押さえるべき所は押さえていて好感が持てる。合格点。あと、物語のカギとなるハートの形をした葉を持つ植物「ハーティーラヴィー」は園芸好きの私にとって、とても気になるところ。カワイイ!欲しい(笑)!!

●おすすめ対象
 俳優や歌手を目指している人は必見!?

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●一言で言えば……
 バックステージなだけに楽屋(バックステージ)オチ(苦笑)?


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