■ボディドロップアスファルト
2000年7月18日 アップリンク・ファクトリー(渋谷)

 「愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品選集」の内の1本。和田淳子監督最新作。
 現代の日本、東京が舞台。小説家志望の無職女、真中リエ(小山田さゆり)は、自分の妄想を綴った小説『ソフトクリームLOVE』で小説家デビューしてしまう。自分に自信をもったリエは、編集者に自分の想いを告白するが、拒絶される。編集者を追って外に出たところ、通りすがりのバードウォッチャーにデートに誘われるが、待ち合わせの場所に彼は来ない。失意の中、リエは続編『ソフトクリームLOVE2』を書き上げる。だが、愛のない不幸な結末に小説の主人公が激怒。リエを小説の世界へ引き込むと告げる。その時から、リエの想像することが現実に起こるようになってしまった……。
 基本的には、小山田さゆりの一人芝居の印象の強い作品だが、あがた森魚、鈴木慶一、手塚眞、沼田元氣、岸野雄一らが脇を固めている。正直、最初の20分は退屈だった。『エヴァンゲリオン』の粗雑なコピーとも言えるモノローグ演出は、帰宅恐怖症のお父さんでさえも帰りたくなるだろう。しかし、なぜか、中盤に挿入されるスタッフロールを過ぎた辺りから、映像がポップな感じになり、楽しめるようになる。最初の部分、5分くらいに縮めちゃったほうが良いと思うな。
 CGの映像は楽しくてGOOD!ラストの映像はなかなか迫力があって良かった(これは観てのお楽しみ)。また、巨大5円玉が街を爆走したり、煙突ロケットが発射されたり、UFOにアブダクション(誘拐)される場面など、なかなかシュールだ。
 ところで、このタイトル、覚えづらい。「バックドロップアスファルト」や「ダイビングボディプレスアタックオンアスファルト(これは私が車にはねられた時の状況だ)」などと間違って覚えてしまうのは、どうにかしたいところ。

●おすすめ対象
 渋谷に来られる人で、自主映画系が好きな人はどうぞ!

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●一言で言えば……
 最初の20分はガマンしてね。


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