■バトル・ロワイアル〈特別篇〉
2001年4月26日 AMCイクスピアリ16(現:シネマイクスピアリ)

 2000年末に社会現象を巻き起こした大ヒット作『バトル・ロワイアル』のディレクターズ・カット版。新たに撮影されたシーンや未公開シーンを加え、オリジナル版より8分ほど上映時間が長くなっている。監督:深作欣二。脚本:深作健太。原作:高見広春。2001年、日本映画(製作:東映ほか)。カラー・ビスタ。ドルビー・デジタル。上映時間121分。R−15指定(中学生以下は鑑賞不可)。配給:東映。興行収入成績:31億1000万円(『バトル・ロワイアル』の分を含む)。
 ストーリーは基本的に『バトル・ロワイアル』と同じなので、そちらをご覧あれ!!さて、新しく撮り下ろされたシーンは、バスケットボールの試合場面と、相馬光子の少女時代など。未公開シーンとして、中川典子の夢の中での教師キタノとの会話(音声有り)やオリジナル版ではカットされていた過激な描写などが盛り込まれている。オリジナル版と観比べてみないことには細かいことは何とも言えないが、オリジナル版より作り込まれた感じになっていて、より面白くなっている。オリジナル版を観た人も、もう一度楽しめるだろう。
 話は変わるが、冒頭に現れる東映タイトルが、この作品から新しいバージョンに変更された。この東映タイトルは、これまで何度か同じ場所で撮り直されているのだが、今回からはCGを駆使して過去の荒波を加工したものになっている。東映の話によると地球温暖化の影響のため荒波が起きず、新しい荒波を撮影できなかったからだそうだ(まじ)。
 閑話休題。映画の冒頭場面で画面一杯に映し出された「R−15」のマークが真っ二つに切り裂かれて、背後から「A KINJI FUKASAKU FILM」のクレジットが出てくる演出にニヤリ(笑)。オリジナル版公開時、「R−15指定」に一番腹を立てていたのが、深作欣二監督であったことを思い出してもらえれば分かるが、これは本作品に「R−15指定」を付けた「映倫」に対する深作監督の「挑発」なのである。本当に愉快だ(笑)。
 個人的には追加シーンである「レクイエム3」が好き。中川の小悪魔ちっくな微笑みに「こんな時、大人は子供になんて言えばいい?」と戸惑う教師キタノが微笑ましい(笑)。ところで、深作監督は「東京を舞台にして続編を撮りたい」とMX・TVの情報番組『Tokyo Boy』内で語っていた。『BR』の続編が本当に実現するかどうかは分からないが、市街戦バージョンの『BR』を観たいと思っているのは、私だけではないだろう。石原都知事に期待(まじ)!?

●おすすめ対象
 オリジナル版未見の人は必見!オリジナル版を観た人も楽しめること請け合い!

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●一言で言えば……
 ついに伝説となった傑作!!


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