『GOJOE//五条霊戦記』公開記念特集『石井・永瀬・浅野スペシャル THREE MEN IN FILMS 映画に生きる男たち』で上映された1本。監督:石井聰互。1982年、日本映画(製作:東映セントラルフィルム)。カラー・ビスタ。
年代不明、架空の場所「湾岸特別指定地区304」が舞台。見捨てられた埋め立て地にやって来た言葉が不自由なバイカー(上田馬之助)は、そこでバトル・ロッカーズ(陣内孝則ほか)とゼロヨン・レースで対戦する。バイカーは、バトル・ロッカーズとの対決に見事勝利。だが、バイクは故障してしまった。廃工場で一夜を明かすことになったバイカーは、その廃工場で、浮浪者たちのボス(麿赤兒)に助けられる。その頃、「湾岸特別指定地区304」では、原子力施設の建設計画が持ち上がっていた。この計画を知った暴力団「菊川一家」は、ヤクザ(泉谷しげる)を使って浮浪者たちを作業員として集め始めるが……。
家の近所にあるCD屋の映画サントラ・コーナーで、この作品のサントラCDを見かける度、「これはどんな作品なのだろう?」と思っていたが、それがついに明らかになった!!なんと、この映画は「サイバーパンク」ものだったのだ(まじ)!!
しかし、いわゆる外国製サイバーパンク映画とは異なり、チープな雰囲気が鼻につく(失笑)。その理由は、陣内孝則やコント赤信号の「聖鬼魔2」メイクのためだろう(苦笑)。ペコペコと腰が低い泉谷しげる(美術監督も兼務)も違和感爆裂(爆笑)!!コント赤信号のグルーピーを室井滋が演じていたり、『顔』の阪本順治監督が編集で参加していたり、芥川賞を受賞した作家(当時はバンドを率いていた)が出演していたりと、今、観ると別の意味で楽しめる作品だ(お宝映像満載♪)。
さて、この映画を観始めた時、最後には、陣内孝則率いるバトル・ロッカーズ&浮浪者軍団が、泉谷しげる&菊川ファミリーと対決するものだと思っていた。……が、その期待は見事に裏切られる。バトル・ロッカーズはバトル・ポリス(彼らの使用する銃が牛乳パックで作ったような代物であることも笑える)と、バイカー&浮浪者軍団は菊川一家と対決するのだ。そして、両者が交わることは1度も無い。その結果、本作品は観客に「混乱」と「苦笑」だけを残すことになった……(まじ)。
●おすすめ対象
お宝映像発掘が趣味の方にオススメ♪
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●一言で言えば……
和製“サイバーパンク映画”のはずが大暴走!!