社会現象にまでなった『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の続編。監督はドキュメンタリー映画の第一人者、ジョー・バーリンジャー。原題は『BOOK OF SHADOWS:BLAIR WITCH 2』。2000年、アメリカ映画。カラー・ビスタ。SDDS他。PG−12指定。上映時間91分。
1999年のアメリカ、バーキッツヴィルが舞台。映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の大ヒットによって観光地と化したこの町で、ジェフ・パターソン(ジェフ・ドノヴァン)は「ブレア・ウィッチ・ハント」というツアーを企画。インターネットを通じて参加者を募った。要するに映画の人気に便乗しようという魂胆だ。ジェフのツアーに応募してきたのは、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の関連本を出版しようとしているスティーヴン・ライアン・ターナー(スティーヴン・パーカー・ターナー)と彼の恋人であるトリステン・ライラー(トリステン・スカイラー)、自称「魔女」のエリカ・ギーアセン(エリカ・リーアセン)、そして、ゴス愛好家のキム・リン・ダイヤモンド(キム・ディレクター)の4人。彼らにジェフを加えた5人は、1940年から41年にかけて少年少女を多数誘拐し虐殺したラスティン・パーの家があったところでキャンプを張った。ここは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の元となった映画学校学生たちの16ミリフィルムが発見された場所である。ここで夜通し飲み明かそうと誓った5人だったが、不覚にも全員が眠り込んでしまう。目が覚めて彼らが見た物は徹底的に破壊された撮影機材と撮影済のビデオテープ。皆が眠ってしまった数時間に何が起こったのか、調べるため5人はジェフの家に向かう……。
前作『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』では行方不明になった映画学校の学生が残したフィルムを編集して公開したという触れ込みだったが、今回は実際に起きた事件の「再現ドラマ」という形をとっていて興味深い。役名と役者の名前が酷似しているのは、そういった理由かららしい。凝ってるー(笑)。
さて、この映画はブレアウィッチの伝説について予備知識があったほうが、より楽しめる作品だ。伝説の始まりは1785年にまで遡る。当時、ブレア村にいたエリー・ケドワードが魔女として殺され、その呪いのためにブレア村の周辺では神隠しや奇妙な事故死、猟奇殺人事件が頻発するようになったというのが伝説の大体の中身。そのうち、魔女エリーの物語やラスティン・パーの虐殺事件もサイドストーリーとして映画化されるかもしれない(「クトゥルー神話」モノみたいに「ブレアウィッチ伝説」モノとかいうジャンルが出来たりして)。
噂だと、この作品は「ゴールデンラズベリー賞」にノミネートされたそうだ。知らない人のために説明しておくが「ゴールデンラズベリー賞」とはアメリカで最低の映画に贈られるというとてもありがたくない映画賞だ(笑)。確か、2001年度の受賞作は『バトルフィールド・アース』(上映終了間際にはチケットが100円とかで投げ売り状態)だったから『ブレアウィッチ2』は受賞を免れたハズだが……(笑)。でも、前作よりは格段に面白くなっているよ!これは間違いない(笑)。ところで、JTBが本当に「ブレア・ウィッチ・ツアー」をやるらしい。行きてー(笑)!!
●おすすめ対象
前作を観た人なら是非!!
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●一言で言えば……
疑似(?)ドキュメンタリー映画の最高峰!?