■コラテラル・ダメージ
2002年5月10日 109シネマズ木場

 原題『COLLATERAL DAMAGE』。原案:ロナルド・ルース。原案&脚本:デイビッド・グリフィス&ピーター・グリフィス。監督:アンドリュー・デイビス。2001年、アメリカ映画(製作:ワーナー・ブラザース映画)。カラー・ビスタ。SDDS&DTS&ドルビー・デジタル。上映時間108分。2002年4月20日から5月17日まで全国松竹・東急系(旧:松竹・東急洋画系)にて公開。チェーン・マスターは丸の内ルーブル(現:サロンパス ルーブル丸の内)。2002年5月18日より渋谷東急3(現:廃館)系列にて続映。配給:ワーナー・ブラザース映画。興行収入成績:10億円。
 2001年のアメリカから物語は始まる。ロサンゼルス消防庁の消防隊長ゴーディー・ブルーアー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、その日、妻であるアン(リンゼイ・フロスト)と息子マット(アーザン・ダンプフ)を迎えに、オープンカフェを訪れるところだった。しかし、ゴーディーの目の前で妻と子供は爆死する。爆弾テロに巻き込まれたのだ。インド系FBI捜査官フィップス(ミゲル・サンドヴァル)とアフリカ系FBI捜査官ドレイ(ケヴィン・ベアード)が調べたところ、犯人は米国のコロンビア支配を非難している「コロンビア解放軍」の指導者「ウルフ」ことクラウディオ(クリフ・カーティス)、標的はCIAのコロンビア担当官ブラント(イライアス・コーティアス)であったことが判る。一方、爆発で負傷したゴーディーは、病院で医師(シェリー・マリル)から手当てを受けていた。その時、アメリカ政府が「コロンビア解放軍」に対して、報復攻撃をしないと発表したことをTVで知り、激怒。自らクラウディオに復讐しようとコロンビアに侵入する。ゴーディーのコロンビア入りを知ったCIAと「解放軍」は、それぞれゴーディーを捕らえるべく暗躍。CIAが支援しているコロンビア政府警察に逮捕されたゴーディーは、彼を狙っていた「解放軍」兵士共々、拘置所に入れられてしまう。その拘置所で技術者アームストロング(ジョン・タトゥーロ)と出会ったゴーディーは、彼から「解放軍」支配地域を通行する「パス」を手に入れた。そして、捕らえられている仲間を助けに来た「解放軍」が、拘置所を襲撃している隙を突いて逃げ出す。「パス」のお陰で「解放軍」に協力しているコカイン生産者フェリックス(ジョン・レグイザモ)の屋敷に入り込むことに成功したゴーディーは、クラウディオのいる「解放軍」のアジトを目指した。そして、アジトに潜入したゴーディーはクラウディオを発見する。殺された家族と同じ苦しみを味あわせてやろうと、爆薬をしかけるゴーディー。だが、爆弾が破裂する寸前、クラウディオの妻セリーナ(フランチェスカ・ネリー)と彼女の息子マウロ(タイラー・ポージー)が、クラウディオのいる建物に近付いてきた。「罪の無い者を死なせるわけにはいかない」と思ったゴーディーは、セリーナたちを助けるべく大声を出す。その結果、クラウディオの暗殺に失敗。ゴーディーは「解放軍」に捕らえられ、彼らのキャンプで解放軍兵士のロマン(ジュス・ガルシア)から暴行を受けることになる……。
 原題である「COLLATERAL DAMAGE」を直訳すると「付随的な被害」となる。宣伝等ではコレを「目的のための犠牲」と訳していたが、ちょっと無理があるだろう(苦笑)。本作品は要人を狙った爆弾テロに巻き込まれた家族の悲劇を描いた映画である(多分)。だから、「COLLATERAL DAMAGE」は「巻き添え」と訳すほうが正しいのだ(まじ)!!
 さて、映画『巻き添え』(失笑)についてだが、「冒頭の爆弾テロ事件、本当は前もって知ってたろ、アメリカ政府(ニヤリ)?……でも、シュワちゃんを怒らせて彼にテロリストたちを攻撃させたかったから黙ってたべ(激ヤバ)?」という感じである(苦笑)。要するに、爆弾テロで家族が死んだのは、シュワちゃんを「オコラセルタメノ・ダメージ(怒らせるための犠牲)」だったように思えてならないのだ(失笑)。まあ、そこそこ楽しめたのだが、出来はシュワちゃん主演前作『シックス・デイ』より一段落ちるかもしれない。正直言って、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件が無かったら、話題にもなっていなかっただろう(まじ)。テロ事件の影響で公開が延期され、一躍注目をあびたことは記憶に新しいところだ(実際、最近のシュワルツェネッガー主演作では、久し振りに興行成績全米1位を記録している)。
 しかし、日本での観客動員成績はイマイチ奮わなかった(東京での初日&2日目動員成績は4位)。すっかり「戦う父親」役が定番となっているシュワちゃんの映画を日本でヒットさせるには、ファミリー層にアピールしなければならない!!そのためにも日本語吹替版の併映が不可欠であるのだ。次回作では是非、日本語吹替版の併映を希望!!ところで、北朝鮮に家族を拉致されている人が、この映画を観たら自力で救出に行っちゃうかもしれないなァ……(ヤバイ)。

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●一言で言えば……
 ありがとう、アルカイダ♪(by『コラテラル・ダメージ』出資者)


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