■キャスト・アウェイ
2001年3月18日 上野宝塚劇場(現:廃館)

 ウィリアム・ブロイレスJr.の脚本をロバート・ゼメキス監督が映画化。製作:ロバート・ゼメキス&トム・ハンクス他。原題は『CAST AWAY』。2000年、アメリカ映画。カラー・ビスタ。ドルビー・デジタル。上映時間144分。興行収入成績:32億7000万円。
 2000年のロシアから物語は始まる。フェデラル・エクスプレス(通称フェデックス「FedEx」)のシステムエンジニア、チャック・ノーランド(トム・ハンクス)は、同僚のスタン(ニック・シャーシー)と共にクリスマスイヴのアメリカに帰ってきた。チャックは今度の帰国で、近所の歯科医ジェリー・ラヴェット(クリス・ノス)に虫歯を治療してもらおうと考えている。だが、急な仕事が入ったため、恋人であるケリー(ヘレン・ハント)と一緒にイヴを過ごすことなく、アメリカを離れなければいけなくなった。ケリーからのプレゼントを受け取り、後ろ髪を引かれる思いで飛行機に乗り込むチャック。しかし、チャックの乗った飛行機は太平洋上に墜落する。何とか生き残ったチャックは無人島に流れ着いたが……。
 『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞6部門を受賞したトム・ハンクスとロバート・ゼメキスが「二匹目のドジョウ」を狙って組んだ現代版『ロビンソン・クルーソー』。気になるその結果は「柳の下にドジョウは居(お)らぬ」。たまたま、うまくいったからといって、同じ方法で再び成功を得ようとしても、うまくいくものではないという例えね(涙)。
 とにかく、退屈な作品。あまりない中身を薄めて延ばしたという感じは否めない。飛行機の墜落シーンや無人島でのサバイバル生活など興味深い点もあるが、無人島生活を扱った日本テレビの『進ぬ!電波少年』のほうが面白かった。この作品の唯一の救いは、内容の大半がトム・ハンクスの一人芝居のため、セリフが少なかったことだろう。セリフが少なかったおかげで戸田奈津子の珍妙な訳があまり気にならなかった(苦笑)。
 原題である「CAST AWAY」の意味は「(海での)遭難者」と「見捨てられた人」。だが、肝心の映画の出来がコレでは、すぐに人々から「見捨てられた」映画になってしまうだろう。あまりの眠さに私は映画館で遭難しかかった(失笑)。不眠症の人にオススメ(爆笑)。

●おすすめ対象
 出演俳優(特にトム・ハンクス)のファンなら……。

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●一言で言えば……
 壮大なスケールで贈るトム・ハンクスの一人芝居。


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