■弱虫(チンピラ)
2000年11月14日 新宿トーア

 原作:立原あゆみ(日本文芸社『週刊漫画ゴラク』連載)。楽曲協力:山崎まさよし。監督:望月六郎(『皆月』ほか)。脚本:石川雅也&平山幸樹。2000年、日本映画(製作:エクセレントフィルム)。カラー・ビスタ。ステレオ。上映時間109分。2000年11月11日より新宿トーアほか全国順次公開。配給:グルーヴコーポレーション。
 2000年の日本、東京が舞台。ヤクザとトラブルを起こした北爪修(北村一輝)は、それが契機となって船水良輔(田口トモロヲ)の舎弟となる。船水は藤堂(大杉漣)などの企業人を恐喝したり、金貸しを生業としていた。船水の下で、電話ボックスにピンクチラシを貼ったり、風俗店の女の子たちの悩みを解決したりする修の日常に、1人の女が転がり込んでくる。彼女の名は村瀬景子(宮前希依)。景子は船水の親分である月島組長(長門裕之)の愛人だったが、老人の相手をするのを嫌がって逃げ出してきたのだ。景子は修の所に匿われたが、結局、月島組長の元に連れ戻されてしまう。だが、その事件以来、景子は修の携帯電話に電話をかけてくるようになった。そんな矢先、月島組長が江戸川組から銃撃を受ける。桜井のオジキ(麿赤兒)が言うことには、江戸川組の背後には「西」が控えている様子。丁度、日本最大の暴力団から提携を申し込まれていた月島組長は、風組との縁を切って、そちらとの提携に走った。そのため、船水と朝村(ガダルカナル・タカ)は風組組長(竹中直人)に了解を求めに行く。抗争への火種が増えていく中、修は猫を殺す少女(大沢あかね/安野奈美)と出会った。少女との交流によって、景子を愛していることに気付いた修は、恋人である藤崎有美(星遙子)と別れることにするが……。
 田口トモロヲが、主役である北村一輝を喰う存在感で好演。新人である宮前希依も、文字通り身体を張った熱演で印象に残った。大杉漣や麿赤兒がチョイ役だったのが、個人的には残念だったが、この豪華なキャスティングでは仕方がないか。
 ところで、少女役の女の子の名前がエンドクレジットでは「安野奈美」に、公式HPでは「大沢あかね」になっていたのだが、どちらが正しいのだろうか?どちらにしろ、まだ15歳未満だろうから、この映画は観られない(「R−15指定」だから)。せっかく出演したのに観られないなんてかわいそう。
 あと、猫を飼っている人には、猫殺しの場面は刺激が強過ぎる。猫好きの人は、ある程度の覚悟を持って、この映画に臨んだほうが無難だろう。

●おすすめ対象
 R−15指定。中学生は観ちゃ駄目!!

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●一言で言えば……
 少女漫画風ヤクザ映画!?


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