■コラム 邦題が独自の映画は面白い!?
 皆さんは映画を観る時、何を参考にして観る映画を決めるのだろうか?映画評論家による評価記事を参考にして、観る作品を決める人もいるだろう。だが、評論家にも映画の好き嫌いがある。例えば、北川れい子(映画評論家)によって「プラモがチョコマカしてるだけ」とコキ下ろされた『梟の城』。拙者は、かなり楽しむことができた。
 また、映画評論家がコメントするのは、有名な作品に対してだけあり、マイナー作品については、ほとんど無視されているのが現状である。私の経験では、1998年度レイノス映画賞邦画アニメ部門に輝いた『機動戦艦ナデシコ The Prince of Darkness』の評価記事は1回しか見られなかった。ちなみに、『ナデシコ』はマイナー系ではなくメジャー系(全国東映邦画系)で公開された作品である。同じくメジャー系で公開された『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE』(全国東宝洋画系公開)や、『め組の大吾』(単館公開)、『からくりの君』(単館公開)、『LOVE GOD』(単館公開)に至っては、評価記事を目にすることさえ無かった。
 しかし、それは拙者の情報収集能力が低かったからかもしれない。だが、拙者は、4大新聞(朝日&読売&毎日&日経)、2大タブロイド紙(夕刊フジ&ゲンダイ)、4大少年誌(マガジン&ジャンプ&チャンピオン&サンデー)、主要青年誌(アクション&モーニング&ビッグコミックスペリオール&ビッグコミックオリジナル&ビッグコミックスピリッツ&ヤングマガジン&ヤングサンデー&ヤングジャンプ&ヤングチャンピオン&漫画サンデー&漫画TIMES&漫画ゴラク)、ぴあ等を毎日、毎週、毎月チェックしてきた。これら有名紙や雑誌に載っている評価記事については、大抵、目を通している。
 閑話休題。前置きが長くなってしまったが、要するに、評価記事は大して参考にならないということが言いたいのだ。では、何を参考にして映画を選べば良いのだろうか?
 外国映画(英語圏の作品の場合)の場合、ちょっとした見分け方がある。ズバリ、英語の原題を、そのままカタカナ表記した邦題を使用している作品は、避けるという方法だ。ちなみに、『アルマゲドン』や『ファイト・クラブ』等が、英語原題をカタカナ表記した邦題の例である。
 洋画配給会社の人たちの中には、英語原題をカタカナで表記した邦題のほうが「カッコイイ」と思う人もいるようだ。しかし、日本語ほどカッコ良く、ロマンティックな言葉は無い。しかも、キチンと日本語化された邦題には、映画の内容を多くの人に伝えることができるという利点もあるのだ。例えば、『エバー・アフター』という邦題だけを聞いて、内容を思い浮かべることのできる日本人が、どれほどいるだろうか?
 また、配給会社も、面白い作品に対しては気合が入るものである。逆に、つまらない作品に対しては、邦題を考えることさえ面倒臭くなって、原題をカタカナ表記することで、お茶を濁した可能性もあるのだ。
 1999年度レイノス映画賞洋画部門に輝いた『隣人は静かに笑う』(原題『ARLINGTON ROAD』)は、某TVドラマのタイトルにパクられたほどのインパクトがあり、映画内容を見事に言い表している。しかも、この作品、レイノス映画賞を受賞しているだけあって、物凄く面白いのだ!!
 「邦題が独自のモノであれば、その映画は面白い」というこの判別法は簡単で、しかも、お金がかからない。某(それがし)が自信を持って、お勧めする「面白い映画の見分け方」にて候(そうろう)。ぜひ、試してみて欲しい。
 《追記》シルベスター・スタローン主演の『追撃者』(原題『get carter』)のように、この判別法に当てはまらない例外もあるので注意。
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