■ダンジョン&ドラゴン
2001年6月9日 科学技術館サイエンスホール(竹橋)

 ロール・プレイング・ゲームの元祖『ダンジョン&ドラゴンズ』の実写映画。トッパー・リリエン&キャロル・カートライトの共同脚本をコートニー・ソロモン監督が映画化。原題は『DUNGEONS&DRAGONS』。2001年、アメリカ映画。カラー・ビスタ。SDDS他。上映時間108分。
 架空の王国イズメールが舞台。魔法を使用できる魔術師たちが魔法を使えない平民たちを支配するこの国で、1つの謀略が進められていた。この国を支配しようと考えていた宰相プロフィオン(ジェレミー・アイアンズ)はゴールド・ドラゴンを支配する魔法の杖を開発しようとする。だが、開発できずにいた。平等と改革を唱える若き女王サヴィーナ(ソーラ・バーチ)を退け、自分が独裁者となるには、女王が持つゴールド・ドラゴンを操る杖が、どうしても邪魔になる。そこで、プロフィオンは大魔術師で構成される評議会を煽動し、女王から杖を取り上げようとした。危険を感じた女王は賢者ヴィルダン(エドワード・ジューズベリー)に相談する。ヴィルダンはゴールド・ドラゴンより強いレッド・ドラゴンを支配する「サブリールの杖」の存在を伝えた。しかし、「サブリールの杖」の存在はプロフィオンの使い魔によって彼らの知るところになる。プロフィオンは部下ダモダー(ブルース・ペイン)をヴィルダンのいる魔法大学に派遣。杖の在り処を示した地図とヴィルダンの命を狙う。ヴィルダンは自分の命と引き換えに地図を助手である見習い魔法使いのマリーナ(ゾー・マクラーレン)に託した。ちょうどその時、ヴィルダンの研究室を物色していた盗賊のリドリー(ジャスティン・ワリン)と相棒のスネイルズ(マーロン・ウェイアンズ)は、事件に巻き込まれマリーナとともに追われるハメに……。ダモダーから逃げる途中、ドワーフのエルウッド(リー・アレンバーグ)に助けられた3人は、ともに「サブリールの杖」を探す旅に出掛ける。杖を得るために必要なアイテム「ドラゴンの瞳」を得るため、盗賊ギルドのザイラス(リチャード・オブライエン)を訪ねる4人。そんな彼らをエルフのノルダ(クリステン・ウィルソン)は密かに追いかける……。
 日本でも有名なテーブル・トークRPG『ダンジョン&ドラゴンズ』は1974年に誕生した。私よりも歴史の古いゲームなのだ(ビックリ)。テーブル・トークRPGとは、いわゆるTVゲームのRPGとは異なり人間同士の会話とダイスの目によって進められていくRPGのことだ。テーブル・トークをかじったことのある人間なら『D&D』という名前くらい聞いたことがあるだろう。ところで、映画の邦題が『ダンジョン&ドラゴン』となっており、ゲームの邦題(『ダンジョン&ドラゴンズ』)と異なって「ズ」が抜けている。だから、映画の邦題にマニアは違和感があるかもしれない。だが、一般の人にとって「ドラゴンズ」と言えば、十中八九、プロ野球の中日ドラゴンズのことだろう。「ズ」を抜いたのは、そこら辺を配慮したためではなかろうか?
 さて、映画についてだが、何と言ってもラストの戦闘シーンが素晴らしかった!!ゴールド・ドラゴンの群れが魔術師たちの立てこもる塔を口から吐く火球で攻撃すると、プロフィオンは冷却魔法で火球を無力化!!間髪を入れずに何人もの魔術師による爆炎魔法の一斉射撃がドラゴンたちを襲う。さらに、レッド・ドラゴンの大群が、これに加わり、無数のドラゴンによる空中戦が繰り広げられのだ!!この映像は一見の価値がある!!
 ところで、アメリカ映画ではスタッフロールの最後のほうに「この映画では動物を傷つけたり、虐待してはいません」という決まり文句が入っているのだが、この作品では「この映画ではドラゴンや動物を傷つけたり。虐待してはいません」となっていた。ドラゴンは架空の生き物だから、虐待のしようがないのだが……(笑)。スタッフの遊び心が感じられ、つい笑ってしまった。

●おすすめ対象
 マニアなら観た後、ディープな会話が楽しめるだろう(笑)。

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●一言で言えば……
 101匹ドラゴン大行進(スゴイ)!?


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