■ディボーシング・ジャック
2001年6月25日 シブヤ・シネマ・ソサエティ(現:シネマ・アンジェリカ)

 未だ紛争の絶えない北アイルランドを舞台に繰り広げられるハード・ボイルド・コメディ。北アイルランドの紛争地帯で初めて撮影された作品として話題になった。原作&脚本:コリン・ベイトマン。監督:デヴィッド・キャフリー。原題は『Divorcing Jack』。1998年、イギリス(北アイルランド)映画。カラー・ビスタ。ドルビー・デジタル。上映時間110分。
 1999年のイギリス・北アイルランドが舞台。二流コラムニストのダン・スターキー(デヴィッド・シューリス)は、首相選挙中、新聞社が支持する首相候補マイケル・ブリン(ロバート・リンゼイ)を批判する記事を書いてボツにされる。さらに、首相選挙を取材するためボストンから来た政治記者パーカー(リチャード・ガント)のお守り役を押しつけられてしまった。ふてくされて公園でビールをあおっていると、ダンのファンだという美大生マーガレット(ローラ・フレイザー)と出会う。つい、マーガレットに手を出したダンは、妻パトリシア(レイン・メーガウ)から家を追い出されてしまった。仕方なくマーガレットの家に転がり込んだダンは、マーガレットの元彼がIRAの大物パット・キーガン(ジェイソン・アイザックス)だと知りビックリ!しかも、夜食を買いに出掛けた隙にマーガレットが殺され2度ビックリ!彼女の死に際の言葉は「ディボース(離婚)……ジャック」。ジャックって誰!?と思う間もなく、戸口に妖しい影。おのれ〜マーガレットのかたき〜と飛びかかったらマーガレットの母親!しかも、死んじゃった〜!!慌てて逃げ出したダンは乱暴なタクシー・ドライバー(ブロナー・ギャラガー)が運転するタクシーに飛び乗り、その場を逃げ出す。しかし、IRAやマフィア、民兵に義勇軍、果ては警察までがダンを追いかけ回すことに。ダン、大ピンチ〜!!そんな彼を救ったのは、ちょっと過激な尼さん、リー・クーパー(レイチェル・グリフィス)であった。
 これは掘り出し物!特に拳銃を手に暴れまわる尼さんがカッコイイ!しかも、彼女はナースにも変身するのだ(笑)。それにしても、拳銃を構えた純白の尼さんって「絵」になるなぁ〜(笑)。
 さて、娯楽映画でありながら、北アイルランド紛争の原因や現在の状況なども楽しく学べてしまう作りには恐れ入った。外交問題オンチはコレを観よ(笑)!
 ところで、映画のタイトルであり、キーワードでもある「Divorcing Jack」を訳せば「離婚して、ジャック!」という感じだろうか。もちろん「ジャック」は人名ではなくイギリスのことだよ(笑)。

●おすすめ対象
 「北アイルランドってドコ?」な人でもOK!

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●一言で言えば……
 これ一本で北アイルランド問題丸解り!?


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