■DENGEKI 電撃
2001年7月24日 有楽町よみうりホール

 原作は元警官であるジョン・ウェスタマンの刑事小説『EXIT WOUNDS』。脚本:エド・ホロウィッツ&リチャード・ドービディオ。監督:アンジェイ・バートコウィアク。製作:ジョエル・シルバー。原題『EXIT WOUNDS』。2001年、アメリカ映画。カラー・シネスコ。SDDS&DTS&ドルビー・デジタル。上映時間101分。
 2001年のアメリカ、デトロイトが舞台。デトロイト市警のオーリン・ボイド(スティーブン・セガール)は、副大統領をテロリストから守るため、彼を川に叩き込む。しかし、この行動が問題となり、オーリンは悪名高い15分署に左遷されてしまった。女上司マルケイヒー(ジル・ヘネシー)から感情をコントロールするセミナーに強制的に出席させられたオーリンは、そこで、お調子者のTV屋ヘンリー・ウェイン(トム・アーノルド)と出会う。ある日、街をパトロールしていて麻薬の取引現場に遭遇したオーリンは、犯人を逮捕する。だが、逮捕したのは麻薬の潜入捜査官モンティーニ(デイビッド・バディム)で、逃がしたのが麻薬の売人ラトレル・ウォーカー(DMX)であった。このチョンボでオーリンは交通整理の制服警官に降格され、黒人警官クラーク(アイザイア・ワシントン)と組まされることになる。元内務調査局という経歴を持つマルケイヒーの部下という立場のため、15分署の警察官から内務調査官ではないかと疑われたオーリンはモンティーニの仲間ユーセル・ディンガー(マシュー・G・テイラー)に因縁を付けられた。一触即発のピンチに割って入ったのが署内の人望も厚い黒人刑事ストラット(マイケル・ジェイ・ホワイト)である。さて、オーリンはラトレルを追って、ラトレルの仲間であるT.K.(アンソニー・アンダーソン)のクラブに乱入するが……。
 まず、ストーリーについてだが、入り組んでいて、ちょっと油断すると話が分からなくなる危険性があった。最初から最後まで集中して観ることをオススメする。しかし、シリアスな展開ばかりかというと、そうでもない。例えば、黒人であるラトレルとT.K.が高級車販売店に車を買いに来るシーン。失礼な対応をしたのが黒人販売員で、まともな対応をしたのが白人販売員だったというエピソードなど、観ていてニヤリとする場面も多かった。
 また、セガールと言えば実戦的な地味(苦笑)アクションがウリだが、今回はアンジェイ・バートコウィアク監督(代表作『ロミオ・マスト・ダイ』)と組み、アクションに香港テイストをプラス。派手な仕上がりになっている。ガン・アクションにカー・チェイス、格闘にチャンバラと内容も盛り沢山だ。もちろん、セガールの地味系(失笑)アクションも、ちゃんとあるのでファンはご安心を(笑)。
 歴代セガール映画1番の興行収益を上げた作品というだけあって結構面白い。だが、個人的に1番好きなセガール映画は『沈黙の陰謀』だ。『DENGEKI 電撃』は2番目くらいかな?

●おすすめ対象
 スティーブン・セガールのファンなら是非!

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●一言で言えば……
 スティーブン・セガール版『新宿鮫』?


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