■ダイナソー
2000年11月12日 西武ドーム特設会場/日本語字幕版
2001年1月22日 AMCイクスピアリ16(現:シネマイクスピアリ)/DLP&日本語吹替版

 総制作費3億ドル。映像部門スタッフ総勢900人。3D映像作成時間320万時間。ディスク容量4500万メガバイトを費やしたアニメ大作。監督:ラルフ・ゾンダッグ&エリック・レイトン。脚本:ジョン・ハリソン&ロバート・ネルソン・ジャコブ&ラルフ・ゾンダッグ&トム・エンリケ&シルレイ・ピアース&レット・リーズ。原案:ウォロン・グリーン。原題『DINOSAUR』。2000年、アメリカ映画(製作:ウォルト・ディズニー映画)。カラー・ビスタ。SDDS&DTS&ドルビー・デジタル。上映時間82分。2000年12月9日より全国東宝洋画系にて公開。チェーン・マスターは日劇プラザ(現:日劇3)。配給:ブエナビスタインターナショナル(ジャパン)。興行収入成績:49億円。
 6500万年前の白亜紀が舞台。ひょんなことからキツネザルのプリオ(声:アルフル・ウッダード&高島雅羅)に拾われたイグアノドンの子供アラダー。プリオの父親であるヤー(声:オジ―・デイビス&渡部猛)はアラダーを育てることに反対するが、アラダーの可愛らしさに負け、育てることになる。月日は流れ、アラダー(声:D.B.スウィーニー&袴田吉彦)は立派なイグアノドンに成長していた。プリオの娘スーリ(声:ヘイデン・パネティエーリ&須藤祐実)や親友のジーニー(声:マックス・カセーラ&中尾隆聖)と楽しく暮らすアラダー。だが、幸福な時は長くは続かなかった。隕石落下による火災でキツネザルたちの多くが死んでしまったのだ。生き残ったアラダーたちは新天地を探して彷徨い続ける。ある日、クローン(声:サミュエル・E・ライト&中田譲治)という名のイグアノドンが率いる群れに出会ったアラダーは、群れの中にいた年老いたメスのスティラコサウルスであるイーマ(声:デラ・リース&磯辺万沙子)から「生命の大地」へ行く途中だと聞いた。「生命の大地」を目指してクローンの群れに付いて行くことにしたアラダーたち。年老いたメスのブラキオサウルスであるベイリーン(声:ジョアン・プロ―ライト&島美弥子)が群れから遅れるのを見て、アラダーはクローンにゆっくり行くよう提案するが、クローンに無視されてしまう。クローンの妹ニーラ(声:ジュリアナ・マルグリース&江角マキコ)も兄の仕打ちに疑問を禁じ得なかったが、何も言うことはできなかった。アラダーは、取り残されたイーマやベイリーン、そして、言葉が不自由なアンキロサウルスのアールと一緒に進むことにする。そんな矢先、クローンの右腕であるブルートン(声:ピーター・シラグサ&玄田哲章)が肉食恐竜カナタウルスの襲撃を受け負傷した。助けを求めるブルートンに対し、クローンは群れのために死ねと言い放つ……。
 アニメーション映画としては破格の制作費をかけ、日本では3大ドーム試写会ツアーを行うなど派手な話題の多い作品。宣伝では、かけた制作費や映像部門スタッフの人数を、ことさら強調していた。しかし、いくらお金と時間をかけたCG映像と言われても『ジュラシック・パーク』の時ほどのインパクトはない。破格の制作費をかけたアニメ映画というと『タイタンA.E.』が記憶に新しいが、興行的には大コケ。そのため制作したFOXアニメーション社は倒産してしまった。ディズニーも、そうならないと良いのだが……。
 さて、ストーリーは道徳的でディズニーらしいと思った。特に、クローンの右腕であるブルートンが、クローンに切り捨てられた時、冷たくあしらっていたアラダーたちの寛容な心に触れ、アラダーたちを守るために自分の命を投げ出す場面は涙がこぼれた(号泣)。ところで、ディズニー・アニメ映画なら必ずあるミュージカルの様な場面が一切無かったことには、賛否両論だろう。一緒に観た女性は『ターザン』のほうが良かったと言っている。
 私が観たのは字幕版だったが、ウリである映像が字幕で隠れてしまっていた。吹替版もあるというので、映像に集中したい人は、そちらをオススメする。

●おすすめ対象
 観るなら吹替版がオススメ!!

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●一言で言えば……
 実写かと思うほどの革新的なアニメ。だが、わざわざアニメ映画にする意味は無かったのでは?


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