自主映画界の巨匠スタン・ブラッケージ監督作品。原題『DOG STAR MAN』。1961〜64年、アメリカ映画。カラー・スタンダード。無音。上映時間78分。
明確なストーリーは無い。スクリーン上には、太陽のコロナや月、夜景、雪に閉ざされた山、犬、人、乳首からほとばしる母乳、拍動する心臓、毛細血管の中を流れる血液……等々、様々なイメージが浮かんでは消えていく。
しかも、これらのイメージさえ不鮮明なことが多い。故意にフィルムを腐食させたり、キズを付けたりしているからだ。
この映像を観て、観客は様々なことを考えることが出来る。まるで映像と「格闘」しているような感覚に陥るかもしれない。
サイレント映画のため音は無い。静寂の中に身を置いた時、普段、自分がどれほど雑音にあふれた環境で過ごしているかを再認識する。不思議な感覚を呼び起こす映画だ。
●おすすめ対象
普通の映画に飽き足らなくなった人にオススメ。
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●一言で言えば……
コケおどしの駄作か?それとも偉大なる実験映画か?