■どこまでもいこう
2000年11月18日 東京国立近代美術館フィルムセンター・小ホール(京橋)

 2000年度芸術祭「日本映画名作鑑賞会」において催された特集「日本映画2000」で上映された1本。『月光の囁き』の塩田明彦監督作品。1999年、日本映画(製作:映画美学校&ユーロスペース)。カラー・ビスタ。モノラル。上映時間75分。
 1999年の東京、多摩ニュータウンが舞台。小学5年生に進級したアキラ(鈴木雄作)と光一(水野真吾)。2人はヤクルトのお姉さんからヤクルトを強奪したり、落とし物であるサイフからお金をネコババするなど、近所では評判の「ワルガキ」コンビであった。しかし、進級後のクラス変えで別々のクラスになってしまった二人。アキラは、気になっている美少女(芳賀優里亜)と同じクラスになる。クラス替えしたばかりの頃は、2人で行動することが多かったが、やがて2人は疎遠になっていった。それと並行してアキラは同じクラスの野村(鈴木優也)と仲良くなるが……。
 個人的には、映画で描かれているような経験をしているので、なんだか懐かしい気持ちになってしまった。もちろん、ヤクルトを強奪するような「ワルガキ」ではなかったけど(失笑)。
 ところで、多摩ニュータウンと言えば、開発が失敗したと伝えられている。バブル経済がはじけ、都市部の地下が下落したため、わざわざ遠い丘陵地に住む必要が無くなったのだ。現在、多摩ニュータウンには人が全く住んでいないゴーストタウン地域(映画では立入禁止の橋の向こう側に見えていた)が広がっている。都民の税金を無駄に投入した自民党と鈴木元都知事には責任を取ってもらいたい(怒)。
 閑話休題。美少女役の芳賀優里亜は、私の初恋の相手に似ていて胸がキュン(笑)としてしまった。彼女のこれからの活躍に期待したい。

●おすすめ対象
 かつて少年だった大人たちへ。

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●一言で言えば……
 少年時代へのノスタルジア(郷愁)。


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