原題『DOMESTIC DISTURBANCE』。原作:ルイス・コリック&ウィリアム・S・コーマナー&ゲイリー・ドラッカー。脚本:ルイス・コリック。監督:ハロルド・ベッカー。2001年、アメリカ映画(製作:パラマウント映画)。カラー・シネスコ。DTS&ドルビー・デジタル。上映時間89分。2002年4月6日から26日まで全国東宝洋画系にて公開。チェーン・マスターは日比谷映画(現:廃館)。配給:UIP映画。
2001年のアメリカ、メリーランド州にあるサウスポートが舞台。船大工のフランク・モリソン(ジョン・トラボルタ)は顧客に船を引き渡すと、後のことは秘書のテレサ(デボラ・ムーニィー)に任せて車へと乗り込んだ。息子ダニー(マシュー・オリアリー)が所属するバスケット・ボール・チームの試合の応援に向かうためである。離婚した妻スーザン(テリー・ポロ)と合流したフランク。彼はスーザンの新しい恋人リック・バーンズ(ヴィンス・ヴォーン)が、彼女と一緒でないことに気付いた。スーザンの話しぶりから、彼女に引き取られたダニーとリックの仲があまり良くないことを感じるフランク。2人で試合会場になっている体育館に入るが、ダニーの姿は無かった。慌ててコーチにダニーの居場所を尋ねるが、コーチは首を横に振るばかり。そこへ、スティーヴンス刑事(ルーベン・サンチャゴ=ハドソン)からダニーを保護しているとの連絡が入った。フランクは息子の問題行動の原因がスーザンの再婚問題にあると感じ、ダニーと話し合いの機会を持つことにする。父フランクの尽力もあって、ダニーはリックを受け入れようと努力し始めた。ダニーの態度が軟化したこともあり、スーザンはリックとの再婚に踏み切る。その婚約パーティーの席に、リックの仕事仲間だと名乗るレイ・コールマン(スティーヴ・ブシェミ)が現れた。しかし、レイを見た時のリックは明らかに動揺を隠しきれない様子。しかも、リックはレイを学生時代の友人だとフランクに語ったのだ。数日後、ダニーは義父となったリックがレイを殺したと主張して警察に駆け込んで来る。だが、日頃から問題行動の多いダニーの言うことを信じる者はいなかった。唯一、彼のことを信じたのは実父フランクである。フランクはリックに殺されたレイの足取りをつかむべく、1人で捜査を開始。そして、レイと関係を持った売春婦パティー(アンジェリカ・トーン)の居場所を突き止めた。そんな矢先、フランクの恋人ダイアン(スーザン・フロイド)は、フランクに「自分を取るのか、それとも息子のダニーを取るのか」と迫るが……。
映画冒頭のクレジットの出方がカッコイイ!!……が、それ以外は『火曜サスペンス劇場』(現:『ドラマ・コンプレックス』)のノリである(失笑)。
さて、新しい恋人に気に入られようとするあまり、実の息子の言うことを信じるどころか「ウソつき」呼ばわりする母親スーザンが、妙にリアルだった(苦笑)。実際、自分の子供が再婚相手に虐待を受けていても、再婚相手に嫌われたくないあまり、見て見ぬふりをする母親の話はよく聞く(「男女平等」が進んだ現在でも「男性優先社会」であることに変わりはない。そのため、男性の収入に頼らなければ生きていけない女性の存在も否定することは出来ないのである。要するに、女性の経済的地位の低さが前記のような問題の遠因になっているのだ)。また、恋人を捨ててまで息子を信じるという父親フランクの設定も現実的(父親が恋人や妻より自分の子供を優先するのは、世界的に「女は跡継ぎを産む道具」という認識があるから。要するに、実子のスペアは無いが、子を産ませる女のスペアはいくらでもあるというわけだ。子供を産めなかったことを理由に離縁される女性の話はポピュラーである)。そして、そんな実父を守ろうと1人で耐え忍ぶ健気な息子ダニーの存在にも真実味がある(子供に様々な習い事をさせる人がいる。彼らに理由を尋ねると「子供たちが喜んでやっているから良いのだ」という答えが返ってくるが、それは大きな間違いだ。子供は親が喜ぶからやるのである。我々は、そういった子供の特性を念頭に置いて、彼らの本当の気持ちを汲み取らなければならない)。
トラボルタ扮するフランクが息子を虐待していたリックを殴りつけるシーンでは、思わず「頑張れっ!!トラボルタ父ちゃん!!」と応援してしまった(まじ)。両親を第一に考えるダニー君の健気な演技もイイ!!ただ、実母スーザンや、「街の名士だし、ハンサムだからリックは犯人じゃない。ダニーが嘘をついてるのよ」と言う恋人ダイアンには、かなりイライラさせられたけどネ……(激怒)。
●おすすめ対象
バカ女どもに男はイライラするかも(失笑)?
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●一言で言えば……
家政婦……もとい、息子は見ていた(苦笑)!!