ワーナー・マイカル・シネマズの「シネマ・エキスポ10」第4弾!!製作総指揮:ジェフリー・カッツェンバーグ。監督:エリック・“ビーボ”・バージェロン&ドン・ポール。脚本:テッド・エリオット&テリー・ロッシオ。音楽:エルトン・ジョン。原題は『THE ROAD TO EL DORADO』。2000年、アメリカ映画(製作:ドリームワークス映画)。カラー・ビスタ。ドルビー・デジタル&DTS&SDDS。上映時間89分。2001年6月16日より全国ワーナー・マイカル・シネマズ系にて公開。配給:シネカノン&アミューズピクチャーズ。
1519年のスペインから物語は始まる。詐欺師のトゥリオ(声:ケヴィン・クライン&内田直哉)とミゲール(声:ケネス・ブラナー&中尾隆聖)は、インチキ賭博で「エル・ドラド(黄金郷)」への地図を得た。しかし、イカサマがバレて、衛兵たちに追いかけられることになる。衛兵たちを撒くため、樽の中に隠れた2人。だが、2人が隠れた樽は、運悪く「エル・ドラド」探索のため出航しようとしていたコルテス(声:ジム・カミング&小林清志)の船に積み込まれてしまった。やがて、コルテスに見つかってしまった2人は捕らわれの身になってしまう。しかし、コルテスの軍馬アルティボの協力で2人は船から逃げ出すことができた。コルテスの船から脱出し、何とか見知らぬ島に漂着した2人と1頭は、そこが「エル・ドラド」のある島だと気付く。そして、地図に従って「エル・ドラド」を探し始めた彼らは、ついに地図にある「エル・ドラド」に辿り着いた。だが、そこにあったのは巨大な石碑だけ。この事実に失望した2人が、その場を立ち去ろうとしたところ、突然、1人の女性が駆け込んできた。女性の名はチェル(声:ロージー・ペレス&松本梨香)。彼女を追うようにして屈強な戦士たちが向かって来る。この状況に狼狽するトゥリオとミゲール。しかし、屈強な戦士たちは2人を見るや恭しく彼らを滝の中へと先導し始めたのだ。そして、滝の奥に2人は捜し求めていた「エル・ドラド」を発見する。「エル・ドラド」の神官ゼケルカーン(声:アーマンド・アサンテ&大塚明夫)や指導者タナボク酋長(声:エドワード・ジェームズ・オルモス&滝口順平)の熱烈な歓迎を受ける2人。どうやら2人は石碑に予言されていた「神」であると勘違いされているようだ……。
冒頭、スペインの港町での大逃走劇が素晴らしい出来!!観ていて「ワクワク」してくるほどだ。このシーンでは演出や画面構成、CGと手描きアニメの合成にこだわりが感じられる。だが、物語が進むにつれ、段々、仕事が雑になっていったのは残念。納期に追われたのだろうか?
また、「エル・ドラド」が初めて全貌を現すシーンでは、もっと画面全体をギラギラ輝かせたほうが良かった。そのほうが、いかにも「黄金郷」という感じがしたと思う。あと、神官ゼケルカーンが操る巨大な魔獣像が暴れる場面も、もっと「怪獣映画」っぽくしたら面白かっただろう。せっかくアニメーションという手法を使って描いているのだから「リアルさ」よりも「派手さ」を追求して欲しい。
ところで、ヒロインのチェルが『ルパン三世』に出てくる「峰不二子」っぽいのにビックリした。しかも、動きがプリプリしていてエロい(笑)。子供には刺激が強すぎるかもしれない(まじ)。アメリカのアニメ映画(つまり「ディズニー・アニメ」)で、このようなヒロインキャラに、お目にかかることはほとんどない。同じことがトゥリオとミゲールにも言える。詐欺師(要するに犯罪者である)2人組がヒーローなのも前代未聞だ。キャラクター・デザインは相変わらず伝統を踏襲しているが、シナリオや人物設定に関して言えば、脱「ディズニー・アニメ」化(=ジャパニメーション化)が進んでいるように感じられた。
●おすすめ対象
米国アニメキャラのバタ臭さが気にならない人にオススメ。
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●一言で言えば……
アメリカ版『ルパン三世』!?