■ファイナルファンタジー
2001年8月29日 東京国際フォーラム・ホールA(有楽町)

 大人気ゲームの映画化。制作に3年半の歳月が費やされた大作である。原作&監督&製作:坂口博信。脚本:アル・ライナー&ジェフ・ヴィンター。アニメ監督:アンディー・ジョーンズ。原題は『FINAL FANTASY』。2001年、アメリカ映画(製作:スクウェアU.S.A.ほか)。カラー・ビスタ。SDDS&DTS&ドルビー・デジタル。上映時間106分。2001年9月15日から全国東宝洋画系で公開。チェーン・マスターは日本劇場(現:日劇1)。配給:ギャガ=ヒューマックス共同配給。興行収入成績:10億円。
 2065年の地球が舞台。人類は謎のエネルギー体エイリアンの侵略を受けていた。エイリアンは、その形状から「ファントム(幻影)」と呼ばれ、彼らに触れられると人は魂を抜かれたように死んでしまうのである。既に全人類は、その数を1億7000万人にまで減らされ、バリアシティの中で怯えながら暮らしていた。その状況を打開するために研究を続けてきた科学者シド(声:ドナルド・サザーランド)は、ある種の精神エネルギーが「ファントム」に対抗できる力になることを突き止める。「ファントム」のエネルギー波形を打ち消す8つの精神体を求め、シド博士の助手である日米ハーフの女性科学者アキ(声:ミン・ナ)は、世界各地を飛び回っていた。ある日、6つ目の精神体を探していたアキは「ファントム」の襲撃を受ける。その彼女の危機を救ったのが、アキの元恋人グレイ(声:アレック・ボールドウィン)やライアン(声:ビング・レームズ)、ニール(声:スティーヴ・ブシェミ)、ジェーン(声:ペリー・ギルピン)ら、特殊部隊「ディープ・アイズ」であった。「ファントム」を退け、6つ目の精神体も手に入れたアキたちはバリアシティ「ニューヨーク」に戻るが、そこでグレイが「ファントム」に侵食されていることが判る。アキの機転でグレイは助かるが、なぜかアキの顔色は冴えなかった。場面は変わって評議会。「ファントム」殲滅のため、超強力兵器「ゼウス砲」の使用を主張するハイン将軍(声:ジェームス・ウッズ)と、8つの精神体による「ファントム」の消滅を主張するシド博士が対立していた。だが、評議会はシド博士の提唱する「ガイア理論」に胡散臭い目を向ける。このままでは軍の思い通りになってしまうと考えたアキは、自分が「ファントム」に侵食されていること、そして、6つの精神体の力で、それを制御していることを告白してハイン将軍の主張を退けた。しかし、不完全な精神体の力では完全に侵食を抑えることは出来ない。それは、アキが「ファントム」の影響を受けて見る不可思議な夢を頻繁に見るようになったことからも明らかであった……。
 とにかくスゴイ。全編CGアニメで描かれているのだが、CGでは表現が難しい爆発シーンも本当の爆発を合成するという手法を取らず、完全にCGだけで作り上げているのだ。また、一瞬、実写かと思うほどリアルなCGシーンがチラホラあるのにも驚いた。これは一見の価値あり!
 だが、『パール・ハーバー』並の巨額の制作費をかけた割にアメリカでの興行成績はイマイチだった。その原因はレベルの高いシナリオにあると私は考えている。つまり、難しい映画が苦手なアメリカ人に敬遠されたのだ。
 それにしても、スタッフの半分近くを日本人が占め、日本資本で制作されているのに、アメリカ映画だと主張するのは不思議。日米合作とするべきでは?

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 ゲームを知らない人でも大丈夫!!

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●一言で言えば……
 まさにエポックメイキングな意欲作!!


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