ホラー映画の特集上映「SHOCKING MOVIE PROJECT」第1弾作品。原題『THE GLASS HOUSE』。脚本:ウェズリー・ストリック。監督:ダニエル・サックハイム(『X−ファイル』ほか)。2001年、アメリカ映画(製作:コロンビア映画)。カラー・シネスコ。SDDS&ドルビー・デジタル。上映時間106分。2002年3月16日から29日までシネマメディアージュにて、4月13日から17日まで新宿東映パラス2にて公開。配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント。配給協力:メディアボックス。
2001年のアメリカが舞台。私立のお嬢様学校に通うルビー・ベイカー(リリー・ソビエスキー)は、父デビッド(マイケル・オキーフ)と母グレース(リタ・ウイルソン)が深夜まで帰ってこないのをいいことに夜遊びをするような女の子である。その夜も、結婚記念日を祝いに外出している両親の隙をついて悪友たちと遊び歩いていた。友人たちと別れ、家路についたルビーが見たものは自宅の前に停車しているパトカー。「夜遊びがバレた」と思ったルビーに警官たちは両親の交通事故死を告げる。弟レット(トレバー・モーガン)と2人きりになったルビー。葬儀の日、彼女の前に疎遠だった叔父ジャック(クリス・ノス)が現れた。叔父の狙いはルビーたちに残された莫大な遺産なのか……。アルビン・ベグレイター弁護士(ブルース・ダーン)は、ルビーたちと家族同然の付き合いがあったテリー・グラス(ステラン・スカルスゲールド)と、その妻エリン(ダイアン・レイン)を後見人に指名。ルビーとレットはグラス夫妻が暮らすガラス張りの豪邸へと引っ越した。しかし、美しく成長したルビーを見るテリーの視線に、ただならぬものを感じた彼女は、ベグレイター弁護士事務所に駆け込む。その際、ルビーは街まで家政婦のビッキー(ジュリア・ヴェラ)に車で送ってもらった。ベグレイター弁護士の「何らかの手を打つ」という約束を信じ、グラス家に戻ったルビーは、後日、ビッキーがクビになったことを知る。テリーに無断でルビーを街まで送ったことが、その理由だった。テリーに対して不信感を露にするルビー。しかも、女医であるエリンの薬物中毒疑惑まで浮かんでくる。そんな矢先、ベグレイター弁護士から連絡を受けた福祉局の調査員ナンシー・ライアン(キャシー・ベイカー)がルビーに接触してきた……。
上記のほか『ドリヴン』や『タイタンズを忘れない』に出演していたキップ・パルデューが、アンクレジットで出演しているらしい。ドコに出ていたのか拙者は気が付かなかったけど……(ぉぃぉぃ)。
さて、この作品の興味深い点は「ハリウッド映画らしくない」という点に尽きるだろう。通常の「ハリウッド映画」で「悪役」はトコトン「悪役」として描かれるものである。だが、この作品では、優しかったグラス夫妻が、ルビーたちの「遺産」に魅せられて「魔が差した」という感じで描写されていた。それは、ダイアン・レイン演じるエリンが昔のホームビデオを観ながら自殺するシーン(涙)からも明らかである。とにかく、「善悪」や「白黒」をハッキリさせたがる「ハリウッド映画」において、この作品は異色の存在であろう。叔父ジャックが遺産目当てかどうかをハッキリとさせずに終わるラストも、ジャックの存在を「灰色」のままにして、最終的な判断を観客に任せようとする姿勢の表れだと考えられる。
地味な印象の映画だが、冒頭の劇中劇(「映画内映画」と言うべきか?)や、クライマックスにある高級車を使ったカーアクションなど楽しめる場面も多かった。ポッチャリ系美少女(コギャル?)好きならリリー・ソビエスキーのビキニ水着姿も見逃せないだろう(苦笑)!?
●おすすめ対象
リリー・ソビエスキーのビキニ水着が見たい人は是非(失笑)!?
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●一言で言えば……
アメリカ版『火曜サスペンス劇場』(苦笑)!?