■硝子のジェネレーション〜香港少年激闘団〜
2000年10月5日 キネカ大森

 『風雲ストームライダーズ』のアンドリュー・ラウ監督作品。17歳の少年が黒社会に堕ちていく様を描く。原題『新古惑仔之少年激闘篇』。英語題『YOUNG AND DENGEROUS:THE PREQUEL』。監督&撮影:アンドリュー・ラウ。脚本:マンフレッド・ウォン。1998年、香港映画。カラー・ビスタ。モノラル。上映時間115分。2000年9月23日よりキネカ大森にて公開。配給:ギャガ・コミュニケーションズ。
 1989年、香港のスラム街ランティンに住む17歳のナン(ニコラス・ツェー)、サンカイ(サム・リー)、ボウパン(ユー・カーホー)、チョウパン(ユエン・ワイホー)の4人は、一緒にバンド組む親友同士。ある日、ナンとボウパンとチョウパンの3人はヤクザであるカン(フランシス・ン)たちから、いわれのない暴行を受ける。カンと同じ系列の暴力団組長B(ン・チーホン)に助けられた3人。いつもの様に学校へ行くと、ナンが思いを寄せるクラスメイトのケリー(リリアン・ホー)がチンピラたちに絡まれていた。チンピラたちを追い払ったナンたちだったが、学校を退学させられてしまう。さらに不幸なことにナンに追い払われたチンピラたちが大挙して襲いかかってきた。警察が現れホッとするが、ナンたちもチンピラと思われ連行されてしまう。拘留されていた3人を救い出してくれたのはBだった。Bはすでに舎弟となっていたサンカイの頼みを聞いて保釈金を出してくれる。Bから夕食をごちそうになる4人。彼らの前にタイトウ兄貴(ダニエル・ウー)とその女フェイ(スー・チー)が現れる。フェイの美しさに見とれる4人にBは対立組織の幹部暗殺を命じた。
 ニコラス・ツェーとサム・リーとダニエル・ウーの3人は『ジェネックスコップ』でお馴染みの顔。しかし、彼らより3枚目役だったユー・カーホーとB役のン・チーホンが良かった。特に、ン・チーホン演じるB組長の舎弟を思う気持ちに、今は無き「任侠道」を見た(漢泣)!
 ところで、1989年と言えば、中国共産党による虐殺事件「天安門事件」のあった年。そのため、抗争シーンで当時のニュース映像が使用されたりする。凝った映像作りは、撮影監督出身であるアンドリュー・ラウ監督の十八番だ。思わずニヤリ。
 字幕に見づらいところがあるのが残念だが、料金分の価値はあるので、是非、ご覧あれ!!

●おすすめ対象
 香港映画ファンだけでなく、ヤクザ映画好きにもオススメ!

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●一言で言えば……
 香港版『岸和田少年愚連隊』!?


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