池袋に新設された日活系封切館「シネ・リーブル池袋」のこけら落とし作品。台湾版『ニキータ』との評判。台湾語題『想死趁現在』。英語題『A CHANCE TO DIE』。企画:奧山和由。監督&脚本:チェン・イーウエン〈陳以文〉。脚本:スー・チャオビン〈蘇照彬〉。2000年、日本=台湾合作(製作:バーニングプロダクション&日活/製作協力:チーム・オクヤマ&城市電影公司)。カラー・ビスタ。DTSステレオ。上映時間97分。2000年4月29日より全国日活系にて公開。チェーン・マスターはシネ・リーブル池袋。配給:日活。
現代の台湾が舞台。日本ヤクザと台湾ヤクザの取引現場を、別の台湾ヤクザグループが襲撃。日本側のヤクザが1人死んだ。取引相手だった台湾ヤクザの幹部・傑(ガオ・ジエ〈高捷〉)は、すぐに報復すべきだと主張するが、ボスである龍(リー・リーチュン〈李立群〉)や幹部の明(ガオ・ミンジュン〈高明駿〉)は、被害にあったのが日本側だけなので動こうとはしない。一方、死んだヤクザの恋人・加奈子(水野美紀)は、恋人を殺した阿泰(ツァイ・ユエシュン〈蔡岳勲〉)と阿三(ダイ・リーレン〈戴立忍〉)を殺すべく、彼らの居場所を探すが、逆に敵の凶弾に倒れてしまった。加奈子を救ったのは、傑の部下である小佩(ホー・ユイウエン〈何雨霎〉)。だが、小佩の恋人・小豪(ドアン・ジュンハオ〈段釣豪〉)が、彼と加奈子との仲を疑い、長居することはできない。復讐に必要な銃を得るために、加奈子は、バーの日本人経営者という表の顔を持つ武器商人・高橋(柏原崇)に協力を仰ぐが……。
映画が始まる前に主題歌であるTHE YELLOW MONKEY『聖なる海とサンシャイン』のプロモーションフィルムが上映されたが、なかなかカッコイイ!主題歌も個人的に好みだったので、これは嬉しかった。さて、個人的には「チーム・オクヤマ(TEAM OKUYAMA)」作品には苦い思い出のある私(例:『大統領のクリスマスツリー』など)。最近は『F』や『うなぎ』などで印象は改善されつつあったが、本作『現実の続き夢の終わり』で、一応、悪印象は拭えたと思う。
主演の水野美紀は、まだまだ演技に改善の余地があるように感じられた。武器商人・高橋役の柏原崇は、なぜかカマっぽい演技(苦笑)。「お前『アナザヘヴン』と演技が変わってねーじゃんか(笑)!!」とツッコミたくなるが、好きだから許す(爆死)!
ところで、宣伝担当者は、この作品を「台湾版ニキータ」だと、さかんに繰り返していた。しかし、そのようなことを繰り返しても「欧米コンプレックス」の洋画ファンたちは、アジア映画や邦画をバカにしているので観に来てくれないだろう。私は「台湾版・極妻」として、日本映画ファン向けにアピールしたほうが、もっとお客が来たと考える。
●おすすめ対象
アジア映画ファンなら観て損は無いはず。
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●一言で言えば……
台湾版『極道の妻たち』!?