■ギブリーズ episode2
2002年7月7日 九段会館(九段下)

 英語題『GHIBLIES EPISODE2』。製作プロデューサー:鈴木敏夫&高橋望。プロデューサー:渡辺宏行。キャラクター原案:すずきとしお。キャラクター・デザイン:いしいひさいち。脚本&監督:百瀬義行。美術監督:吉田昇。映像演出:奥井敦。CG監督:片塰満則。音楽:渡野辺マント(徳間ジャパンコミュニケーションズ)。挿入歌:Tina『ノー・ウーマン ノー・クライ』(ユニバーサルJ)。アニメーション制作:スタジオギブリ。2002年、日本映画(製作:徳間書店&スタジオジブリ&日本テレビ&ディズニー&博報堂&三菱商事&東宝)。カラー・ビスタ。DTS&ドルビー・デジタル。上映時間25分。2002年7月20日より全国東宝洋画系にて公開。チェーン・マスターは日比谷映画(現:廃館)。配給:東宝。興行収入成績:64億6000万円(『猫の恩返し』と併映)。
 某年某月某日、日本の東京にあるアニメ制作会社〈スタジオギブリ〉が舞台。
【シーン1:お昼】 お昼休み間近の〈スタジオギブリ〉では、本日の昼食をドコで取るかが話題になる。著作権管理室課長の野中くん(声:西村雅彦)と、制作部長の食いしん坊である奥ちゃん(声:古田新太)も、また然り。2人は出版部の女傑ゆかりさん(声:鈴木京香)にも声をかけ、街へと繰り出すのだった……。
【シーン2:カレーなる勝負】 街へと繰り出した3人が選んだのは、激辛カレーショップ〈トシちゃん〉である。某アニメスタジオの某プロデューサーに似た店主トシちゃん(声:小林薫)が、作るカレーは超激辛!!だが、辛さのレベルが上がるほど、値段が下がっていくことに気付いた彼らは、トシちゃんのカレーに挑戦する……。
【シーン3:ダンス】 あまりの辛さに気でも狂ったのか踊り狂う3人だった……。
【シーン4:美女と野中(やぢゅう)】 電車で帰宅する野中くんに、突如、不幸(?)が襲いかかる。なんと、野中くんの隣に座っていた若くて美しい女性が、彼に寄り掛かってきたのだ。どうやら女性は眠っているらしい。彼女を起こすべきか否か、頭の中で問答する野中くん。そんな彼に、更なる不幸(?)が……。
【シーン5:初恋】 昨夜の不幸(?)について語る野中くん。しかし、話題は初恋の話へと移り変わる。自転車に乗って出掛けることになった野中くんは、〈スタジオギブリ〉への帰り道、アニメーターの蛍ちゃん(声:篠原ともえ)に声をかけられた。その瞬間、彼は自分の初恋について思い出す……。
【シーン6:エピローグ】 かつて、産業スパイとして〈スタジオギブリ〉に潜り込んだ米ちゃん(声:今田耕司)も、今では、広報担当。仕事を終えた米ちゃんは、宣伝部長の徳さん(声:斉藤暁)に挨拶し、〈スタジオギブリ〉を後にする……。
 まず、「〈スタジオギブリ〉って何や?」という人のために、少し説明を。〈スタジオギブリ〉とは、あの〈スタジオジブリ〉から生まれた新ブランド(?)で、英字表記すると、どちらも「STUDIO GHIBLI」となる。実は、この〈GHIBLI〉が曲者なのだ。「戦争は嫌いだが、兵器は大好き」と仰った(らしい)かの御大、宮崎駿監督が、特に好んだイタリアの戦闘機の名前が〈GHIBLI〉と言うのだが、本場イタリアでは、これを〈ジブリ〉とは読まない。〈ギブリ〉と読むのだ。どうやら、あの宮崎監督が〈GHIBLI〉を〈ジブリ〉と読み間違えたらしい。ちなみに、〈GHIBLI〉とは、サハラ砂漠の上を吹き抜ける熱風のこと。「日本のアニメ界に旋風を巻き起こす!」という決意で設立された〈スタジオジブリ〉には、ピッタリの名前だったのである(読み方は間違っとるけどね)。
 続いて、「〈エピソード2〉って何や?〈エピソード1〉は無いんか?」という人のために、少し説明。答えから言うと〈エピソード1〉はある(〈エピソード1〉は〈スタジオジブリ〉のTV特番内で放映済)。決して、『スター・ウォーズ/エピソード2:クローンの攻撃』に便乗しようとして付けられたタイトルではない……ハズだ(苦笑)。
 あと、カレー屋の店主トシちゃんのモデルは〈スタジオジブリ〉の鈴木敏夫プロデューサーだが、朝日新聞の朝刊に掲載されている4コマ漫画『ののちゃん』(作:いしいひさいち)に出てくる〈コンビニの店主〉ほうが元ネタかもしれない(失笑)。そうそう。この鈴木プロデューサー、本作ではキャラクター原案も担当している(いしいひさいち氏がキャラクター・デザインとしてクレジットされているが、実際にデザインしたのはトシちゃんだけというウワサも……)。ところで、本作品、かなり不評らしく、同時上映作となった『猫の恩返し』の評価も下げているようだ(涙)。ジブリ系作品の中では、個人的に『ホーホケキョ となりの山田くん』に次ぐ傑作だと思うのだが……。シーン毎に油絵風や3DCGなど絵のタッチを変えているのも興味深いし……。うーん、評価が低いのは、25分という短編のため、全体的に物足りなさを感じるからか?……えっ!?そうじゃないって?……トホホ〜(号泣)。

●おすすめ対象
 「俺は『ホーホケキョ となりの山田くん』が好きだ!!」と断言できる人♪

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●一言で言えば……
 古川タクのアニメみたい……(苦笑)。


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