■極道の妻たち リベンジ
2000年7月24日 新宿トーア

 高島礼子版『極妻』シリーズ第3弾。『女侠 夜叉の舞い』と同時上映された。監督:関本郁夫。脚本:中島貞夫。原作:家田荘子。音楽:大島ミチル。2000年、日本映画(製作:TBS&東映ビデオ&高田事務所)。カラー・ビスタ。ステレオ。2000年7月22日より新宿トーアにて公開。配給:東映ビデオ。
 現代の日本、大阪が舞台。博徒系暴力団「侠神会」の会長(長門裕之)は、娘である敦子(池上季実子)の婿である内藤組組長の内藤(火野正平)に会長職を譲ることにして引退を決意する。だが、会長職を密かに狙っていた河井組々長の河井(石立鉄男)にとって、これは面白くなかった。そこで、若頭の野崎(本田博太郎)から入れ知恵された河井は、刑務所から帰ってきた神原(豊原功補)に内藤組の縄張りを荒らさせる。そんなある日のこと、内藤組若頭である吉村(田中健)の妻である沙知子(高島礼子)が経営する高級クラブで、河井組のチンピラがナイフを振り回し、ボーイのアキラ(大沢樹生)が負傷した。応急処置をした沙知子は彼の背中に入れ墨を見つける。沙知子はアキラと将来を誓い合っている妹分のホステス(裕木奈江)に、このことを問い詰めるが……。一方、内藤組系の土木業者である大島(小西博之)に資金援助を頼まれた内藤は、敦子を使って侠神会から1億円を借りようとする。しかし、内藤とは幼なじみで中古車ディーラーをやっている大西(トミーズ雅)への2億の貸金が焦げついたままなので、まずは、それを返せと逆に詰め寄られてしまった。そこで吉村は大西から2億円を回収しようとするが、大西は2億円をある人物の元に預けたと言う。拷問の結果、大西の口から出てきたのは河井の名前であった……。
 高島版『極妻』を劇場で観るのは、これが初めてである。まず、驚いたことは映画に付きものであるプログラムが作成されていないこと。いくらビデオ・リリースがメインだからと言ってもかなり寂しい。東映本体(映画)のホームページで、まったく紹介されていなかったのも解しかねる。シリーズ化しているのだから、『極妻』専用公式ホームページを立ち上げるべきだと思った。せっかく、高島版にリニューアルしたのだから、若いファンをつかむ努力をしてもらいたい。
 さて、私が敬愛する俳優、本田博太郎氏(『クロスファイア』などに出演)演じる野崎の活躍の場が多く嬉しかった。特に、神原が河井に襲いかかる場面で、彼を銃撃する本田氏は、ほれぼれするほどカッコイイ!一方、トミーズ雅氏の出番が少なかったことは残念。『御法度』での好演が印象深いので、もっと出番を増やして欲しかった。
 ラストの銃撃戦は、ケレン味あふれる演出でとても良かった。ここでも、本田氏の死にっぷりが良い!!大満足の1本である!!

●おすすめ対象
 シリーズファンはもちろん、ヤクザ映画初心者にもオススメ!!

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●一言で言えば……
 様式化された『極妻』映画の極致!!


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