イギリス出身の監督コリン・ナトリーが『太陽の誘い』に続き、またもや、スウェーデンでメガホンを取った。スウェーデン本国で大ヒットを記録。製作&監督&脚本:コリン・ナトリー。原題は『Gossip』。2000年、スウェーデン映画。カラー・ビスタ。DTSステレオ。上映時間135分。2001年7月28日からシャンテ・シネ(日比谷)にて公開。配給:アルシネテラン。
現代のスウェーデンが舞台。『クリスチナ女王』がハリウッドでリメイクされるにあたり、グレタ・ガルボに代わる女優がスウェーデンから選ばれることになった。候補はモリー(ペルニッラ・アウグスト)、ステッラ(ヘレーナ・ベリストレム)、レベッカ(レーナ・エンドレ)、エイヴォル(スティーナ・エークブラード)、イット(グニッラ・レール)、ゲオルギーナ(エヴァ・フレーリング)、カーリン(マリーラ・ラーゲルクランツ)、セシリア(マリー・リカルドソン)、アレクサンドラ(スサンナ・ロイテル)の9人。だが、この9人、それぞれ複雑な事情を抱えている。レベッカは不妊で悩んでおり、俳優である夫のオーケ(ミカエル・パーシュブラント)と病院で検査を受けていた。エイヴォルはクラース・ミカエル(ユーハン・ラバエウス)が演出するミュージカルへの出演を夫である映画監督のトーマス(ペテール・アンデション)に反対され、イットは以前共演したアレクサンデル(ユーハン・ヴィーデルベリ)が忘れられず精神科医に通う毎日。ゲオルギーナは偉大な女優である母親イングリッド(マルガレータ・クローク)へのコンプレックスから奇行に走り、同性愛者であることを悩むステッラは友達で俳優のカール・ユーハン(リカード・ヴォルフ)から精神科医を勧められる。アレクサンドラは元夫とのラブシーンがある映画の出演を今の夫でプロデューサーのグレゴール(ペーテル・ハーベル)に反対されていた。また、セシリアは未婚の母になろうとしている。お腹の子の父親はカーリンの夫で監督兼俳優のマグヌス(ロルフ・ラスゴード)。そんなセシリアを元恋人で映画監督のロルフ(ブラッセ・ブレンストレム)は何かと気づかうが……。
女性は3人寄れば姦(かしま)しいと言うが、10人も集まれば姦しいどころではない(苦笑)。スウェーデンの大女優か何か知らんが、オバハンが10人出てくるだけで拷問を受けているように感じるのは私だけだろうか(失笑)。
さて、高慢でワガママな中年女性たちに135分間、振り回されっぱなしなのが男性陣だ。スウェーデンで女性から絶大な支持を受ける俳優オーケは妻の機嫌を取るために女装したり、トーマス監督はオバハンなのに若いジャンヌ・ダルク役をやりたいとゴネるイットに、演出家クラースは自分の音痴を歌のせいにするエイヴォルに我慢(涙)。あげくにロルフは自分の子でもない赤ん坊を育てる決心までする。ああ!なんて健気な男たちなんだろう!ロルフの後ろ姿に哀愁を感じて涙がこぼれる(号泣)。
劇中劇が多彩で楽しめるが、主人公が9人もいるので物語の焦点がボヤけてしまった感じは否めない。まあ、この映画の面白さは「ヤク中の次男がいる三田佳子が映画の中でもヤク中の息子がいる女優を演じている」という面白さではないだろうか。出演女優たちのスウェーデンでの「ゴシップ」に精通していない私には、その面白さがイマイチ分からないのは仕方の無いことなのかもしれない。
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女に振り回されている男なら涙無しには観られない!?
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●一言で言えば……
女性週刊誌を映画化(苦笑)!?