平成12年度(第55回)文化庁芸術祭主催公演「日本映画名作鑑賞会」内で催された特集「日本映画2000」で上映された1本。坂口安吾の同名小説を映画化。偉大なる漫画家、手塚治虫の息子、手塚眞監督&脚本作品。1999年、日本映画(製作:手塚プロダクション/製作協力:松竹&ふゅーじょんぷろだくと&バンダイビュジュアル)。カラー・ビスタ。ドルビー・デジタル。上映時間146分。1999年11月13日、封切り。配給:松竹。
近未来の日本が舞台。戦時中、文化統制の名の下、テレビは国営放送のみであった。テレビ局に勤める演出助手の井沢(浅野忠信)は、この戦争の敗北を確信し、毎日、自殺することばかりを考えている。井沢の下宿している仕立屋には、家主である旦那さん(藤村俊二)と奥さん(江波杏子)、そして、父親の判らぬ子を宿した女性(あんじ)が住んでいた。ある日、暴力的な上司である落合(原田芳雄)から暴行を受けた井沢は、帝国のアイドル銀河(橋本麗香)から下僕になることを要求される。それを拒絶した井沢に対して銀河は冷酷な仕打ちを始めた。ボロボロになった身体を引きずって下宿に帰る井沢。すると、押入れに女性が隠れていた。彼女は隣家の狂人である木枯(草刈正雄)の妻サヨ(甲田益也子)である。白痴であるサヨとの奇妙な同棲生活が始まるが、それは長く続かなかった。なぜなら、銀河が自分の20歳の誕生日のプレゼントとして、編成局長(岡田眞澄)に井沢の首を要求したからである……。
特殊造形に『さくや 妖怪伝』の原口智生を迎え、独特の世界観を見事に映像化している。特にCGを駆使した銀河出演の「帝国スペシャル」は必見!!マサラムービーを思わせるダンスシーンが愉快(スゴイ!)。
また、銀河の誕生パーティーのシーンに、永瀬正敏が、さりげなく(?)出演していたのにニヤリ(失笑)。『GOJOE//五条霊戦記』や『PARTY7』などで、浅野忠信との共演の続く永瀬が、ここでも浅野と共演している(苦笑)。その他の出演者は以下の通り。吉田(松岡俊介)。イザリ(泉谷しげる)。末吉(櫻田宗久)。宇津木(小野みゆき)。野村(荒井紀人)。メイク(川村かおり)。巡査(伊武雅刀)。医者(桜井センリ)。編成部長(筒井康隆)。
さて、「邦画史上最大」との触れ込みの大炎上シーンは、なかなかの迫力。手塚眞の映像センスも素晴らしい。タイトルを聞いて敬遠していた人は、だまされたと思ってご覧あれっ!!
●おすすめ対象
ハリウッド娯楽作に飽きたら是非どうぞ♪
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●一言で言えば……
実は、サイバーパンク映画!?