■光の旅人 K−PAX
2002年3月22日 中野サンプラザホール
2002年3月28日 科学技術館サイエンスホール(竹橋)

 原題『K−PAX』。原作:ジーン・ブルーワー。脚本:チャールズ・リーヴィッド。監督:イアン・ソフトリー。2001年、ドイツ=アメリカ合作(製作:ユニヴァーサル映画&インターメディア映画)。カラー・シネスコ。SDDS&DTS&ドルビー・デジタル。上映時間121分。2002年4月13日より全国東宝洋画系にて公開。チェーン・マスターは日劇3(旧:日劇プラザ)。配給:日本ヘラルド映画。
 2001年のアメリカ、ニューヨークが舞台。グランド・セントラル駅で乞食をやっているベトナム傷痍兵フレディ(クラーク・ピーターズ)の前に、彼は突如として現れた。彼の名はプロート(ケビン・スペイシー)。自分を「K−PAX星」から来たエイリアンだと語るプロートは、精神を病んでいると思われ警察に保護された。その後、マンハッタン精神医学協会に搬送される。プロートを診察することになったパウエル博士(ジェフ・ブリッジス)は、当初、彼の語ることに懐疑的だった。そこで、天文学者である義弟スティーヴ(ブライアン・ハウイ)が作った質問表をプロートに渡してみる。すると、まだ、天文学の権威すら知らないことを彼はスラスラと答えてみせたのだ。戸惑うパウエル。そんなパウエルを、さらに困惑させる事態が発生する。ある日、プロートは患者ハウイー(デヴィッド・パトリック・ケリー)に「青い鳥を探せ」という指令を与えた。ハウイーは指令に従って「青い鳥」を発見する。この時の騒動で病室から1歩も外に出ようとしなかったミセス・アーチャー(セリア・ウエストン)までが「青い鳥」を見ようと外へ出てきたのだ。この事件後、臭いを気にする患者サル(ピーター・ジェレティ)がプロートに近づいてくる。サルはプロートに自分を「K−PAX星」に連れて帰って欲しいと頼んだ。サルだけではない。潔癖症患者のアーニー(ソール・ウィリアムズ)や多重人格患者のマリア(トレイシー・ヴィラール)、そして、帰る家を持たないベス(メラニー・マーレイ)など多くの患者たちがプロートと共に「K−PAX星」に行きたいと望み始める。患者たちの変化の原因がプロートにあると考えた女医クラウディア・ヴィラー(アルフレ・ウッダード)は、パウエルにプロートを拘束するよう主張。しかし、プロートに危険性が無いと考えるパウエルは、彼を自宅でのパーティーに招待する。パウエルの長女ギャビー(ナターシャ・ドルフハンガー)と次女ナタリー(テス・マッカーシー)は、犬と話せるプロートに興奮。そのパーティーの席上、若い男性の写真を見つけたプロートは、写真の男性がパウエルとパウエルの前妻との間にできた長男マイケル(アーロン・ポール)だと、パウエルの妻レイチェル(メアリー・マコーマック)から知らされる……。
 謎の言語を話してみたりと演技に対するケビン・スペイシーの努力は買いたいところだ。特に、バナナを皮ごと食べるシーンには脱帽。おそらく、監督「アクション!」、ケビン「もぐもぐもぐ……(バナナを皮ごと食べる)」、監督「……」、ケビン「もぐもぐもぐ……(皮ごとバナナ咀嚼中)」、監督「……カット!!……OK!!」、ケビン「オエーッ!!(皮ごと食べていたバナナ吐き出す)」という感じで撮ったのだろう。想像するだけで笑える(爆笑)。
 だが、犬と話すシーンはやり過ぎ(失笑)。犬「バウバウバウ!!」、ケビン「ワンワンワン!!」。…………(汗)。「ワンワンワン!!」は無いだろケビン(苦笑)。この場面だけ、ギャグになってるよ……(冷汗)。
 超巨大UFOが出てきたり、高層ビルが吹っ飛んだりするようなド派手なシーンは皆無である。しかし、プロートが天文学者たちの前で「K−PAX星」の軌道を説明する場面には鳥肌が立った(まじ)!!ところで、スタッフロールが始まってもスグには席を立たないように注意!!最後の最後にフッと笑みがこぼれてしまう素敵なシーンがあるのだ(ジェフ・ブリッジス最高)!!観逃すなっ!!

●おすすめ対象
 米国のTVドラマ『ロズウェル』好きには堪らないかも?

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●一言で言えば……
 邦題がカッコイイ(失笑)!?


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