原案&監督:雑賀俊郎。脚本:坂上也寸志。主題歌:坂本美雨 Produced by SUGIZO『Cosmo Miu Miu』(ワーナーミュージック・ジャパン)。2001年、日本映画(製作:ギャガ・コミュニケーションズ)。カラー(一部モノクロ)・ビスタ。ステレオ。DLP上映。上映時間96分。2002年4月20日から5月17日までテアトル池袋にて公開。配給:ギャガ・コミュニケーションズ/Kシネマグループ。
年代不明。場所もどこだか判らない。少年(落合扶樹)は追われていた。追手たちは少年を銃撃する。少年を庇って、男性(SUGIZO/LUNA SEA)と女性(原日出子)が倒れた。死ぬ間際、彼らは少年を「ポッド」に入れて海へと逃す。海流に乗って流されていく「ポッド」。どれほど流されただろう。「ポッド」から出た少年は、目の前にある島に向かって泳ぎ始めた。島に辿り着いた少年は、森の中で気を失ってしまう。次に少年が目を覚ました時、彼の前には食料が置かれていた。額の傷も治療した様子がある。「この島には誰かいる」と思った少年は、滝で不思議な男性(松尾雄一/DOGGY BAG)と出会った。驚いた少年は逃げ出してしまう。森を抜け、崖に出た少年の前に、別の男(松尾光次/DOGGY BAG)が現れた。彼は不思議な言葉を話す。唯一、判ったことは彼の名が「カヌララ」ということだけであった。カヌララに連れられ、小さな集落に案内された少年は名前を尋ねられる。だが、少年は思い出せなかった。「ヌラ」という名前を与えられた少年に、キララ(緒川たまき)が服を着せる。その時、ヌラの身体に赤い斑点を認めた彼女は、意味有り気にカヌララに目配せした。カヌララたちと暮らすようになったヌラ。そんなある日のこと、島に女(嶋沙耶香)が流れ着いた。「ミラン」と名乗る彼女を加え、集落は賑やかになる。しかし、彼女と入れ替わるようにして、幼いエヴィ(坂野真弥)が死んでしまった。しかも、エヴィの死因について、ヌラ以外は何かを知っている様子。ヌラは戸惑いを隠せなかった。そして、エヴィの死後、島に武装した人間たち(坂上忍ほか)が上陸してくる……。
日本映画の新レーベル「ガリンペイロ」第1弾作品。コストのかかるフィルムを使用せず、撮影から上映までソニーのデジタル・ムービー・カメラHD24p「シネアルタ」を採用していることが、このレーベルの大きな特徴と言えよう。ソニー製のDLP(デジタル・ライト・プロジェクター)で映画を観るのは初めてだったが、なかなかの美しさであった。
どれだけ美しかったと言うと、エヴィの大好きな花が一発で造花だと判るぐらいの美しさである(失笑)。別の例を挙げて言えば、死んだはずのエヴィの胸が上下する様子や足をモゾモゾと動かしている様子までハッキリと判るほどの鮮明さであった(苦笑)。
ところで、カヌララたちが使う「ホギララ語」についてだが、もう少し、どうにかならなかったのかね、コレ(苦笑)。「疑問」だろうが「聞き返し」だろうが全部「ワイ?」だもん(失笑)。架空言語とは言え、『ロード・オブ・ザ・リング』の「エルフ語」のようにキチンと文法構造を確立しておけば、もっとそれらしく聞こえたと思うのだが……。ちなみに、脚本を担当した坂上也寸志氏は、坂上忍氏の実兄である(まじ)。
●おすすめ対象
電力会社の人が観たら怒るだろうなぁ……(冷汗)。
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●一言で言えば……
日本映画なのに字幕を読まされる屈辱……(屈ッ)。