竹山洋と降旗康男の共同脚本を『鉄道員(ぽっぽや)』の降旗康男監督が映画化。ブエナ・ビスタ・インターナショナルによって韓国ほか世界配給もなされた。2001年、日本映画(製作:東映&テレビ朝日&住友商事&角川書店&東北新社&日本出版販売&TOKYO FM&朝日新聞社&高倉プロモーション)。カラー・ビスタ。ドルビー・デジタル。上映時間115分。2001年5月27日より全国東映邦画系にて公開。チェーン・マスターは丸の内東映。配給:東映。興行収入成績:23億3000万円。
昭和64年(平成元年)1月、昭和天皇崩御の報せが駆け巡った日本の鹿児島から物語は始まる。カンパチの養殖を生業としている山岡秀治(高倉健)は、妻である知子(田中裕子)と共にカンパチの生簀まで小さな漁船「とも丸」に乗ってエサやりに来ていた。その帰り道、知り合いの漁師(石橋蓮司)が密航者を手引きしているところを発見したため、海上保安庁に通報。保安庁に事情を説明しに行くことになる。そんな矢先、漁協組合の組合長(小林稔侍)が朝日新聞の記者を連れて現れる。記者は山岡が特攻隊の生き残りだったことをフェリーの船長(夏八木勲)から聞いてやって来たのだ。だが、過去のことを語りたがらない山岡は記者を追い返してしまう。保安庁の事情聴取に向かった山岡と行き違いに、青森から山岡の戦友であり特攻隊の生き残りでもある藤枝(井川比佐志)が孫娘の真美(水橋貴己)を連れて鹿児島にやって来た。藤枝は特攻隊時代にお世話になった山本富子(奈良岡朋子)のもとを訪ねるが、山岡に会うこと無く青森に帰ってしまう。その後、藤枝が天皇の後を追うように死んだことを聞き、山岡は知子と共に慌てて青森へと向かった。しかし、青森への旅行で肝臓を患っていた知子の体調は悪化。医師(中井貴一)から1年半の余命だと告げられる。鹿児島に戻ってきた山岡夫妻は、彼らを慕う若い漁師たち(原田龍二ほか)に手伝ってもらってカンパチの水揚げをしていた。その最中、山岡は富子から特攻で戦死した金山少尉の遺品を韓国の遺族に届けるように頼まれる。金山少尉は在日韓国人だったのだ。突然の祖母の願いに富子の孫娘(小林綾子)は恐縮するが……。
全体的にアングルが単調。そのため退屈な仕上がりになってしまったことが残念である。また、CGのホタルやゼロ戦の合成がチャチでガッカリ(泣)。これが世界に公開されると日本の特撮レベルが低いと思われてしまう。『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』の特技監督である樋口真嗣や『ジュブナイル』のVFXを担当した山崎貴にやらせていれば、作品全体の格も上がっただろうに……。
ところで、韓国人は戦時中に特攻隊として死んだ自国民を自国民だと認めていないそうだ。「誇り高い朝鮮民族は日本のために特攻などはしない」というのが理由らしい。だが、何かを守るために自ら犠牲になることは、とても勇気がいることだ。だから、私は特攻隊として死んでいった人を尊敬している。そのため、朝鮮民族の特攻隊員が命をかけて守ったものが「日本」であったからと言って、彼らの尊厳を踏みにじるような韓国人の対応は許すことが出来ない(怒)。ご先祖様は敬わなくっちゃね(笑)!
ここで気になることが1つ。海外で公開された場合、洋題(?)はどうなるのだろうか。健さんも声を吹き替えられて英語が流暢になるのだろうか(失笑)。何にせよ、海外版に字幕を付けて、もう一度日本で公開して儲けようとするんだろうなぁ〜(苦笑)。
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