■イビサボーイズ GO DJ!
2002年7月23日 渋谷シネパレス

 全英オープニング興行収入記録を塗り変え、3週連続1位を達成。原題『KEVIN & PERRY GO LARGE』。脚本:デイヴ・カミングス&ハリー・エンフィールド。監督:エド・バイ(ドイツ人役で出演もしている)。2000年、イギリス映画(製作:タイガー・アスペクト映画&イコン・プロダクションズ&フラギール映画)。カラー・ビスタ。ドルビーSR。上映時間83分。2002年6月28日から8月1日まで渋谷シネパレスにてレイトショー公開。配給:マイピック。
 1536年5月19日、場所はイギリスのロンドン塔である。不貞の罪で断頭台に送られたアン・ブーリン(ナターシャ・リトル)。そんな彼女の首に、処刑人(ヘンリー・R・エンフィールド)の斧が、今まさに振り下ろされようとしていた。……という本を読んでいたケヴィン(ハリー・エンフィールド)は、ロンドン郊外に暮らすDJ志望のイケてない男子高校生である。今日もまた、親友のペリー(キャシー・バーク)と〈したことのないセックス〉について語り合っていた。ある日、2人はクラスメイトのパーティーに参加。その後、ケヴィンは「パーティーの時、シャロン(アメリア・シャンクリー)と初体験をした」と嘘をつく。だが、すぐに嘘だと判明。ケヴィンは学校中の笑い者になった。ペリーに慰められたケヴィンは脱童貞のため、イビサ島に行くことを決意する。早速、ケヴィンは父親(ジェームス・フリート)と母親(ルイーザ・リックス)にイビサ島行きの費用を要求した。しかし、両親の回答は「ノー」。だが、諦めきれないケヴィンは、郵便局員(クリストファー・エトリッジ)が配達してきた父親のキャッシュカードを黙って拝借する。それを使って銀行から金を引き出そうと考えたのだ。しかし、金を引き出そうとした銀行に強盗(フランク・ハーパー)が乱入。困惑するケヴィンとペリーだったが、偶然も重なり、2人は強盗の撃退に成功する。銀行の支店長(ルパート・ヴァンシッタート)は2人に感謝し、謝礼金を贈った。「これで、イビサ島に行ける!」と喜んだ2人だったが、ケヴィンの両親も付いてくることになりガッカリ。それでも、イビサ島に着いたケヴィンとペリーは、カリスマ的DJであるアイボール・ポール(リス・エヴァンス)と出会い、彼の付き人として巨大クラブ「アムネシア」へ潜り込むことに成功した。脱童貞を目指す2人は、ルックスチェックで用心棒(ポール・ホワイトハウス)に弾き出されたイケてない女の子、キャンディス(ローラ・フレイザー)とポッチャリ系のジェンマ(タビサ・ワディ)に狙いを定めるが……。
 英国で人気のテレビシリーズ『ハリー・エンフィールド・チャムス』を映画化したのが本作。ちなみに、ケヴィン役のハリー・エンフィールドは1941年生まれである。なんと、60歳間近の爺さんが男子高校生を演じていたのである(苦笑)!!だが、驚くのは、まだ早い!!ペリーを演じたキャシー・バーク(1964年生まれ)なんて、40歳近いオバハンなのだ(爆笑)!!どう考えても、男子高校生には見えない2人(1人は性別さえも超えている)。しかし、見慣れてくると、そんなに違和感があるわけでも無いから不思議だ(ぉぃぉぃ)。
 ところで、イビサ島とは地中海に浮かぶスペインの有名なリゾート地のこと。日本で言うところの新島か(いや、イギリスから物語の始まる本作品にとって、イビサ島は国外である。だから、ハワイにしとこう)。
 ニキビをつぶすと膿(?)が「ブシュ!」と出たり、ゲロまみれになったりと、ばっちいネタのオンパレード(苦笑)だが、それさえ気にしなければ、内容はまっとうな青春映画である(だけど、下ネタ嫌いな人には、ちょっとツライかも……)。キャラクター設定も興味深く、特に、ケヴィンとペリーに肩入れするアイボールの運転手バズ(スティーヴ・オドニル)が良かった。また、『シッピング・ニュース』で地元紙の社員役だったリス・エヴァンスが、かなりイヤな野郎を演じていたのも印象に残っている。そう言えば、キャンディス役の女の子は『ディボーシング・ジャック』の女子大生や『ROCK YOU![ロック・ユー!]』の女鍛冶屋を演じてた子だったなぁ〜。個人的にはレイノス映画賞ノミネート・クラスの良作と考える。オススメ作だ(まじ)!!

●おすすめ対象
 童貞(もしくは、処女)は必見!?かつて、童貞(もしくは、処女)だった人も楽しめる(苦笑)。

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●一言で言えば……
 お下劣!?童貞(&処女)喪失物語(サクセス・ストーリーのオマケ付き)♪


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