■クローン −人間爆弾逃亡−
2001年10月16日 銀座ガスホール(現:廃館)

 原題『IMPOSTOR』。原作はフィリップ・K・ディックの『にせもの』。監督:ゲイリー・フレダー。脚本:エレン・クルーガー(『隣人は静かに笑う』、『スクリーム3』ほか)&キャロライン・ケース&デヴィッド・トゥーイ。脚色:スコット・ローゼンバーグ。2001年、アメリカ映画(製作:ディメンション映画)。カラー・ビスタ。ドルビー・デジタル&DTS&SDDS。上映時間102分。2001年10月27日より全国松竹・東急洋画系にて公開。チェーン・マスターは丸の内ピカデリー2。配給:ギャガ=ヒューマックス共同配給。
 2079年、異星人ケンタウリと戦う地球が舞台。ケンタウリの猛攻から逃れるため、人類はバリアに守られた街に住んでいた。スペンサー・オーラム(ゲイリー・シニーズ)もバリアに守られた街に住む1人。兵器開発局に勤務している科学者だ。その日も、いつもと同じように開発局に出勤し、いつもと同じように技術者(フィル・ホーン)と挨拶を交わしたスペンサー。だが、なぜか今日に限って、彼に対する入館チェックが厳しい。いぶかしく思うスペンサーの前に1人の男が現れた。男は保安局のハサウェイ少佐(ヴィンセント・ドノフリオ)。ハサウェイはスペンサーに謎の薬を注射するや、彼を拘束し、どこかへと連れ去ってしまう。目を覚ましたスペンサーが見たものはイスに拘束された自分と窓の外から自分を眺める親友ネルソン・ギッツ(トニー・シャルハウブ)らの姿だった。ハサウェイはスペンサーが女議長(ティム・ギーニー)を爆殺するためにケンタウリから送り込まれたスペンサーそっくりの人間爆弾だと主張する。自分が「スペンサーの偽者」として殺されようとしていることに気付いたスペンサーは、ハサウェイの隙をついて脱走。しかし、脱走途中、誤ってネルソンを射殺してしまう。自分が本物のスペンサーであることを証明するため、医師でありスペンサーの妻であるマヤ(マデリーン・ストウ)に連絡を取るスペンサー。だが、ハサウェイは部下であるブロウズ中尉(シェーン・ブローリー)を使ってスペンサーを執拗に追いかける。スラム化した地区「ゾーン」で、ハサウェイたちを撒いたスペンサーだったが、ゾーンの住人であるケール(メキ・ファイファー)に捕まってしまった。しかし、スペンサーは交換条件を提示してケールの協力を得ることに成功。ゾーンの女医ゾナー・メンサ(ニジェール)にシム・コードを摘出してもらったスペンサーは、ケールと共にマヤが勤務する病院に侵入した。看護婦たち(ラッチェル・ルットレル&ダイアナ・ミランダ)の目を盗んで薬を盗み出したケールと別れたスペンサーは、自分が本物であることを証明するため、マヤの同僚キャロン(ジャック・トゥルーマン)を脅し、病院に保存されていた自分の身体データと今の自分のデータを比較させるが……。
 地味……もとい、渋い映画である(失笑)。冒頭のケンタウリによる地球侵略シーンも物足りない……もとい、あっさりしたものだった(苦笑)。メカ・デザインも面白味に欠ける……もとい、シンプルだ(冷汗)。ゾウリムシそっくりの公共交通機関の名称が「バグ(虫)」と言うところなんて見たまんま……もとい、ピッタリ(失笑)。街を守るバリアの表現の仕方は『ファイナルファンタジー』のバリアシティを、そのままパクってきた……もとい、参考にしているようだ(苦笑)。
 『ファイナルファンタジー』と言えば、劇中に登場するCGゲイリー・シニーズは胸毛まで再現されていて一見の価値あり(爆笑)!また、『隣人は静かに笑う』(←1999年度レイノス映画賞洋画賞受賞作。必見!)や『スクリーム3』などで観客をアッと言わせたエレン・クルーガーの脚本も見所!
 ところで、映画を観る限り人間爆弾は戦術級核兵器並みの破壊力を持つ。これだけの破壊力があれば、別に標的に接近しなくても、楽に目標を破壊できるのではないだろうか……(苦笑)。

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●一言で言えば……
 地味……ドッカーン(爆死)!!


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