韓国映画興行史上第1位の観客動員成績を誇った大ヒット作。原作はパク・サンヨクの『DMZ』。監督&脚本:パク・チャヌク。脚本:キム・ヒョンソク&チョン・ソンサン&イ・ムヨン。原題は『共同警備区域JSA』。2000年、韓国映画(製作:ミョン・フィルム&CJエンタテインメント&KTBネットワーク)。カラー・シネスコ(1:2.35)。ドルビー・デジタル。上映時間110分。2001年5月26日より全国東宝洋画系にて公開。チェーン・マスターは日比谷スカラ座1。6月30日よりチェーン・マスターを日比谷映画に変え、続映。配給:シネカノン&アミューズピクチャーズ。提供:シネカノン&アミューズピクチャーズ&TOSHIBA&日本テレビ&衛星劇場&中央映画貿易。興行収入成績:11億6000万円。
1999年10月28日午前2時16分、北朝鮮と韓国の軍事境界線上にあるJSA(共同警備区域)で、韓国軍と北朝鮮軍が軍事的衝突を起こした。当事者である両国は中立国監督委員会に事件の究明を依頼。永世中立国であるスイスから、朝鮮人とスイス人のハーフであるスイス軍女性将校ソフィー・チャン(イ・ヨンエ)が捜査官として派遣された。衝突のきっかけとなったのは、北朝鮮側に拉致された韓国側の歩哨イ・スヒョク兵長(イ・ビョンホン)が脱出する際、北朝鮮のチョン・ウジン兵士(シン・ハギュン)を射殺したことだと韓国側は主張するが、北朝鮮側の主張とは食い違いを見せる。ソフィーは生き残った北朝鮮兵士オ・ギョンピル士官(ソン・ガンホ)に事件の真相を尋ねるが、彼は答えなかった。再び韓国へと戻ってきたソフィーは、事件当日、スヒョクと歩哨所に勤務していた韓国兵ナム・ソンシク一等兵(キム・テウ)から事情を聴こうとするが、嘘発見機による尋問をほのめかした途端、ソンシクは自殺を図ろうとする……。
第2次世界大戦後、アメリカとソ連(現ロシア)によって南北に分断されてしまった朝鮮半島と朝鮮民族。その「南北分断」をテーマにした泣ける作品と言えば『シュリ』が思い出されるが、あちらがラブ・ストーリーだったのに対し、こちらは友情物語となっていた。
韓国では、この映画のために建設された板門店のオープンセットが観光地となっているらしい。なぜなら、外国人とは違って韓国人は板門店に自由に出入りすることができないからだ(特別な許可が必要らしい)。北朝鮮の独裁者である金正日も、この作品には興味を示しているようで、配給会社からフィルムが送られたと聞く(金正日の感想は未だ返ってきていないそうだが)。
さて、映画についてだが、とにかく「漢(おとこ)ムービー」の一言に尽きる(笑)。スイス軍女性将校ソフィー・チャンなど女性も出てくるが、物語の主役は漢(おとこ)たち。そのせいか、ソフィーが担当する謎解きの部分が、漢(おとこ)たちの友情物語の部分に比べて、イマイチ盛り上がらなかったことが残念である(涙)。
●おすすめ対象
漢(おとこ)も泣けるが、淑女も泣けるぞ!!
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●一言で言えば……
韓国発「漢(おとこ)泣き」ムービー!!