ハリウッド映画を超えるVFXが話題の作品。日本の風土に合った下町的SF感覚を有する脚本が魅力的。監督&脚本:山崎貴。2000年、日本映画(製作:フジテレビジョン&メディアファクトリー&小学館&IMAGICA&三井不動産&JR東日本企画&白組&ROBOT)。カラー・ビスタ。ドルビー・デジタル。2000年7月15日より全国東宝邦画系にて公開。チェーン・マスターは日劇東宝(現:日劇2)。配給:東宝。興行収入成績:11億円。
2000年の日本、とある漁港町が舞台。坂本祐介(遠藤雄弥)、大野秀隆(清水京太郎)、松岡俊也(YUKI)、木下岬(鈴木杏)は同じ小学校に通う仲良しグループである。彼らがサマースクールの最中、森の中で発見したのが、謎のロボット・テトラ(声:林原めぐみ)であった。ロボットヲタクの祐介は、テトラを自分の家で飼うことにする。テトラは祐介たちが集めたガラクタから足を作り出し、インターネットで勉強したいと祐介に願った。インターネットを無断で使用しようと、町の変人発明家・神崎宗一郎(香取慎吾)の家に忍び込むが、神崎に見つかってしまう。だが、神崎は怒らず、自分が研究しているタイムマシンを祐介たちに見せてくれた。祐介は神崎の技術に驚嘆し、テトラの制作者だと思い、テトラを神崎に返そうとする。しかし、神崎は自分の作品ではないと言い、逆に、テトラに使用される高度な技術に感嘆した。同時刻、日本上空2万メートル。巨大な宇宙船から強襲船が次々と飛び立つ。宇宙船に乗っているのは、クジラ座タウ星第4惑星ボイドに住むボイド星人であった。彼らは変身能力を駆使し、岬の従姉妹・木下範子(酒井美紀)と入れ代わり、地球の調査を開始する。さらに、ボイド星人は日本の排他的経済水域である200海里地域に、巨大な三角錐を建設した。一体、ボイド星人の目的とは何なのか?そして、テトラはどこから来たのか?大きな謎を残したまま、テトラは姿を消してしまった……。
日本映画を観ない人に、その理由を尋ねると大抵「邦画は迫力が無いから、つまらない」という答えが返ってくる。これは、間違った認識であると断言したい。日本映画ほど刺激的でロマンティックで感動的な映画ジャンルは無い!!そんな日本映画に、また一つ傑作が生まれた。『ジュブナイル』である。
まず、何と言っても、ハリウッド映画を凌駕するVFX(ビジュアル・エフェクト)がスゴイ!!ILMも裸足で逃げ出す出来だ。特にテトラと祐介が乗り込む巨大ロボット「ガンゲリオン(このネーミングはガンダムとエヴァンゲリオンから?)」が、素晴らしい!!まさか、20世紀中にこのような映像が観られるとは……(感動)。さすが、ロボット先進国・日本!!ハリウッドにはマネできまい!!また、映像だけがウリではない。俳優陣に目を移せば、香取慎吾がユーモア溢れる演技を披露していてGOOD!!この香取慎吾は必見である!!
さて、この作品によって、脚本とVFXを担当した山崎貴監督は日本映画の新世代を代表する監督として認知された。私が思うに、山崎監督は日本のリュック・ベッソンになれるのではなかろうか!?フランス映画に娯楽性をもたせて復活させた偉大な彼のように、山崎監督が日本映画に新たなる飛躍を与えてくれることを願ってやまない。
●おすすめ対象
幅広い年代が楽しめる良質の娯楽作。洋画しか観ないという方にもオススメ。
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●一言で言えば……
下町SF冒険活劇!!