■K−19
2002年11月26日 有楽町よみうりホール

 原題『K−19:THE WIDOWMAKER』。原作:ルイス・ノーラ。製作総指揮:ハリソン・フォード。監督:キャスリン・ビグロー。脚本:クリストファー・キール。2002年、アメリカ=イギリス=ドイツ合作(製作:IMF&パラマウント映画&インターメディア・フィルムズ&ナショナル・ジオグラフィック・フューチャー・フィルムズ&パロマー映画&ファースト・ライト)。カラー・シネスコ。SDDS&DTS&ドルビー・デジタル。上映時間138分。2002年12月14日より全国東宝洋画系にて公開。チェーン・マスターは日比谷スカラ座1(現:日比谷スカラ座)。配給:日本ヘラルド映画(現:角川ヘラルド映画)。興行収入成績:14億5000万円。
 出演者は以下の通りである。アレクセイ・ボストリコフ艦長(ハリソン・フォード)。ディミトリ・ネヴスキー(サム・スプルエル)。ミハエル・ポレーニン艦長(リーアム・ニーソン)。原子炉担当パヴェル・ロクテフ(クリスチャン・カマルゴ)。原子炉担当士官ヴァディム・ラドチェンコ(ピーター・サースガード)。ヴァディムの恋人カーチャ(ナターリア・ヴィンティロヴァ)。K−19の亡命を疑うツェレントフ陸軍元帥(ジョス・アークランド)。ボストリコフ艦長を信じるブラティーフ海軍提督(ジョン・シュラプネル)。軍医サフラン(ドナルド・サンプター)。交通事故死するガブリエル医師(ルボミール・ミキチウク)。
 1961年に原子炉の冷却水漏れ事故を起した原子力潜水艦K−19の実話を基に制作された作品である。本作の特筆すべき点は、日本映画以外で、放射能災害をリアルに描いた珍しい作品という点に尽きるだろう。以前、某が鑑賞した『トータル・フィアーズ』では、“強力な爆弾”という認識で“核爆弾”が描写されていて、被爆国の国民としては情けない気持ちでイッパイだった(涙)。
 被曝描写が真に迫る素晴らしさだったのに、ロシア人をアメリカ人やイギリス人が演じ、全編英語というハリウッド丸出しの作り方に疑問を禁じ得ない。ロシア人俳優を起用して、全編ロシア語で制作していれば、文句無しで傑作になったであろう。惜しい作品である。

●おすすめ対象
 本作の被曝描写なら被曝者も納得?

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●一言で言えば……
 実話モノにハズレ無し!!


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