■剣地獄
2002年8月1日 テアトル池袋(現:廃館)

 英語題『CHANG−BARA』。脚本:NAKA雅MURA。監督:佐藤敏宏。音楽:TORSTEN RASCH。2001年、日本映画(製作:日活&グルーヴコーポレーション&エクセレントフィルム)。カラー・ビスタ。モノラル。DLP上映。上映時間93分。2002年7月27日から8月2日までテアトル池袋にてレイトショー公開。配給:グルーヴコーポレーション。
 舞台は日本の某所。侍たちが活躍していた時代に、その男(永澤俊矢)は旅人を襲っては刀を集め、山でイメージ・トレーニングを重ねていた。男が少年(浅利陽介)だった頃、彼の父(森羅万象)は敵(須藤雅宏)に殺されている。男の父が敵の父(石山雄大)を殺したことが、その原因だ。ある日、男は、仇討ちのために家を出た弟(京極歩)を探す女(宮村優子)と出会う。彼女と別れた後、1人の浪人(大杉漣)と遭遇した男は、その浪人が女の弟が追っている仇であると気付き、斬るのを止めた。やがて、家老(左とん平/特別出演)の警護のため、敵が山を登って来ることを知った男は、待ち伏せ作戦を実行するが……。
 映像に関して言えば、『花神』と同様の問題点があった。また、ストップモーションやスローモーションになると、なぜか、薄いモザイクがかかったようになる(失笑)。薄消しか(苦笑)!?なんか、エロいぞ(失笑)!!だから、「R−15指定」なのか(苦笑)!?……映像以外に目をやっても、雨天だというのに着ている物がまったく濡れていないシーンがあったりと、作品の完成度はイマイチ。ちなみに、本作の監督である佐藤敏宏は、「今昔伝奇」シリーズ(『花神』&『座敷童 百物語』&『剣地獄』)の企画プロデューサーも務めているそうだ。
 さて、前半は何をやっているのか良く理解できないかもしれないが、我慢して観ていれば、やがて、疑問も氷解すると思う。クライマックスである盛り沢山のチャンバラ場面は見応えがあった。5〜6台のカメラを同時に回していた成果だろう(『ダンサー・イン・ザ・ダーク』では同時に100台のカメラを回していたが……)。低予算ながらも面白かった。
 ところで、この「今昔伝奇」シリーズ、仇討ち姉弟が主演の『乱』という第4弾も企画されていたらしい。だが、この企画はボツになり、仇討ち姉弟の設定だけが、本作品に吸収されたそうだ。『花神』のみが2週間公開で、他の2作が1週間公開だったのは、この幻の第4作が潰れたせいであろう(失笑)。あと、奥田瑛二が監督したエンディングだが、イルミネーション輝く街並が星屑になって消えるというモノだった(オープニングは『花神』と同じ)。なかなか美しい。

●おすすめ対象
 とにかく「チャンバラ・シーン」が観たい人にオススメ♪

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●一言で言えば……
 チャンバラ!チャンバラ!チャンバラ〜!死んでも、チャンバラじゃ〜い!!


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